三浦哉教授(@社会総合科学域 人間科学系)らの研究論文「下肢への骨格筋電気刺激による刺激様式の違いが動脈スティフネスに及ぼす影響」が、2024年度日本物理療法学会学術優秀賞を受賞しました。
日本物理療法学会は、物理療法に関する教育、研究、専門知識の増進普及を図り、物理療法学の発展・充実を通じて、医療の向上並びに物理療法学の科学的な体系の構築に寄与することを目的とした一般社団法人です。
本研究は、下肢への骨格筋電気刺激の刺激様式に着目し、強縮性収縮を繰り返す20Hz条件と比較して、単収縮を繰り返す4Hz条件の方が、動脈機能を著しく改善することが明らかになり、高齢者、低体力者、下肢に疼痛を有する対象者の循環器疾患の予防を目的とした最適な電気刺激条件を明確にし、創造性、論理性、企画性、将来性、物理療法学への貢献性が極めて高いことが評価されました。今後は、介入研究を実施することで、動脈機能の維持改善を目的とした、骨格筋電気刺激の有効性を明確にする予定です。
「下肢への骨格筋電気刺激による刺激様式の違いが動脈スティフネスに及ぼす影響」
J-STAGE
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjeapt/advpub/0/advpub_2023-016/_article/-char/ja
【研究チームメンバー】
・三浦 哉(大学院社会産業理工学研究部社会総合科学域 教授)
・西村 里奈(大学院総合科学教育部地域科学専攻 博士後期課程令和5年度修了)
・出口 純次(大学院総合科学教育部地域科学専攻 博士後期課程令和4年度修了)
・田村 靖明(大学院総合科学教育部地域科学専攻 博士後期課程令和2年度修了)
・中村 みづき(大学院総合科学教育部地域科学専攻 博士後期課程令和2年度修了)
・村上 亜弥子(大学院総合科学教育部地域科学専攻 博士後期課程令和2年度修了)
・杉村 建樹(総合科学部社会総合科学科心身健康コース 令和5年度卒業)