口腔分子生理学分野
研究内容
<脳科学>
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神経ネットワークにおける信号の伝播および情報統合の機序解明
- ストレスの大脳皮質-辺縁系機能連関への影響
<唾液腺>
- アクアポリン5の発現・機能調節機構の解明
- 唾液腺による防御機構の解明
口腔領域で受容する化学感覚情報(味覚と嗅覚)と体性感覚情報は眼窩前頭皮質で合流する。また、摂食嚥下や唾液分泌は反射も含めた体性および自律神経系によって制御されている。さらにこれらの機能は情動の影響を受ける。健全な口腔機能は健康の維持増進に重要な役割を演じている。そこで、当分野では口腔機能に関連する神経生理学的および分子生物学的機序に焦点を当てて研究を行っている。