各部局の教務委員、FD専門委員を対象にして、
a. 徳島大学FDの課題について、他大学FD活動と比較して理解し、その解決策を提案できる
b. 本学の教育理念について、外国の事例と比較してその異同を指摘できる
c. 本学の対学生サービス基準について、他大学及び大学基準協会の基準を参照にしつつ作成できる
d. 本学の対社会サービス基準について、大学基準協会の基準等を参照にしつつ作成できる
e. 新任教官の策定した共通教育科目について、改善促進の視点から助言できる
f. FDリーダー間の仲間作りができる、を狙いとして実施しました。
【開催期日】
2003(平成15)年6月7(土)~8日(日)
【会場】
国立淡路青年の家
【対象者(敬称略)】
総合科学部:荒木秀夫、桑原類史
医学部 :吉崎和男
歯学部 :羽地達次、中條信義
薬学部 :高石喜久、福井裕行
工学部 :本仲純子、田中均
全学共通教育センター:桑折範彦、近藤裕子
高度情報化基盤センター:大恵俊一郎
【運営メンバー】
大学開放実践センター:廣渡修一、高度情報化基盤センター:金西計英
【内容】
大学教育委員会+FD専門委員
【FDリーダーワークショップ日程】
9:30 国立淡路青年の家に到着・記念写真撮影
時刻 | 内容 | 場所 |
---|---|---|
9:30-10:00 | ・鍵の受け渡し、部屋の確認 | 特別第1研修室 |
10:00-10:30 | (1)オリエンテーション ・徳島大学とFDへの期待、新任教官への期待 ・研修のねらいと意義 ・進め方とスタッフ紹介 |
特別第1研修室 |
10:30-12:10 | (2)WS=「徳島大学FDの当面の課題と その解決」について |
3階会議室 |
12:20-13:00 | 昼食(12:00-12:20) 休憩 | 食堂 |
13:00-13:50 | (3)講義「FDとは何か、何が求められているか」 (愛媛大学)佐藤浩章 ・国立大学におけるFDとは何か ・愛媛大学のFD・SDの現状と課題 |
特別第1研修室 |
14:00-15:30 | (4)WS=「愛媛大学FD・SDから学ぶこと」 「徳島大学FDの当面の課題とその解決」について |
3階会議室 |
15:30-18:00 | (5)WS=「徳島大学の教育理念とその具体化」について | 3階会議室 |
18:00-19:30 | 夕食 風呂他 | 食堂・浴室 |
19:30-21:00 | (6)WS=「徳島大学の対学生サービス基準」について | 3階会議室 |
21:00-22:00 | 懇親会 | 特別第1研修室 |
22:00 消灯
第2日(2003年6月8日 日曜日)
時刻 | 内容 | 場所 |
---|---|---|
-7:10 | 朝の散歩 | 吹上浜 |
7:10-7:20 | 朝の集い | つどいの広場 |
7:30-9:00 | 朝食(7:30-7:50) 8:45部屋点検・退室 | 食堂 |
9:00-11:50 | (7)WS=「徳島大学の対社会サービス基準」について | 3階会議室 |
12:00-13:00 | 昼食(12:00-12:20) 休憩 | 食堂 |
13:00-15:30 | (8)演習「授業づくりと教材研究」発表会 [15分発表+討議・検討10分]×3G ・授業研究会の進め方 ・講評と改善ポイント |
特別第1研修室 |
15:30-15:50 | コーヒーブレイク | |
15:50-17:00 | (9)終わりのWS=「プログラムのまとめ」 ・学習したこと、得たこと ・これからどう仕事に生かすか ・グループの解散式 (10)リーダーワークショップ討議結果報告(報告者から) (11)アンケート (12)おわりの言葉、青年の家からの挨拶 |
特別第1研修室 |
17:00バス発車→18:00常三島キャンパス着
ワークショップの実際(ワークショップで使用したインストラクションを掲載)
注:全体プログラムの時間配分を若干修正して実施しました。
◆FDリーダーワークショップの進め方について
①FDリーダーワークショップでは、全部で9つのセッションを予定しています。この内、いわゆるワークショップ形式で課題に対するアウトプットを作成するセッションが合計5つ用意されています(しおりの背景が白のセッション)。
