田口(たぐち)太郎(たろう) 博士(はかせ)（工学(こうがく)）/ 佐藤(さとう)充宏(みつひろ) 博士(はかせ)（工学(こうがく)）

本(ほん)授業(じゅぎょう)は多様(たよう)な専門(せんもん)を有する(ゆうする)大学院生(だいがくいんせい)によるフィールドワークを、具体(ぐたい)的(てき)な地域(ちいき)を設定(せってい)して進め(すすめ)ています。徳島(とくしま)県(けん)には過疎(かそ)・高齢(こうれい)化(か)を始め(はじめ)とした多様(たよう)な地域(ちいき)課題(かだい)があります。こうした地域(ちいき)課題(かだい)は多様(たよう)な要因(よういん)が絡み合っ(からみあっ)ているため、単純(たんじゅん)に一つ(ひとつ)の専門(せんもん)領域(りょういき)からのアプローチで解く(とく)ことが難しい(むずかしい)のが現実(げんじつ)です。そこで、本(ほん)大学院(だいがくいん)が有する(ゆうする)多様(たよう)な専門(せんもん)の学生(がくせい)が分野(ぶんや)横断(おうだん)的(てき)にグループを作り(つくり)、多角(たかく)的(てき)な視点(してん)で地域(ちいき)課題(かだい)を解く(とく)方法(ほうほう)を検討(けんとう)しています。たとえば、健康(けんこう)分野(ぶんや)と観光(かんこう)分野(ぶんや)、産業(さんぎょう)分野(ぶんや)を統合(とうごう)することで、地域(ちいき)をフィールドとしたウォーキング・ツアーのような企画(きかく)が生まれ(うまれ)たりしています。専門(せんもん)領域(りょういき)を横断(おうだん)する思考(しこう)力(りょく)を得る(える)ことで、事象(じしょう)を多角(たかく)的(てき)に分析(ぶんせき)し、具体(ぐたい)的(てき)な提案(ていあん)に結びつける(むすびつける)力(ちから)を養成(ようせい)しています。