大学院先端技術科学教育部長あいさつ

河村教育部長写真

徳島大学大学院工学系分野は、昭和39年(1964年)に修士課程4専攻からなる工学研究科として発足しました。その後、平成3年(1991年)に博士後期課程3専攻が設置されるとともに、当時の修士課程9専攻が博士前期課程5専攻に改組されました。さらに平成18年(2006年)に再度改組され、先端技術科学教育部(博士前・後期各3専攻)となり現在に至っています。教育を受ける学生が所属する先端技術科学教育部と、研究活動を行う教員が所属するソシオテクノサイエンス研究部からなっています。教員は、学部と教育部を併任して学部および大学院生の教育を行います。

先端技術科学教育部は、2年の博士前期課程と3年の博士後期課程からなっており、学部7学科の教育分野をより専門的に積み上げた3専攻7コースからなっています。近年は、学部卒業生の半数を超える学生が博士前期課程に進学しています。前期課程では、さらに2年間の研究活動に取り組み、専門分野に関する幅広い研究力を身につけることができます。また、教育プログラムは社会のニーズに応えられるように6年一貫教育を意識して体系化されています。これらのことは、学生のキャリアデザインにも有利にはたらき、多くの学生が希望する有力企業に就職できています。博士後期課程では、さらに特化した専門分野の研究で研究力を高め、国の内外で活躍できる自律した研究者を育成しており、大学、高専の教員や企業の研究所等で活躍する人材を輩出しています。

一方、「グローバル化」は資源の乏しい我が国にとり重要なキーワードです。本教育部では、英語のみで講義を履修できる教育プログラムや協定外国大学とのダブルディグリー制度も設けており、グローバル高度専門技術者や研究者の育成にも取り組んでいます。

先の未曾有の震災で、私たちが日頃享受している豊かな生活は、とても脆い基盤の上にあることが改めて示されました。それでも私たちは、互いに強い絆で支え合い、現在そして次の世代に物心両面で幸福と思うことができる社会を築き、伝えていかなければなりません。工学は、環境に配慮し文化や文明を持続的に発展させるとともに精神的に豊かな社会を実現するために欠くことのできない学問分野です。その担い手となる人材育成は我が国の最重要課題と云えます。ぜひ多くの志ある学部生ならびに既に社会で活躍しておられる方々が本教育部に入学され研鑽に努め、傑出した人材として巣立っていただきたいと願っています。


 

 

徳島大学大学院先端技術科学教育部長

徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部長

 

河 村 保 彦

 

最終更新日:2014年4月1日