総合診療歯科学分野

北村 直也 教授   メールアドレス   nkitamura@tokushima-u.ac.jp

 歯科医療は、歯周病などの疾病の予防と治療、咀嚼、発音などの機能回復を目的とした治療など多岐にわたります。総合診療歯科学分野では、様々な角度から他の分野と連携しながら研究を進めています。
 総合診療歯科学分野では、歯科臨床に直結した問題に取り組むことで、患者のQOLを維持・向上するために貢献したいと思っています。

教育

 総合診療歯科学分野は学生に対して医の倫理や医療面接を通して患者が抱える歯科疾患についての考え方について教育を行っています。さらにこの概念に加えて,臨床手技なども研修歯科医に教育を行っております。

研究内容

  1. 歯科用レーザーを用いて歯質強化ための方法の確立
  2. 研修歯科医に対してシミュレーションロボットと従来型のマネキンを用いての教育方法の比較
  3. 顎運動側適を用いての顎運動に調和した咬合面形態の確立
  4. 光学印象法を用いての補綴装置製作のための方法
  5. 実験的に歯周炎を起こしたラットの骨代謝分析の検討
  6. 歯周治療を行った場合の糖尿病改善の効果とメカニズムの解明
  7. 睡眠中のいびき音の周波数解析と新たな睡眠中の口腔内装置開発
  8. 患者記入のアンケートから睡眠の質と口腔疾患との関係について
  9. 口腔内装置による顎関節への影響について3次元有限要素解析を用いての解明
  10. 口腔疾患における口腔細菌とウイルスの関与

 

北村教授
北村 直也
総合診療歯科学分野
教授

当分野は高い倫理観と問題解決能力を有する歯科医師の育成を目標に、学部生の診療参加型臨床実習および歯科研修医の卒後臨床研修、さらにクリニカルクエスチョンを探求する大学院教育をシームレスに展開することに重点を置いています。
研究面では、補綴学・保存学・口腔外科学を専門とする多彩な人材が集まる分野の特性を活かして、様々なアプローチにより「睡眠歯科学」、「歯周病と全身疾患との関連」、「口腔疾患における微生物の関与」に関する研究に取り組んでいます。

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