センター長挨拶

中野 晋

南海トラフなどを震源域とする大規模地震の発生や地球温暖化に伴う世界的な異常気象が顕在化しています。人間生活を危うくする自然災害に対して、産官学が一体となって防災対策や危機管理体制の構築を進める必要性が高まっています。

一方、自然災害の被害を緩和し、安全で快適なくらしづくりのため、防災施設の整備が行われてきましたが、時に自然環境、特に生態系に大きなダメージを与えることがありました。環境と共生した安全・安心なまちづくりを進めるためには、工学、理学、人文・社会科学、医学、薬学など、種々の学術分野が有機的に連携し、協働することが必要です。

当センターはそうした理念のもと、平成16年4月に環境と防災の研究拠点として設置され、今年16年目を迎えました。防災と環境の両面において、研究成果を地域の安全・安心、さらには地域の発展につなげるための活動を、これからも切れ目なく続けてまいります。

徳島大学環境防災研究センター
センター長 中野 晋