徳島大学フロンティア研究センター完成記念式典を挙行しました。

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徳島大学は、平成24年度補正予算で整備を進めていたフロンティア研究センターの完成を祝し、6月12日に完成記念式典を挙行しました。

式典では、河村保彦大学院ソシオテクノサイエンス研究部長から「センターの完成により、さらに地域と社会に貢献できる研究に精進したい」と式辞があり、引き続き、香川征徳島大学長が「新たな研究施設として多くの方々に活用され、本学の一層の飛躍を担う拠点となり、我が国のグリーンイノベーション、ライフイノベーションに大いに貢献したい」と期待を込めた挨拶が述べられました。その後、来賓を代表し、日亜化学工業株式会社取締役第二部門開発本部長の向井孝志様、国立大学法人徳島大学経営協議会委員である株式会社山本鉄工所代表取締役会長の山本紘一様、徳島大学工業会理事長(工学部同窓会長)の林正様がそれぞれ祝辞を述べられました。また、完成を記念して、一般社団法人徳島新聞社専務理事の米田豊彦様、株式会社クラッシー代表取締役の植田貴世子様、徳島県教育長の佐野義行様、香川学長、野地澄晴研究担当理事、河村研究部長、杉山茂フロンティア研究センター長がテープカットを行いました。

本センターは、常三島キャンパスの工学部にあり、先端ロボットを用いたコミュニケーション支援技術等を開発する「医工連携研究部門」、枯渇資源対策及び未利用資源からの有用資源回収等に関する研究を行う「資源循環研究部門」、新しい光機能材料や光デバイスの開発を行う「光テクノロジー研究部門」の3部門の各種研究室や実験室のほか、大学と共同研究する外部の研究者のためのスペースも設けています。今後、次代に結びつく更なる成果を上げ、地域と社会に貢献することが期待されます。 

 

式辞

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本日皆様には、徳島大学フロンティア研究センター完成記念式典にご臨席賜り誠にありがとうございます。開式にあたりまして僭越ではございますが、ご挨拶申し上げます。

国立大学は競争的環境の中で世界最高水準の大学を育成するため、平成16年4月に法人化されました。この法人化により、国立大学は戦略的に教育研究に独自性を発揮することが一層求められております。工学部では平成16年度から新たな研究体制を検討し、平成17年度に工学部内の国際的に評価の高い8研究グループから成るフロンティア研究センターを設置致しました。その後組織改編による大学院ソシオテクノサイエンス研究部への移行を経て、22年度に第1期が終了しました。この間130名を超える博士後期課程学生の指導実績、8億円に迫る競争的資金獲得という目覚ましい成果を上げることができました。続く第2期には国際的に評価が高くソシオテクノサイエンス研究部の強みとしても認知されております「LED光ナノ」、「医工連携」、「資源循環」の3研究部門を設置し現在に至っております。

発足当初本センターは、研究チームがバーチャルに集積された組織であり、チームを構成する研究者個々人の精力的な研究により、卓越した成果が上げられて参りました。しかし、現況の研究スペースの狭隘さや本学他部局や企業、公的機関との連携を深め、より高度な研究成果を上げるためには、分散する研究機能の集約化と外部から研究者を招聘するための統合研究施設の必要性が当初より強く認識されておりました。本学香川学長はじめ執行部の先生方、並びに事務局はその点をご理解・ご高配下さり多年にわたる本省折衝を経て、平成24年度の補正予算で本センターの新営をお認めいただくことができました。その後、竣工、研究グループの移転や機器の導入などを経て晴れて本日完成記念式典を迎えられることとなりました。

本センターの完成には、文部科学省及び財務省のご高配、日亜化学様をはじめとします多くの県内外の企業並びに県をはじめとします自治体のご支援・ご協力のおかげと深く感謝申し上げます。フロンティア研究センターが竣工致しましたことにより、本センターとソシオテクノサイエンス研究部の教職員はさらに地域と社会に貢献できる研究に精進致します。また、こうしたセンターの存在は学生の教育にも大きな影響をもたらすと確信しております。優れた研究成果を通じ、グローカルに貢献できる力量ある人材養成に努める所存です。これらの目標を達成しますには、センター及び関係教職員の努力はもとより、本学の全ての部局と国内外の大学・研究機関、自治体並びに地域の企業の方々のご支援・ご協力が欠かせません。今後ともご高配いただきますよう、どうぞ宜しくお願い申し上げます。本日、皆様にはお忙しいところ本センター完成記念式典にご臨席賜り、重ねてお礼申し上げます。ご清聴ありがとうございました。

 

徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部長 河村保彦 

  

 

学長挨拶

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徳島大学フロンティア研究センター完成記念式典に際しまして、一言ご挨拶申し上げます。

本日は、日亜化学工業株式会社取締役第二部門開発本部長・向井孝志様はじめ多数の皆様にご臨席いただきまして、誠にありがとうございます。

また、このフロンティア研究センターの完成までには、実に多くの方々のご協力とご支援を賜りました。ここに徳島大学を代表いたしまして、心より御礼申し上げます。

このたび、徳島大学が有するLED光ナノ、医工連携、環境資源循環の分野における高い研究実績や特色を生かし、世界に先駆けるグリーンイノベーション、ライフイノベーションを推進するための研究拠点を形成することを目的として、平成24年度補正予算で整備を進めておりましたフロンティア研究センターがこうして完成しましたことは、誠にめでたく、大変うれしく思っております。

本センターの完成により、研究環境の改善・充実が図られるのみならず、地域や産業界との連携を強化していくことが大学の大きな使命となっている今日、こうして本学に新たな研究拠点が完成したことで、関連研究機能の強化・集積、連携等による相乗効果も大いに期待されます。

このフロンティア研究センターが、本学の新たな研究施設として多くの方々に活用され、本学の一層の飛躍を担う拠点となり、我が国のグリーンイノベーション、ライフイノベーションに大いに貢献することを祈念して、ご挨拶とさせていただきます。

徳島大学長 香川 征

 

 来賓祝辞

来賓を代表して次の3名の方に祝辞をいただきました。

 

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日亜化学工業株式会社 国立大学法人徳島大学経営協議会委員           徳島大学工業会理事長
取締役第二部門開発本部長     株式会社山本鉄工所代表取締役会長       (徳島大学工学部同窓会長)
向井 孝志様 山本 紘一様   林 正様
 
  

テープカットセレモニー

式典に引き続き、テープカットセレモニーを行いました。 

 

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 右から一般社団法人 徳島新聞社 米田様、株式会社クラッシー 植田様
徳島県教育長 佐野様、香川学長、野地研究担当理事、河村研究部長、杉山センター長
 
 

施設見学

テープカットセレモニーの後、見学会を行いました。

 

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  フロアの設備に関する説明を行う様子 実験に使用する暗室を見学

 

 

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  実験室前で研究概要の説明を受ける様子 人型ロボットの研究について質疑応答を行う様子

 

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