星薬科大学(ほしやくかだいがく)薬学部(やくがくぶ)・医薬品(いやくひん)化学(かがく)研究所(けんきゅうじょ)
助(じょ)教(きょう)（執筆(しっぴつ)当時(とうじ)）
横江(よこえ)　弘雅(ひろまさ)
Yokoe Hiromasa

Q．学部(がくぶ)卒業(そつぎょう)以降(いこう)の学歴(がくれき)、職歴(しょくれき)
2006年(ねん)3月(さんがつ)　　徳島(とくしま)大学(だいがく)薬学部(やくがくぶ)製薬(せいやく)化(か)学科(がっか)　卒業(そつぎょう)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
2006年(ねん)5月(ごがつ)　　薬剤師(やくざいし)免許(めんきょ)　取得(しゅとく)
2008年(ねん)3月(さんがつ)　　徳島(とくしま)大学(だいがく)大学院(だいがくいん)薬(やく)科学(かがく)教育(きょういく)部(ぶ)創(そう)薬(やく)科学(かがく)専攻(せんこう)博士(はかせ)前期(ぜんき)課程(かてい)　修了(しゅうりょう)
2008年(ねん)4月(しがつ)-2011年(ねん)3月(さんがつ)　　日本(にっぽん)学術(がくじゅつ)振興(しんこう)会(かい)特別(とくべつ)研究(けんきゅう)員(いん)（DC1）
2009年(ねん)9月(くがつ)-2009年(ねん)10月(じゅうがつ)　　カンザス州立(しゅうりつ)大学(だいがく)化(か)学科(がっか)　訪問(ほうもん)研究(けんきゅう)員(いん)
2011年(ねん)3月(さんがつ)　　徳島(とくしま)大学(だいがく)大学院(だいがくいん)薬(やく)科学(かがく)教育(きょういく)部(ぶ)創(そう)薬(やく)科学(かがく)専攻(せんこう)博士(はかせ)後期(こうき)課程(かてい)　修了(しゅうりょう)
2011年(ねん)3月(さんがつ)　　博士(はかせ)（薬学(やくがく)）取得(しゅとく)
2011年(ねん)4月(しがつ)より現職(げんしょく)

Q．現在(げんざい)の仕事(しごと)の内容(ないよう)について
　私立(しりつ)薬科(やっか)大学(だいがく)の助(じょ)教(きょう)として働い(はたらい)ています。日常(にちじょう)的(てき)には当(とう)研究(けんきゅう)室(しつ)の3年生(ねんせい)から6年生(ねんせい)・大学院生(だいがくいんせい)に対して(にたいして)研究(けんきゅう)の指導(しどう)を行っ(おこなっ)ています。また、1年生(ねんせい)と2年生(ねんせい)を対象(たいしょう)とした化学(かがく)系(けい)の実習(じっしゅう)や、5年生(ねんせい)の実務(じつむ)実習(じっしゅう)中(ちゅう)における指導(しどう)も行っ(おこなっ)ています。現在(げんざい)は、新た(あらた)な医薬品(いやくひん)開発(かいはつ)への貢献(こうけん)を目指し(めざし)て、医薬品(いやくひん)探索(たんさく)の有用(ゆうよう)ツールとなるような新規(しんき)骨格(こっかく)をもつ化合(かごう)物(ぶつ)の創製(そうせい)とその新規(しんき)合成(ごうせい)法(ほう)の開発(かいはつ)に興味(きょうみ)を持っ(もっ)て研究(けんきゅう)を進め(すすめ)ています。

Q．博士(はかせ)後期(こうき)課程(かてい)に進学(しんがく)したきっかけ
　当時(とうじ)行っ(おこなっ)ていた研究(けんきゅう)を全力(ぜんりょく)で極め(きわめ)たいという思い(おもい)が強く(つよく)、悩む(なやむ)ことなく進学(しんがく)を決め(きめ)ました。

Q．博士(はかせ)後期(こうき)課程(かてい)に進学(しんがく)したメリット
　博士(はかせ)課程(かてい)に進学(しんがく)するメリットはたくさんあると思い(おもい)ます。例えば(たとえば)、高度(こうど)な知識(ちしき)や技術(ぎじゅつ)を身(み)につけることができます。専門(せんもん)性(せい)が磨か(みがか)れることで、自身(じしん)の強み(つよみ)を大きく(おおきく)向上(こうじょう)させることができます。また、人(ひと)とのつながりも広がり(ひろがり)ます。異なる(ことなる)世代(せだい)や分野(ぶんや)の専門(せんもん)家(か)との交流(こうりゅう)を通じて(をつうじて)、新た(あらた)な視点(してん)や着想(ちゃくそう)を得る(える)ことができます。私(わたし)自身(じしん)も、博士(はかせ)課程(かてい)で培っ(つちかっ)たこれらのことが、現在(げんざい)の仕事(しごと)において大きな(おおきな)強み(つよみ)となっていると感じ(かんじ)ています。さらに、自分(じぶん)の興味(きょうみ)のある領域(りょういき)に没頭(ぼっとう)する機会(きかい)が与え(あたえ)られます。このような貴重(きちょう)な機会(きかい)は誰(だれ)にでも与え(あたえ)られるものではありません。時間(じかん)をかけて研究(けんきゅう)に専念(せんねん)することで、大きな(おおきな)成長(せいちょう)を遂げる(とげる)ことができます。

Q．博士(はかせ)・博士(はかせ)後期(こうき)課程(かてい)への進学(しんがく)を考え(かんがえ)ている方(ほう)へのメッセージ
　博士(はかせ)号(ごう)の取得(しゅとく)自体(じたい)が目的(もくてき)ではありません。真に(しんに)重要(じゅうよう)なのは、そのプロセスです。がむしゃらになって研究(けんきゅう)に取り組ん(とりくん)でほしいと思い(おもい)ます。失敗(しっぱい)してしまっても大丈夫(だいじょうぶ)です。教員(きょういん)があなたを見守り(みまもり)、起き上がる(おきあがる)手助け(てだすけ)をしてくれます。是非(ぜひ)とも、研究(けんきゅう)に情熱(じょうねつ)を注ぎ(そそぎ)、失敗(しっぱい)を恐れ(おそれ)ずに多く(おおく)の挑戦(ちょうせん)を続け(つづけ)て下さい(ください)。