第4期中期目標・中期計画に沿って、放射線総合センターの外部資金の確保、研究支援、放射線安全管理・安全教育訓練体制、社会貢献に向けた施策を実施するとともに放射線安全管理に資する人材育成を進めていきたいと思います。
外部資金の確保
これまでに利用料金や受託測定に関する規則改正や予約システムのクラウド版等を整備してきました。今後は、教育訓練並びに放射線関連測定の受託による外部資金確保を行なっていきたいと思います。そのための有効な研究開発を進めて参ります。
研究支援
動物PET/CT施設と連携して新規のPET核種の合成実験が行えるよう環境整備を行い、センターで合成・分析し動物PET/CT施設でPET核種を使用するという体制構築を検討し、高レベルRI利用研究の推進と安全な利用に関する研究開発を行いたいと思います。これらに基づく学内外への安全管理情報提供を行いたいと思います。
放射線安全管理・安全教育訓練体制
理工学部の計量管理区域に保管されている核燃料物質のセンターで保管を行うように原子力規制庁及び理工学部と連携しながら進めてまいります。教育訓練e-Learningの充実に向けた研究開発を行い、教育訓練・放射線安全管理専門委員会で検討し順次実施していきたいと思います。学内の放射線安全管理体制を随時見直すとともに安全管理に係る文書の電子化・システム化を推進していきたいと思います。
社会貢献
引き続き教養教育における放射線教育の充実と、ファミリーサイエンス教室、サイエンスクラブ、サイエンスセミナー、マンスリー放射線講座の実施による一般の方への放射線の情報提供を進めるとともに有効な放射線理解のための簡単な実験を含むパッケージを研究開発し社会貢献を実施していきたいと思います。 皆様のご理解とご支援、ご協力を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。