対談-地域と繋がる学び

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「地域と繋がる学び」

吉田さん:
私は兵庫県出身のため、調査を行う土地について知らない場合があります。そのため地理学や歴史学の観点から徳島の古地図や古文書などを用い、土地の変容やどのように土地利用されてきたのかを学習したりしています。
学部長 :
学びのフィールドがすぐ目の前の地域/Localにあるということも総合科学部の魅力と言えますが、考古学という分野では実際にどのような学びをしていますか?
吉田さん:
現在大きく分けて二つの研究をゼミでは行っています。一つは徳島県の岩陰遺跡に関する調査で、もう一つは徳島県の石といわれる「青色片岩」を用いた石器づくりに関する調査です。岩陰遺跡は今年2月に那賀町で発掘調査の前段階である遺跡踏査を行い、12月頃には発掘調査も行う予定です。石器づくりはかつて人々がどのように石器を作ったのかを、自分たちも手作業で石器を作成しながら作り方を研究しています。
学部長 :
地域で学んだことをグローバルな目線で振り返ってみると、どんな価値があると思いますか?
吉田さん:
先ほど説明した青色片岩の石器づくりでは、ニューギニア島現地民の石器づくりを参考にしています。そのため、岩陰遺跡や石器製作に関する研究を通じて得られた結果は、いまニューギニア島現地民を参考にしているように、日本や世界の他の地域でも研究として応用できると思います。つまり徳島というローカルな場での調査においても、グローバルな視点を持って考察することが大切なのだと思います。
学部長 :
なるほど、地域での成果もグローバルな歴史発展の中で位置付けることが重要なのですね。総合科学部らしい学びでたいへん興味深いですね。
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