平成28年8月22日(月),23日(火)に独立行政法人日本学術振興会研究成果の社会還元・普及事業
「ひらめき☆ときめきサイエンス 臨床研究事件簿 ~薬学的知識と実験を駆使して臨床現場の謎を解明せよ~」
実施しました.夏休み終盤にも関わらず、県内外からのべ34人の高校生の皆様が元気よく参加してくれました.

受付・開講式・講義

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開講式および講義
(阿部助教による科研費の説明と講義)

午前9時半から受付,10時から開講式を行いました.川添教授(臨床薬学実務教育学)による挨拶,阿部助教(実施代表者)から本事業の説明及び科研費の役割について説明があり,引き続いて「薬剤師による臨床研究と治療法の開発について」の講義を行いました.

実験①(薬物を混合したときの変化)

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薬剤の秤量

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薬剤の混合

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実験風景

 

講義の後,薬剤を混ぜ合わせてその変化を詳しく観察し,薬剤を取り扱う際の基本的な手技について理解を深めました.お昼は大学生協食堂で昼食をとりながら自由討論を行いました.

実験②(飲み薬の溶解と注射用お薬の混合)

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注射薬の調合

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注射薬の組合せを考える

 

午後からは薬の配合変化について説明した後,注射薬の組み合わせで生じる配合変化について実験を行い,それを防ぐ新たな方法についてグループ内で討議しました.

クッキータイムと自由討論

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クッキータイムおよび自由討論

受講生の皆さんが真剣に取り組んだ実験後はクッキータイム! 和やかな雰囲気のもと,活発な質疑応答や自由討論を行いました.

修了式(未来博士号授与)

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未来博士号授与

修了式・未来博士号の授与を行いました.

本事業を終えて

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集合写真(8月22日)

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集合写真(8月23日)

 

ひらめき☆ときめきサイエンスに県内外から多くの高校生の皆様にご参加いただき,大変ありがとうございました.
今回のプログラムは薬剤を混合した際に生じる配合変化を実際に観察し,それを防ぐ新たな方法を考えることで,薬剤師による臨床研究について理解を深めていただく内容でした.
少し難しい内容も含まれていたと思いますが,参加者の皆様からは,「実験がとても興味深くて楽しかったです」,
「薬剤師の仕事へのイメージが変わりました」,「薬剤師になりたい気持ちが強まった」などの感想をいただき,
大変うれしく思っています.今後も,薬学部の特徴を活かしたプログラムを実施していきたいと考えています.

(阿部 真治:大学院医歯薬学研究部 臨床薬学実務教育学 助教)

実施代表者

阿部 真治 (大学院医歯薬学研究部・助教)

実施分担者

川添 和義 (大学院医歯薬学研究部・教授)
佐藤智恵美 (大学院医歯薬学研究部・助教)
岡田 直人 (大学院医歯薬学研究部・助教)
北池 秀次 (大学院医歯薬学研究部・技術専門職員)

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