Think global,act local!
たくさんの出会いと感動に満ちた学生生活を送っています(2019秋号)
総合科学部 社会総合科学科 4年
佐川 季良(さがわきらら)さん
My Life Situation
アルバイト: 大学図書館
趣味:『 テラスハウス』を見ること
2019年7月2日~7月20日の期間、徳島大学ガレリア新蔵にて映像デザイン研究室学生・卒業生グループ展が開催されました。そこに掲げられた大きな2枚のタペストリーが佐川さんの作品です。テーマは「子育てのある人生」。未婚率の増加や少子化といった社会問題を背景に、結婚し、子育てしながら働くことに憧れを持ってもらえるよう、写真やデザインにも工夫を凝らしました。
佐川さんが所属する佐原先生の研究室は、映像やデザインで地域の課題解決を行うことを目的に、美馬市の産直市で地域の人達を対象とした子ども食堂のような取り組みを行っています。地域に入って地元の人達とふれあう中で、様々な課題を見つけ、地域に寄り添い、「どういうことが必要とされ、何をすればいいか?」と検証を重ねる中で、座学だけでは実感し得ない、喜びや楽しさに感動したといいます。
映像デザイン研究室学生・卒業生グループ展佐原先生の研究室を選んだのは「論文にまとめて文字だけで表現するよりも、作品制作という多様な表現に挑戦してみたかったから」という佐川さん。このサイズに決めたのは、佐原先生のアドバイス。迫力ある等身大のタペストリーにすることで、よりリアルにメッセージが伝わります。卒業までに同じサイズで10本くらい制作する予定。
様々な人との出会いが広い世界へと導いてくれた
「私は徳島生まれ、徳島育ち。外の世界を知らないまま、地元の大学に入学しました。そんな私が1年生のとき、スロベニアで日本語を学ぶ学生に日本を紹介するという短期研修に参加するため、初めて海外へ。知らない土地へいくワクワク感や、初めて出会う人達とのふれあいの中で、自身の世界が広がるのを感じました」。
この体験をきっかけに、いい意味でリミッターが外れ、「感覚が自由になった」という佐川さん。留学生や学部外の人達とも幅広く交流し、学生主体のイベント運営などにも関わり、貴重な体験をしたことで成長できたと話します。その様子はまるで徳大生のモットーである「Think global, actlocal(グローバルに考え、ローカルに行動する)」を体現しているかのよう。社会に出た後もこの言葉が、佐川さんを新しい世界へ導いてくれるかもしれません。
スロベニア留学の様子とゼミでのフィールドワークの様子。