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投書日2021年10月14日

試験の過去問について

 SNSなどで徳大生による過去問(教員によって公に公開されていないもの)のやり取りが盛んに行われているが,研究室配属の判断材料にGPA,GPTが用いられている点,あるいは試験の公平性という観点から,大学側はこの現状に問題があると考えているのかいないのかお伺いしたい。

回答日2021年11月22日
回答者

学務部教育支援課

 貴重なご意見ありがとうございます。
 始めにご意見の一つである「徳島大学生がSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)上で試験の過去問(以下:問題)をやりとり」することについて,制限するのは非常に難しいと感じています。なぜならば,インターネットによる情報流通は急速に加速し,特定の人を判別し取り締まることはよほどのことがない限り難しいためです。
 しかしながら,SNSに問題を投稿した学生は,著作権違反などの行為であり,リスクをおかしており,かつ,本学の情報倫理コンテンツでの受講内容を守っていないということが言えます。
 加えてになりますが本学では,1年次の必修授業で「情報科学入門」があり,著作権に係る授業も行われておりSNS利用時の一対策は講じています。また,本学では,ソーシャルメディア等の利用におけるガイドラインも定めており,学生を含め全ての構成員が法令を遵守することとしています。
 そして,試験については試験の実施方法も含め,各授業担当教員の裁量の範囲です。問題用紙を回収せず復習としての活用を求めている教員もおられますし,また授業を理解していないと解けない過去問もあります。授業にて大切なところは変わることなく試験の範囲も大きく変わることはありません。そして試験は学修習熟度を図るものです。過去問により成績が左右されることのないよう授業担当教員にはお願いしたいと思います。
 結びとなりますが,大学としては前述のとおり,学生として守るべきモラルを守り勉学に勤しむとともに,これからも学生生活を謳歌していただくことを願っています。

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