chiikidesign地域デザインコース(2024年度入学生から)

About地域デザインコースとは

グローバル化と価値観の多様化が進む現代社会では、地域・国家・国際の各レベルにおいて、多様で複雑な課題が山積しています。こうした課題を解決するには、特定分野の専門知識だけでなく、総合的な観点からのアプローチが必要です。
地域デザインコースでは、情報デザイン、芸術デザイン、地域文化、地域社会、公共政策などの専門知識や技能を分野横断的に修得し、地域・社会課題の解決と持続可能な社会の創生に主体的に貢献できる実践人材を養成します。
カリキュラムマップ

情報デザイン系の学修モデル
「AI・データサイエンス」と「空間デザイン」の2つのキーワードを軸に、基礎的な情報活用能力の獲得を基盤とし、地域や都市、国家の諸課題をオープンデータやビッグデータの収集・解析により有用な知見を見出す能力を育成します。また、AIの組み込みによる分析や開発など、現代社会のインフラである情報デザイン能力を身につけます。
芸術デザイン系の学修モデル
映像表現や最先端のテクノロジーを活用した「メディアアート表現」や「芸術工学」さらにはそれらの技術を活用して社会の課題解決を目指す「映像デザイン」系の学びの融合を目指しています。地域課題等に即応的に表現したり実証的に問題解決する手法を提案する実践力を身につけることで社会課題を解決する能力を身につけます。
地域文化系の学修モデル
「行動する文化・歴史研究」をキーワードに、日本史学、考古学、文化人類学、民俗学などの観点から、歴史的な成り立ちや生活文化について学び、地域に根ざした「発展」を実現するための能力を育成します。GISを用いた時空間分析の手法やフィールドワークによる地域文化に関する調査、古文書や考古学的な資料の収集・分析・保存など多様な学びが可能です。
地域社会系の学修モデル
「地域」と「調査実習」をキーワードに、地理学や社会学の観点から地域社会の構造を理解し、都市計画・地域政策学の観点から政策を立案できる能力を育成します。 フィールドワークを通じて、地域の課題や可能性を探り、GISや社会統計分析など、地域・社会調査に必要な基本手法を学び、地域の実態を正確に把握するための力を養います。
公共政策系(政策学修)の学修モデル
国家公務員・地方公務員、マスメディア、NPO・NGOなど公共セクターへの進路を前提に、法律学や政治学を通して社会の仕組みと原理の基本を修得します。憲法、行政法、民法などの観点からリーガルマインドを、また国際関係論、平和学などからグローバルな素養を、そして公共政策学、政治学などから社会の改善に向けた政策論を、多角的に考察します。
公共政策系(ビジネス学修)の学修モデル
民間企業への進路を前提に、経済学及び経営学を中心に学びを深め、多様な民間セクター・産業分野で活躍できるジェネラリストを育成します。マクロ経済学、ミクロ経済学、国際経済論などの知見から経済の仕組みを、また、経営学、マーケティング論、会計学などの知見から経営の仕組みを、それぞれ理論と実践の両面から理解します。

Features地域デザインコース 3つの特徴

Features | 1 地域・社会課題に対し
的確かつ創造的に解決方法を提案・実践する
最新のデータサイエンスやAIの知識を基盤に社会の現状を的確に理解し、社会の課題を紐解き多様な学びを統合して地域づくり・政策を推進します。
Features | 2 多様な学びを結集した
実践知を身につけることで次の未来をつくる
情報分析・サービス開発の研究から、芸術・デザイン、考古学・歴史・文化人類学、社会学、公共政策まで幅広い分野の研究を展開。
Features | 3 世界の多様な地域を学びのフィールドにする
いろいろな場所に出掛けて学ぶのがこのコースの特徴!地域デザイン=Regional Designなので徳島のみならず多様な地域を対象に実地で実践を進めています!いろいろ学ぶ=たくさんの引き出しで色々と提案したり課題解決の実践ができるのです!
地域デザインコースは、こんな人にお勧めです。

教員が語るコースの魅力

積極的に学生コンペに参加し、
在学中から実社会に政策提案する
小田切 康彦 准教授
公共政策学
バイクや自転車のツーリングを通じて
楽しみながら、まちづくりを考える
矢部 拓也 教授
社会学
「現場」に行くことで世界を知り、
日本を見直し考える
内藤 直樹 准教授
文化人類学

社会問題を複眼的な視点でマネジメントする能力を有する人材を目指します。
経済や法律の基礎知識を習得し、多面的な思考や提案する力を養います。
グローバル化が進む社会問題を研究し、多様なビジネス論や政策論を展開します。
映像で地域調査をし、GISやSfMによる分析・復元等を行います。
LEDを使ったアート作品を制作し地域に貢献しています。
世界農業遺産登録に必要な支援を行うなど、実践活動で地域社会に貢献しています。

学生の声

迷いがある自分に
様々なチャンスをくれる
立畑 杏夏さん
総合科学部は2年生進級時にコースを選択し、3年生から研究室に所属することになります。その期間中に、や...
自分の好きなことを
分野を超えて学べる
武内 樹治さん
私は地域の文化や歴史をまちづくりに活かしたいと思っていたので、総合科学部社会総合科学科地域創生コース...
新たな興味を引き出す
社会の見方が
大きく広がる学び
南川 幸太郎 さん
私は入学前より地域創生について興味があり、このコースを志望しました。 お祭りや観光はもちろん、アート...

主な就職先や内定率

法務省徳島地方法務局、厚生労働省(兵庫労働局、徳島労働局)、国土交通省四国地方整備局、地方公務員(福井県、大分県、兵庫県、徳島県、堺市、泉南市役所、丹波篠山市、松山市役所、徳島市役所、吉野川市)、西日本電信電話㈱(NTT西日本)、あすか製薬㈱、㈱エヌアイデイ、㈱usen-next holdings、フロントディール㈱、サンケイ広告㈱、財務省中国財務局、日本年金機構、広島国税局(国税専門官)、高松国税局(国税専門官)、裁判所事務官(高松)、裁判所事務官(松山)、京都大学、徳島赤十字病院、(独)地域医療機能推進機構、(公財)徳島県埋蔵文化財センター、㈱キヤノンシステムアンドサポート㈱、富士通㈱、㈱NTTデータグローバルサービス、㈱東京地図研究社

内定率98.9%
令和5年3月卒業生

主な進学先

徳島大学大学院創成科学研究科地域創成専攻、関西学院大学大学院、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科、名古屋大学大学院環境学研究科、筑波大学大学院人間総合科学学術院芸術学、筑波大学東京キャンパスビジネス科学研究群経営学学位プログラム、鳴門教育大学大学院学校教育研究科

確かな実績→卒業生の声

自分にない 「ものの見方」 を発見した
一般の方を交えた学びや交流
加藤 華江さん
株式会社京都新聞社
フィールドワークを通して
自分のやりたいことを見つける
福間 崇史さん
西日本旅客鉄道株式会社
世界を知ることで
地域への理解が深まった
酒井 秀輔さん
徳島県庁

取得可能免許・資格

  • 中学校教諭一種免許(社会・美術)
  • 高等学校教諭一種免許(地理歴史・公民・美術)
  • 社会調査士
  • GIS学術士、学芸員、社会福祉主事任用資格

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