muto_yasu.png 徳島大学理工学部は平成28年4月に、総合科学部の理系学科と工学部から作られた新しい学部です。理工学部への統合前の工学部はその歴史は古く、1922年に徳島高等工業学校として設置され、平成29年に96年目を迎えました。工学部としては中四国地区工学部では学生定員が一番多く、約4万人以上の卒業生を社会に輩出し多くのOB・OGが活躍されておられます。総合科学部は1874年設立の徳島師範期成学校を基に設立された教育学部から1986年に文理融合教育を目指し設置された学部で、人文・社会・理学分野の教育と教員養成が行われてきた学部です。
 近年、産業のグローバル化が進み、日本が得意としてきた改良による安価で高信頼性・高機能なモノ作りから脱皮する必要性が高まり、社会からは大学でのイノベーション教育が強く求められるようになってきました。その要望に応えるためには工学のそれも狭い専門分野だけでなく、理学も含めた広範囲な分野の勉学が求められるようになってきました。その一方で社会からは現在も既存の人材育成も求められていることから、理工学部を作り、旧総合科学部で行ってきた理学教育と教員養成教育、旧工学部で行ってきた工学教育も残しながら、工学のセンスをもった理学者、理学のセンスを持った工学者の育成ができる体制に整備しました。
 その理工学部があるキャンパスの近くには十分整備されたアパートが豊富にあり、66%の下宿生が4万円未満の家賃で住んでいます。そこからキャンパスまで徒歩か自転車で通学しており、大都会にある大学では考えられない程少ない生活費で過ごすことができます。キャンパスが徳島市の中心部にあることからアルバイトも豊富で自宅通学者も含め63%の学生がアルバイトをしています。そのキャンパスへは神戸市三ノ宮駅から高速バスで約110分と京阪神から近く、京阪神で開催される就職イベントにも日帰りで参加できるなど四国にある大学でありながら、非常に便利なところにキャンパスがあります。その上にキャンパスの近くには多くの自然が残されており、学生生活を十分楽しむことができよい環境で勉学することができます。
 現在、第4次産業革命が始まっていると言われています。産業革命は四半世紀に渡って進むもので、理工学部生が次世代でも活躍できる素養をその環境下で身につけることができるよう教職員一同努力しております。環境のよいまた熱心に指導してくれるこの理工学部で充実した学生生活を送られることを期待しています。

 

 

 

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