研究(けんきゅう)概要(がいよう)

有機(ゆうき)化合(かごう)物(ぶつ)や化学(かがく)的(てき)手法(しゅほう)を用い(もちい)た生体(せいたい)機能(きのう)の理解(りかい)と制御(せいぎょ)
〜近(きん)未来(みらい)型(がた)の創(そう)薬(やく)をめざして〜

私(わたし)たちが健康(けんこう)な日常(にちじょう)生活(せいかつ)を過ごす(すごす)ためには、時として(ときとして)薬(くすり)の力(ちから)が必要(ひつよう)になります。
今(いま)、私(わたし)たちの国(くに)では1000種類(しゅるい)以上(いじょう)の薬(くすり)が使わ(つかわ)れていますが、そのほとんどが低(てい)分子(ぶんし)有機(ゆうき)化合(かごう)物(ぶつ)であり、またそれら薬物(やくぶつ)の作用(さよう)点(てん)はセントラルドグマ (DNA→RNA →タンパク質(たんぱくしつ)) における最終(さいしゅう)表現(ひょうげん)系(けい)のタンパク質(たんぱくしつ)です。私(わたし) たちの研究(けんきゅう)室(しつ)では、セントラルドグマの上流(じょうりゅう)に位置(いち)するDNAやRNAを創(そう)薬(やく)の標的(ひょうてき)とし、それらの 機能(きのう)制御(せいぎょ)を核酸(かくさん)によって行なう(おこなう)ことを目標(もくひょう)として研究(けんきゅう)を行なっ(おこなっ)ています。具体(ぐたい)的(てき)には有機(ゆうき)化学(かがく)を基盤(きばん)とした物(もの)づくりから出発(しゅっぱつ)し、それらをユニットとしてDNA や RNAなどの核酸(かくさん)に導入(どうにゅう)することによりそれらに機能(きのう)を持た(もた)せます。遺伝子(いでんし)の発現(はつげん)を抑制(よくせい)するアンチセンス分子(ぶんし)やRNA干渉(かんしょう)を誘起するsiRNAはその一(いち)例(れい)で あり、薬(くすり)として実用(じつよう)可能(かのう)な安定(あんてい)性(せい)をもった機能(きのう)性(せい)人工(じんこう)核酸(かくさん)開発(かいはつ)のための基礎(きそ)研究(けんきゅう)と応用(おうよう)研究(けんきゅう)を行っ(おこなっ)ています。

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