徳島大学「地域産業人材育成講座」に今年度新設された「紫外線LED活用入門講座 触ってわかる紫外線LEDの活用入門」を、2020年10月8日（木）～11月19日（木）の期間に計7回にわたって開催しました。
　本講座は、紫外線LEDを利用した新製品開拓をするための基本的な知識と技術を習得し、企業内で紫外線関係製品開発の核となる素養を身につけることを目的としています。
　新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンラインでの開講となりましたが、オムニバス形式で講義を担当した本学の光科学分野の専門家が、座学だけで終わらないように、それぞれに工夫を凝らした授業を行いました。
　例えば、動画でポストLEDフォトニクス研究所を見学したり、事前送付された色素増感太陽電池実験キットを講師の説明を聞きながら完成させたり、講師が実験を行って得たデータをもとにD値を求める演習を行ったり、電子付箋ツールを使ってアイデア出しをしたり、といった授業が行われました。
　受講者の方々はそれぞれの職場からそれらの講義に参加し、受講者と講師との間では活発に質疑応答がなされました。
　下の写真は、講師が行った実験動画を閲覧している受講者の様子です。

開講期間：2020年10月8日（木）～11月19日（木）※毎週木曜、計7回（計21時間）
講義内容：
1．紫外線の特徴と紫外線LEDの理解
2．半導体LEDの作製におけるワークショップ
3．光触媒材料と光触媒効果
4．光触媒効果の実習とワークショップ
5．物理的殺菌と化学的殺菌
6．紫外線殺菌の実習とワークショップ
7．紫外線を用いた製品アイディアワークショップ
受験者数：企業からの参加者は各回6～8名（他に本学学生や教職員も参加）
＊本講座は内閣府 地方大学・地域産業創生事業「次世代“光”創出・応用による 産業振興・若者雇用創出計画」の支援を受けています。