②これらのセッションについては、それぞれに「インストラクション」が配付されます。ワークショップでは、この他に別途用意した「FDリーダーワークショップ 資料」が必要です。「インストラクション」の指示に従って、「資料」を読み、それぞれについてのアウトプットを作成し、それらを発表し合ってFDに対する相互の認識を高めるのが狙いです。本プログラムの趣旨をご理解くださり、ご協力のほどお願い申し上げる次第です。
◆グループ分けについて
参加者を次の2つのグループに分けさせていただきます。グループは、最後のセッションまで同じメンバーです。
グループ分け(敬称略)
A班:荒木、吉崎、中條、福井、田中、近藤
B班:桑原、羽地、高石、本仲、桑折、大恵
◆役割分担について
各グループでは次のような役割を決めます。セッションごとに相互に交代しながら行ってください(1セッション3名)。
役割:司会(A)(B)、記録(A)(B)、全体討議発表(A)(B)
その前に:2日目の「プログラムのまとめ」における発表者をお二人選びます。各グループでじゃんけんをして、最後に勝った人がこの大役を務めます。(A )(B )
それでは、一番目のワークショップに入ります。
2日間を通じて、大学開放実践センターの廣渡と高度情報基盤センターの金西が進行役を務めます。
1番目のワークショップに関するインストラクション
第1日目:6月7日(土)10:30-12:05
(1)
⇒ (2)■WS=「徳島大学FDの当面の課題とその解決」について
A・Bグループごとに5分間のプレゼンテーション用シートを作成します。
(2)
10:30-10:35 本時の狙いと進め方に関するインストラクション(廣渡)
10:35-10:40 グループ分けと役割分担の確定
10:40-10:45 基礎資料の5分間リーディング
基礎資料:「全学FD推進プログラムの成果とこれから」
10:45-11:15 ワークショップ①:
当面の課題について(カード式発想法による課題の抽出と分類・整理・
プレゼンテーション用シートの作成)
11:15-11:45 ワークショップ②:
解決法について(カード式発想法による解決法の抽出と分類・整理・
プレゼンテーション用シートの作成)
註:ワークショップ①・②は続けても構いません。
11:45-12:00 全体討議(プレゼンテーション用シートに基づくグループ発表と討議)
(司会:廣渡)
全体討議の進め方
Aグループ発表 5分
Bグループ発表 5分
発表に関する質疑応答 5分
12:00-12:05 午後のプログラム及び昼食に関するインストラクション(廣渡)
2番目のワークショップに関するインストラクション
第1日目:6月7日(土) 14:00-15:30
(1)
⇒(4)WS=「愛媛大学FD・SDから学ぶこと」「徳島大学FDの当面の課題とその解決」について (講師 佐藤浩章先生をゲストに迎えて)
A・Bグループごとに5分間のプレゼンテーション用シートを作成します。
(2)
14:00-14:05 本時の狙いと進め方に関するインストラクション(廣渡)
14:05-14:30 (3)講義に基づく質疑応答・意見交換
役割:ゲスト 佐藤浩章先生
司会 廣渡
記録 金西
14:30-15:00 ワークショップ:愛媛大学FD・SDから学ぶこと
(カード式発想法による「学ぶこと」の抽出・分類・整理・プレゼンテーション用シートの作成)(A・Bグループに分かれて)
15:00-15:15 全体討議(プレゼンテーション用シートに基づくA・Bグループ発表と討議)(司会:廣渡)
全体討議の進め方
Aグループ発表 5分
Bグループ発表 5分
発表に関する質疑応答 5分
15:15-15:25 講評 佐藤浩章先生
15:25-15:30 次のプログラムに関するインストラクション(廣渡)
3番目のワークショップに関するインストラクション
第1日目:6月7日(土) 15:50-17:50
(1)
⇒ (5)■WS=「徳島大学の教育理念とその具体化について」
A・Bグループごとに5分間のプレゼンテーション用シートを作成します。
(2)
15:50-15:55 本時の狙いと進め方に関するインストラクション(廣渡)
