平成29年8月21日(月),22日(火)に独立行政法人日本学術振興会研究成果の社会還元・普及事業
「ひらめき☆ときめきサイエンス 臨床研究事件簿2017 ~薬学的知識と実験を駆使して臨床現場の謎を解明せよ~」を
実施しました.夏休み終盤にも関わらず、県内外からのべ36人の高校生の皆様が元気よく参加してくれました.

【受付・開講式・講義】

2017abe.JPG
阿部助教による講義

午前9時半から受付,10時から開講式を行いました.オリエンテーションの後,独立行政法人日本学術振興会学術
システム研究センター 吉本専門研究員から本事業及び科研費の役割についての説明があり,引き続いて阿部助教
(実施代表者)による「薬剤師による臨床研究と治療法の開発について」の講義を行いました.

【実験① お薬を混合したときの変化】

2017sanzai.JPG
散剤の調合

2017jikken.JPG
実験風景

講義の後,薬剤を混ぜ合わせてその変化を詳しく観察し,薬剤を取り扱う際の基本的な手技について理解を深めました.
お昼は大学生協食堂で昼食をとりながら自由討論を行いました.

【実験② 注射用お薬の混合】

2017chusya.JPG
注射薬の調合

2017kumi.JPG
注射薬の組合せを考える

 

午後からは,薬の配合変化についての講義の後,注射薬の組み合わせで生じる配合変化について実験を行い,
それを防ぐ新たな方法についてグループ内で討議しました.

【クッキータイム・ディスカッション】

2017cokkie.JPG
クッキータイムの様子

実験の後はクッキータイム! 和やかな雰囲気のもと,活発な質疑応答や自由討論を行いました.

【修了式(未来博士号授与)】

2017siki.JPG
未来博士号授与

最後に,修了式・未来博士号の授与を行いました.

本事業を終えて

20170821.JPG
集合写真(8月21日)

20170822.JPG
集合写真(8月22日)

ひらめき☆ときめきサイエンスに県内外から多くの高校生の皆様にご参加いただき,大変ありがとうございました.
今回のプログラムでは薬剤を混合した際に生じる配合変化を実際に観察し,それを防ぐ新たな方法をグループで考えることで,薬剤師による臨床研究について理解を深めていただくことができたと思います.難しい内容も含まれていたと思いますが,参加者の皆様からは,「自分で考えて実験できたので,大変楽しかったです」,「将来,今日したような実験をしたいと思いました」,「難しかったが,達成感を味わうことができました」,「薬学部に是非入りたいと思いました」などの感想をいただき,大変うれしく思っています.今後も,薬学部の特徴を活かしたプログラムを実施していきたいと考えています.

実施代表者

阿部 真治 (大学院医歯薬学研究部・助教)

実施分担者

久米 哲也 (大学院医歯薬学研究部・教授)
佐藤 智恵美 (大学院医歯薬学研究部・助教)
北池 秀次 (技術支援部蔵本技術部門 副技術部門長)

これまで実施したプログラム

閲覧履歴 このページと関連性の高いページ