観光リカレント

 中世の巡礼などの宗教的な旅とは別に、18世紀中頃起こった近代ツーリズムは、社会の近代化と共にマスツーリズム(大衆観光)として発展を遂げた。しかし、多くの人々の一時的な大量移動は、地域の環境を破壊し観光地の経済を疲弊させ文化破壊を招くことから、旅行には責任ある行動があることが提唱された。その後、マスツーリズムは、エコツーリズム、グリーンツーリズム、トランスナショナルなどへと移行し、さらにロハスな生き方にも注目が集まっている。このように観光社会学では観光の在り方を取り扱っている。

 一方、過疎化が進む地方では、地域の自然、歴史、文化を活かし地域の魅力づくりで観光に期待する声は大きく、交流人口を増やす取組が思考され、観光は地域創生の重要な産業と位置づけられている。

 SDGがめざす社会づくりに観光の視点で参加し、学びを深め新しい価値を追求する力を身につける講座を紹介します。

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