【プレスリリース】脂肪肝炎の進行に影響を与える、肝臓マクロファージおよび腸内細菌叢、胆汁酸の作用を解明
2024年4月17日
富山県立大学工学部医薬品工学科の長井良憲教授、五十嵐直哉さん(大学院博士前期課程卒業)、古澤之裕准教授、徳島大学大学院医歯薬学研究部の常山幸一教授、清水真祐子講師、富山大学和漢医薬学総合研究所の渡辺志朗准教授らの研究グループは、腸内細菌叢や肝臓の免疫細胞、胆汁酸代謝の種類や構成、組成がメタボリックシンドロームの肝病変である脂肪肝炎の発症や線維症の進行に大きな影響を与えることを明らかにしました。本研究により、腸内細菌や肝臓の免疫細胞、胆汁酸代謝が脂肪肝炎の発症に関わる詳しい仕組みや、これらを標的とした予防薬や治療薬の開発が期待されます。
本学の常山教授と清水講師は本研究の遂行に際し、開発したモデル動物の提供と病理組織学的評価に携わりました。
本研究成果は、2024年4月15日にInflammation Research誌でオンライン掲載されました。
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