第1回ダイアログBAR in 徳島大学レポート@12.11 | 国立大学法人 徳島大学

第1回ダイアログBAR in 徳島大学レポート@12.11

2013年12月25日

 

◆◇12.11レポート◇◆

~前半~:ゲストスピーカーissue+design代表の筧裕介さんによるトークセッション

 

 今注目されている、課題解決手法の1つ、「ソーシャルデザイン」の第一人者である筧裕介さんのトークセッションは、非常に興味深いものでした。

まず「ソーシャルデザイン」という言葉を知っていますか?筧さんは、<人間の持つ「創造の力」で、社会が抱える複雑な課題の解決に挑む活動>と定義されています。<社会>とは、個人や職場だけではなく、地域や日本全体を表しています。

筧さんがこのソーシャルデザインに本格的に取り組むきっかけとなった、

○「できますゼッケン」

○若年層向け自殺対策として考えられた「ストレスマウンテン」

○「親子健康手帳」

○「日本婚活会議」

などが紹介されました。これらは私たち自身の身近な課題であり、だからこそ私たちの創造力によって解決していくべきだということを強く感じました。

 

 

~休憩~:ハーブティーでブレイクタイム!

 

休憩中も筧さんとお話ししたり、参加者同士で「どこから来られたんですか?」という会話が盛んに飛び交っていました。

 

ダイアログBAR in 徳島大学

ダイアログBAR in 徳島大学


 

~後半~: NPO法人ミラツク代表理事の西村勇也さんによるダイアログセッション

  

 西村さんは、対話を通して異なる地域や人、文化の間に協力を生み出し、より良い社会に向けてイノベーションを創出するというビジョンを掲げられています。今回は企業、行政、NPO、教育機関、大学関係者など様々な立場の人たちが、いくつかのトピックに分かれて対話を行いました。自分が持っていること・自分の構想であることを条件に、

 

○大学図書館の職員からは「学生に楽しく学んでもらうには?」

○コミュニティハウスの運営を行っている方からは「子育てのためのコミュニティハウスについて」

○淡路島にIターンした方は「馬の幸せな居場所、シェアホース」など

 

バラエティに富んだトピックが出されました。日頃はどうしても、同じような考え方で同じような方向性を持った人と付き合うことが多いですが、今回のように違った業種の人と対話するのは新鮮であり、かつ今まで気付かなかったような事を発見できます。参加者からも、「異業種の方の集まりで、いろんな意見を聞けて楽しかった」「違う立場でも同じ課題があることがわかった」という声をいただきました。

  

西村勇也 対話 ダイアログBAR

 

  

最近、自分自身の悩みや不安な感情を、誰かに伝えることを難しく感じてしまう人が多いと聞きます。でも、筧さんが行っているソーシャルデザインや、西村さんの対話を通して、様々な人たちのつながりができ、課題に向けて協力することができたら、少しでも個人の負担が少なくなり、前に進めるきっかけになるかもしれません。さすが、今注目されているお二人だと思いました。素晴らしかったです。

 

徳島大学からイノベーションを起こしましょう!

 

 

<お問い合わせ>

徳島大学産学官連携推進部 イノベーション対話促進プログラムオフィス

TEL:088-656-9826  Email:cr-dialog@tokushima-u.ac.jp

 

※「ダイアログBARin徳島大学」は、文部科学省の「大学等シーズ・ニーズ創出強化支援事業(イノベーション対話促進プログラム)」として実施されています。