医学部長あいさつ

医学部長

徳島大学医学部長

徳島大学大学院医科学教育部長

苛原 稔


新入生の皆さん、入学おめでとうございます。医学部を代表して心より皆さんの入学を歓迎いたします。これから卒業まで、ともに学び、ともに語らい、ともに楽しみ、充実した大学生活を送ってください。医学部の教職員一同は、皆さんの大学生活が素晴らしく意義のあるものになるよう、最大の応援させていただきます。

さて、皆さんが入学された徳島大学医学部は、昭和18(1943)年に前身の徳島医学専門学校が開設されてから、今年でちょうど70年の歴史を刻んで来ました。この間、四国の最高の医学教育機関として多くの医療人を全国に輩出し、皆さんの先輩は全国津々浦々で先端医療や地域医療の担い手として活躍しています。皆さんが夢を持って入学された本学部が歴史と伝統に培われた学部であるとの自覚を持って学んでいただきたいと思います。

本学部は医学科、栄養学科、保健学科の3学科から構成されていますが、医学部のある徳島大学蔵本キャンパスには他に、歯学部、薬学部、疾患酵素学研究センター、疾患プロテオゲノム研究センターなどが集積し、日本でも他に類を見ないヘルスサイエンスの研究施設として、世界的に認められる多くの研究成果を挙げ、日本の医学系の研究拠点のひとつに位置づけられています。さらに、併設する徳島大学病院では皆さんの実習の場を提供するとともに、高度医療センターとして日々の診療が行われています。本学部の教育目標は研究マインドを背景にした高度医療人の育成であり、本学部で医学という学問を学ぶことになった皆さんには、この充実した環境を生かして学んで欲しいと思います。

さて今、医学部および病院では急ピッチに再開発を進めています。昭和40年代に建てられた古い施設を一新し、さらに教育や研究のための新しい施設を用意しています。4月には医学部のシンボルである大塚講堂が大塚製薬株式会社から寄付をしていただいてリニューアルし、夏までには、藤井節郎記念医科学センター、総合研究棟が完成し、さらに平成27年春には病院に新外来棟が完成します。このように、皆さんの学舎は、在学時代を通して日々充実して行きますので、是非活用していただきたいと思います。

皆さんは、難関の徳島大学医学部に入学されて、これからの大学生活に夢を膨らませていることでしょう。しかし、敢えて一言、先輩として伝えておきます。大学生の本分は学ぶことです。もちろん、その第一は自分のためですが、しかし、国立大学である徳島大学には多額の税金が投入されていることも自覚してください。皆さんは、そこで学ぶ機会を得たのですから、それに応える必要があります。皆さんには将来の日本の医療の担い手としての熱い期待があります。我々にも皆さんを素晴らしい医療人にする義務があります。お互いにこの自覚を改めて確認しましょう。本学部を志望された動機は様々でしょうが、多くは医療人として社会に貢献したいと思って選ばれたと思います。皆さんは選ばれたのですから、入学した今の気持ちを忘れず、初心を貫徹してください。それが大学生としての責務ではないでしょうか。期待しています。

最後に、大学生の時代は人生の基礎を完成させるもっとも重要な時期です。是非、一生を支えるよい習慣を身につけてください。それから、一生を支える友人を作ってください。そして、何をすべきか、人生の目的を見つける学生生活にしていただきたいと思います。健闘を祈ります。

 

最終更新日:2013年4月1日