公益財団法人大原記念倉敷中央医療機構倉敷中央病院西田.jpg
薬剤師(執筆当時)
西田 麻以 
Nishida Mai

Q.学部卒業以降の学歴、職歴                             
2007年  名古屋市立大学薬学部薬学科 卒業
2009年  名古屋市立大学大学院薬学研究科博士前期課程 修了
2014年  徳島大学大学院 薬科学教育部博士後期課程 修了
2014年  公益財団法人大原記念倉敷中央医療機構倉敷中央病院薬剤部 入職

Q.現在の仕事の内容について
 病院の薬品情報室に所属しています。主な仕事内容は医薬品に関する情報管理・質疑応答・システム関連業務などの所謂DI業務ですが、コミュニケーション技術研修の開催など多岐にわたります。現在は薬物使用評価​の推進に注力しているところです。

Q.博士後期課程に進学したきっかけ
 現場で働く薬剤師がより積極的に学術活動を行い、薬剤師発のエビデンス創出が活発になればと思っていました。そのためにまずは自身が学術活動を行うためのスキルを身につけ、同じような想いを持つ薬剤師の手助けを将来的にしたいと思ったのがきっかけです。

Q.博士後期課程に進学したメリット
 文献等の検索・評価や、実際の患者データを用いた解析を行えるスキルを身につけていたことは大きなメリットだと思います。その他、学術活動を主体的にすることが身についたことにより、薬剤師としての通常業務をしつつ学術活動を行うことができ、また職場の薬剤師の学術活動の支援にも活きていると思います。

Q.博士・博士後期課程への進学を考えている方へのメッセージ
 医療現場では常に正解のない問題に直面し、その度に最適解を模索します。未知の問題に挑戦して一定の成果を得た博士・博士後期課程での経験は薬剤師という仕事にプラスに働くと思います。また、一旦薬剤師として働き始めても、社会人ドクターという道もあります。今は授業をe-learningで受講できますし、進学に対する推奨や助成を行う薬局や病院もあります。より明確な目的をもって進学できるかもしれません。自分のスキルアップ、キャリアアップの一つとして、博士・博士後期課程への進学を検討してみてはいかがでしょうか。

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