平成5年に徳島大学大学院歯学研究科（現：口腔科学研究科）で外国人留学生として学位を取得したルディ・ウィギアント博士が、令和7年9月にインドネシア共和国バリ島デンパサール市に「阿波デンタルクリニック」を開院しました。
　博士は、留学中の徳島で受けた多くの支援への感謝を込めて、診療所名に徳島を象徴する「AWA」の名を冠したといいます。
　また、徳島で生まれた長男のアディティア・ヨシさんの「ヨシ」は吉野川にちなんで名付けられたものであり、ヨシさんも父親と同じく徳島大学大学院口腔科学研究科で学位を取得し、現在は本学の特任研究員として活躍しています。
　開院式には、恩師の市川哲雄徳島大学名誉教授や、平成20年に徳島大学大学院口腔科学教育部（現：口腔科学研究科）を修了し、平成30年まで徳島大学病院口腔インプラントセンターの助教として勤務されていた内藤禎人氏（「スウェーデン歯科こくふ」（徳島市）院長）が出席しました。内藤氏が徳島の木工技術と藍染めを融合した看板を寄贈し、現地の歯科衛生士に対して歯科予防処置や歯科保健指導に関する指導も行いました。
　阿波デンタルクリニックは、日本総領事館関係者をはじめ現地在住の日本人　にも利用されており、現地社会に欠かせない存在となっています。

【プレスリリース】インドネシア・バリ島に「阿波デンタルクリニック」開院～徳島大学大学院修了性が留学先・徳島への感謝を込めて～ (PDF 331KB)