内藤直樹准教授が、国連食糧農業機関主催の国際シンポジウムにて、日本の世界農業遺産サイト代表として報告をおこないました

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総合科学部の内藤直樹准教授が2021年10月18日〜10月20日にかけて開催された、国連食糧農業機関
(FAO: Food and Agriculture Organization of the United Nations)が主催する
「世界農業遺産と家族農業に関する国際シンポジウム」にて、日本の世界農業遺産サイト代表として
遠隔での報告をおこないました。
 この国際シンポジウムでは、日本、中国、スペイン、チュニジア、チリの世界農業遺産登録地における
家族農業(family farming)の保全に関する現状と課題が、各国の代表者によって報告されました。
そのうえで、世界農業遺産が「国連家族農業の10年(2019-2028)」の達成にいかに貢献しうるのかに
ついての議論がおこなわれました。
 内藤准教授は、①徳島・にし阿波地域にみられる景観は地質的環境に対する人間の文化的適応として
評価できること、②17世紀初頭(江戸時代)から20世紀後半まで盛んだったタバコ栽培が傾斜地農耕システムを
強化してきた可能性、③タバコ栽培の衰退以降の非商業的あるいは半商業的な農業実践が傾斜地農耕システムの
保全に果たす役割について報告しました。
その上で、家族農業や世界農業遺産の保全のためには、非商業的あるいは半商業的な農業実践に注目する必要が
あることを指摘しました。
また、専門家による意見交換セッションにおいて、家族農業や世界農業遺産の保全にむけた制度や組織のあり方に
ついて議論しました。
 内藤准教授は、地域内外のさまざまな関係者とともに、トヨタ財団2020年度国内助成プログラムに採択された
「雑穀と若者のつながりで豊かになる地域社会をつくる」 プロジェクトを牽引し、日本で初めてスロー
フードと連携した組織による世界農業遺産登録地の保全につとめています。また、東アジアから東南アジア
地域における世界農業遺産に注目した「ゾミア的空間の地球史にむけたプレリサーチ:非人間中心主義的
転回への人類学的応答」
という科学研究費補助金による研究プロジェクトを組織しています。

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