薬学部(やくがくぶ)玄関(げんかん)には、「1866年(ねん)11月(じゅういちがつ)長井(ながい)長義(ながよし)はこの石(いし)を踏み(ふみ)長崎(ながさき)へ旅立っ(たびだっ)た」と書か(かか)れた銘文(めいぶん)と青石(あおいし)が埋め込ま(うめこま)れています。これは、平成(へいせい)14年(ねん)に行わ(おこなわ)れた薬学部(やくがくぶ)建物(たてもの)の改修(かいしゅう)開始(かいし)時(じ)、長井(ながい)博士(はかせ)の生家(せいか)から青石(あおいし)をいただき設置(せっち)しました。 この石(いし)は、長井(ながい)博士(はかせ)が長崎(ながさき)に旅立つ(たびだつ)ときに踏ん(ふん)だ石(いし)で、日本(にっぽん)に於け(おけ)る薬学(やくがく)の夜明け(よあけ)がこの石(いし)から始まっ(はじまっ)たといっても過言(かごん)ではありません。大学(だいがく)を巣立ち(すだち)行く(いく)若者(わかもの)がこの石(いし)を踏み(ふみ)、青雲(せいうん)の志(こころざし)を持ち(もち)、世界(せかい)の薬学(やくがく)の発展(はってん)に貢献(こうけん)することを祈念(きねん)した、私(わたし)たち薬学部(やくがくぶ)の現在(げんざい)の「おたから」です。