15:55-16:15 基礎資料の20分間リーディング
基礎資料:「徳島大学『教養教育』評価報告書」 ハーバード大学の
教育課程」、より
16:15-16:45 ワークショップ①:
徳島大学の教育理念とハーバード大学の教育理念(カード式発想法による
両大学の教育理念の異同について、その抽出・分類・整理・プレゼンテー
ション用シートの作成)(A・Bグループに分かれて)
16:45-17:15 ワークショップ②:理念と現実のはざま(本学における問題点)(カード
式発想法による問題点の抽出・分類・整理・プレゼンテーション用シート
の作成)
(A・Bグループに分かれて)
註:ワークショップ①・②は続けても構いません。
17:15-17:30 全体討議(プレゼンテーション用シートに基づくA・Bグループ発表と討議)(司会:廣渡)
全体討議の進め方
Aグループ発表 5分
Bグループ発表 5分
発表に関する質疑応答 5分
17:30-17:35 夕食・入浴及び夜のプログラムに関するインストラクション(廣渡)
4番目のワークショップに関するインストラクション
第1日目:6月7日(土) 19:30-20:55
(1)
⇒ (6)■WS=「徳島大学の対学生サービス基準について」
A・Bグループごとに5分間のプレゼンテーション用シートを作成します。
(2)
19:30-19:35 本時の狙いと進め方に関するインストラクション(廣渡)
19:35-19:50 基礎資料の15分間リーディング
基礎資料:「"学びの杜ワセダ"再生プロジェクト」「大学評価」
「大学・学部における主要点検・評価項目」、より
19:50-20:20 ワークショップ:対学生サービス基準の作成
(カード式発想法による対学生サービスに関する項目あるいは基準の抽出・
分類・整理・プレゼンテーション用シートの作成)(A・Bグループに分かれ
て)
註:「学生サービス」の概念は、教育実践それ自体から福利厚生面まで幅が広いので、このワークショップでは、基本的に教育実践それ自体を中心に考えることにします。
20:20-20:35 全体討議(プレゼンテーション用シートに基づくA・Bグループ発表と討議)(司会:廣渡)
全体討議の進め方
Aグループ発表 5分
Bグループ発表 5分
発表に関する質疑応答 5分
20:35-20:40 懇親会及び明朝の集い、朝食及び(7)WSに関するインストラクション(廣渡)
5番目のワークショップに関するインストラクション
第2日目:6月8日(日) 10:00-11:30
(1)
⇒ (7)■WS=「徳島大学の対社会サービス基準について」
A・Bグループごとに5分間のプレゼンテーション用シートを作成します。
(2)
10:00-10:05 本時の狙いと進め方に関するインストラクション(廣渡)
10:05-10:25 基礎資料の20分間リーディング
基礎資料:「徳島大学 教育サービス面における社会貢献」「徳島大学
研究活動面における社会との連携及び協力」「大学ランキング」2002年版
「大学評価 社会貢献」、より
10:25-10:55 ワークショップ:対社会サービス基準の作成(カード式発想法による対
社会サービスに関する項目ないし基準の抽出・分類・整理・プレゼンテー
ション用シートの作成)(A・Bグループに分かれて)
10:55-11:10 全体討議(プレゼンテーション用シートに基づくA・Bグループ発表と討議)(司会:廣渡)
全体討議の進め方
Aグループ発表 5分
Bグループ発表 5分
発表に関する質疑応答 5分
11:10-11:15 昼食および午後のプログラムに関するインストラクション(廣渡)
FDリーダーのみのセッションはこれで終わりです。昼食後は基礎プログラム参加者と合同のセッションとなります。あと一息です。最後までがんばりましょう。
最後のセッションでまとめを発表される先生は、そのご準備をお願いいたします。
ワークショップでは、インストラクションに基づいて参考資料(総計40ページ分)を読了し、カード式発想法により課題の抽出と分類・整理を行いました。また、これに基づいてOHPシートによるグループ発表と質疑応答、意見交換を行いました。全員最後まで集中力を持続して参画し、充実した内容の成果を発表できました。