公開シンポジウム「歯科領域から発信する新規医療技術の開発-デジタル技術・骨再生医療を中心に-」を開催いたしました。

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 令和4年12月18日(日)に歯学域主催で、「歯科領域から発信する新規医療技術の開発 ーデジタル技術・骨再生医療を中心にー」と題して、研究部公開シンポジウムを、大塚講堂・大ホールにて開催いたしました。前日からの雨が当日には雪となりあいにくの天気となりましたが、教職員・学生や歯科医師の皆さんなど、50名あまりの方々に参加して頂けました。本シンポジウムのテーマの一つは、口腔内スキャン技術,CAD技術,3Dプリント技術を駆使した歯科治療に関してですが、保坂啓一先生(再生治療学分野)からは、さらに非常に高い硬組織との接着能力をもつ材料を組み合わせた歯の保存治療が紹介され、大倉一夫先生(顎機能咬合再建学分野)により、金属アレルギーを避けるため新しい材料を用いた歯冠修復について講演が行われました。一方、骨補填材料の応用に関しては、北村知昭先生(九州歯科大学)からはバイオセラミック系マテリアルであるBioactive Glassの応用による歯質と結合性の高い、機密性の高い根管治療が、宮本洋二先生(口腔外科学分野)により、自らが世界で初めて開発された、低結晶性炭酸アパタイトの特性と人工骨としての実用化とその将来展望について紹介されました。最後の4名の演者によるパネルディスカッションにおいては、参加者からの質疑応答も含め、科学的な優位性、改良が望まれる点、コスト的な観点などを含め、活発な討議が行われ、予定の2時間を超えて大いに盛り上がりました。
 

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