奥(おく)嶋(しま) 政(せい)嗣教授(きょうじゅ)(@大学院(だいがくいん)社会(しゃかい)産業(さんぎょう)理工(りこう)学(がく)研究(けんきゅう)部(ぶ)社会(しゃかい)基盤(きばん)デザイン系(けい))が中心(ちゅうしん)となり発表(はっぴょう)された論文(ろんぶん)が、2022年(ねん)9月(くがつ)24日(にち)、日本(にっぽん)環境(かんきょう)共生(きょうせい)学会(がっかい)第(だい)25回(かい)学術(がくじゅつ)大会(たいかい)において、2022年度(ねんど)日本(にっぽん)環境(かんきょう)共生(きょうせい)学会(がっかい)・学会(がっかい)賞(しょう)（論文(ろんぶん)賞(しょう)）を受賞(じゅしょう)しました。
　論文(ろんぶん)賞(しょう)は、環境(かんきょう)共生(きょうせい)学(がく)の進歩(しんぽ)、発展(はってん)に著しく(いちじるしく)寄与(きよ)した優れ(すぐれ)た研究(けんきゅう)業績(ぎょうせき)としてその意義(いぎ)や貢献(こうけん)が多大(ただい)であると判断(はんだん)される研究(けんきゅう)論文(ろんぶん)の著者(ちょしゃ)である会員(かいいん)を表彰(ひょうしょう)します。

<受賞(じゅしょう)論文(ろんぶん)>世帯(せたい)特性(とくせい)を考慮(こうりょ)した居住(きょじゅう)地(ち)選好(せんこう)の分析(ぶんせき)―津波(つなみ)リスクを有する(ゆうする)地方(ちほう)圏(けん)を対象(たいしょう)としてー
環境(かんきょう)共生(きょうせい)誌(し) 2020 年(とし) 36 巻(まき) 1 号(ごう) p. 32-43

<受賞(じゅしょう)理由(りゆう)>
　居住(きょじゅう)選好(せんこう)は津波(つなみ)リスクの影響(えいきょう)を受ける(うける)との仮説(かせつ)に基づき(もとづき)、津波(つなみ)リスクのある地域(ちいき)における居住(きょじゅう)環境(かんきょう)と居住(きょじゅう)選好(せんこう)との関係(かんけい)について分析(ぶんせき)したものである。居住(きょじゅう)選好(せんこう)モデルに対して(にたいして)、アンケート調査(ちょうさ)の結果(けっか)を用い(もちい)て二(に)項(こう)ロジットモデルを当てはめ(あてはめ)た。その結果(けっか)、戸建て(こだて)住宅(じゅうたく)に住む(すむ)予定(よてい)の世帯(せたい)では、津波(つなみ)の最大(さいだい)想定(そうてい)浸水(しんすい)深(ふか)の影響(えいきょう)が明確(めいかく)に大きく(おおきく)なることを明らか(あきらか)にした。さらに、相互(そうご)扶助(ふじょ)や将来(しょうらい)の可能(かのう)性(せい)を認識(にんしき)することで、現在(げんざい)の地域(ちいき)に住み(すみ)続ける(つづける)意欲(いよく)が高まる(たかまる)ことも明らか(あきらか)にした。候補(こうほ)者(しゃ)らの論文(ろんぶん)は、環境(かんきょう)共生(きょうせい)に関する(にかんする)社会(しゃかい)の持続(じぞく)可能(かのう)な発展(はってん)および問題(もんだい)解決(かいけつ)に寄与(きよ)するところが大きく(おおきく)、研究(けんきゅう)テーマが時宜(じぎ)を得(え)ており明確(めいかく)であることに特に(とくに)優れ(すぐれ)ている。

<参考(さんこう)URL>
https://jahes.jp/images/2022_gakkaisho.pdf 

受賞(じゅしょう)日(び)：2022年(ねん)9月(くがつ)24日(にち)