平成23年度徳島大学全学FD実施計画

 

平成22年11月10日FD専門委員会 承認
平成22年11月17日大学教育委員会 承認

1.基本方針
平成23年度全学FD推進プログラムの立案に当たっては,「徳島大学全学FD推進プログラム第4期計画の基本方針」(平成23~25年度)を踏まえ,プログラム内容の充実に努めるとともに,参加者の拡大を図り,本学教育力の向上に貢献する。
また,大学教育委員会,特にFD専門委員会での協議の下,学生の入学から卒業・修了までの全学習課程を視野におさめながら全学FDを実施し,学内のより良い教育実践例を正しく評価し,ノウハウの共有化を図るとともに,FD推進プログラムへ参加する徳島大学スタッフ間の連携を強化する。

2.FD推進プログラムの実施計画
平成23年度は第4期計画の1年目であり,これまで3期9年間の実績を踏まえつつ,新たなプログラムも企画する。今期の新規プログラムの基本的視点は,各学部・学科内,および学部・学科間のFDコミュニティの形成である。また,SPOD活動,特にT-SPODの充実・実質化を進めるために大学を超えた徳島県内の大学間FDコミュニティの形成を図ることにある。新しい視点に基づいた計画の円滑な実施を図り,目的の着実な達成に寄与するために,これまでに行ってきた学部FDへの経済的支援に加えて,学部間FDプロジェクトに対する支援も行うこととする。
これまでに実施してきた各種プログラムは次の計画に従い継続する。

a.FDファシリテーター養成研修(SPOD東四国:徳島、香川)
【対象者】学内各学部・共通教育センター各2名(計12名),徳島県下(T-SPOD)・香川大学FD担当者及び香川県下(SPOD)の各大学から計12名程度の参加者を募る
【開催時期】平成23年6月25日(土)・26日(日)(1泊2日)
【場所】独立行政法人国立淡路青少年交流の家
【内容】各学部・部局および大学のFDニーズを把握し,FD推進計画の作成・評価の過程を体得する。

b.教育力開発基礎プログラム
【対象者】講師または准教授昇任後2年以内の教員(他大学での経験もカウントする)+学部からの推薦者(助教及び教授),SPOD関係初任者教員

  • 対象者に対してできるだけ早い時期にコンタクトをとり,それぞれの教員の受け持ちコマ数や科目名・講義時間等を把握し,ニーズ調査を継続的に行う。


【開催時期】平成23年8月上旬
【場所】授業研究インテリジェントラボ他
【内容】各校の教育の質向上及び問題解決のための相互交流と日常的な教育改善のための研修とする。

  • FD専門委員の先生にも講師として入ってもらう。



c.授業コンサルテーション・授業研究会
【対象者】「教育力開発基礎プログラム」受講者+希望者
【開催時期】随時
【場所】各学部を会場として実施
【方法】大学開放実践センター教員が中心となり授業改善のためのコンサルティングを行う。方法としては,授業参観の機会を提供してもらい,ビデオ録画した授業をもとにして,その後授業研究会を行う。学部FD委員会と共催で開催する。

d.FD・SDセミナー
【対象者】全学の教職員及びSPOD関係教職員
【開催時期】奇数月に実施(年4回程度)(候補月)5月,7月,9月,11月,1月
アフターファイブ等の時間帯を利用して開催
【場所】授業研究インテリジェントラボ等
【内容】テーマを広げて実施する。遠隔講義システムを活用して参加しやすい状況を作る。
(案)

  • アカデミック・ポートフォリオ
  • 図書館施設を利用した教材づくり
  • Free softwareを利用した教材づくり
  • Moodleを利用したオンライン教材づくり
  • 教育賞受賞者による話題提供
  • オンラインコースの設計法
  • 講義法を見直す
  • 授業で使えるゲーム
  • "失敗"した授業の特徴


e.大学教育カンファレンス in 徳島
【対象者】全学の教職員,学生,一般市民,SPOD関係教職員
【開催時期】年度末(1月~3月)
【場所】大学開放実践センター等
【内容】
(案)

  • 授業改善に関する実践報告
  • 徳島県下の大学等よりFD・SDに関する報告をしてもらう


f.『大学教育研究ジャーナル第9号』の発行
時期:平成24年3月末

(検討課題)
非常勤講師のためのFDプログラム
次年度全学FD活動の進め方について

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