ニュースレター(第9号 平成24年度下半期版)

ニュースレター(第9号 平成24年度下半期版(825KB)

平成24年下半期の本学の現況について

 

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徳島大学長 香川 征

 

混迷を深めていた政治も、突然の衆議院解散で与野党ともに選挙にむけマニフェスト、政権公約なるものの発表が続いています。しかしながら、選挙後のことも不透明で、たくさんの問題が山積していることも事実です。2020年までに財政問題に目途がつかなければ、日本は崩壊するという人もいます。

国立大学は、文部科学大臣が国家戦略会議に提出した「大学改革実行プラン」をもとに、大きく全ての面で改革を迫られています。手はじめとして教育学部、医学部、工学部の「ミッションの再定義」の作業が進んでいます。その他の学部も平成25年半ばまでに同様の作業が終了する予定です。予算面でも平成25年度は厳しい状態になり、当然概算要求に影響が及ぶことが知らされています。

そのような状況の中、徳島大学においても教育の質の向上、グローバル人材の育成、入試制度などなど、多くのことを改革を前提として見直しが始まっています。

今後とも、同窓会の皆様にはより一層の御支援、御協力、御指導いただきますようお願い申し上げます。


同窓会の活動状況

 

渭水会(総合科学部同窓会)

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会長 佐藤 勉

「渭水会」におきましては、今春に315名の新しい会員をお迎えし、新年度がスタートいたしまして、おかげさまで、益々充実・発展をいたしているところです。

さて、「渭水会」の活動の一つとして「渭水会々報」の発刊があります。この会報は長い歴史があり、今年で41号を数えるに至っておりますが、毎年約1万部を終身会員を中心に配布しているところです。 一方、昨今の高度情報社会といわれる我が国でも、インターネットを利用している人の数は、平成23年度末におきまして、9610万人で、人口普及率では、79.1%にあたり、国民の約10人に8人近くの人たちがインターネットを利用していることになります。 そこで遅まきながら、本会におきましても、この「渭水会々報」の内容を中心としたホームページを開設することとなりました。

大学当局のご理解とご協力を得まして、去る10月1日より徳島大学及び総合科学部のホームページにリンクを張らせていただき運用を開始いたしました。

今後、会員の皆様をはじめ関係の方々のご指導を頂きながら、より素晴らしい内容となりますよう努力を重ねてまいりたいと思います。

ところで、昨年3月11日に東日本を襲った未曾有の大地震と津波に伴う原発事故の恐ろしさは私たちの脳裏から一瞬たりとも消えることはありません。一年半が経過した現在も行方不明者の方々が約3000名にのぼり、我が国において起きた自然災害で死者・行方不明者の合計が1万人を超えたのは戦後初めてであり、その大きさに驚くとともに、大自然の前に人間の無力さを思い知らされた気がいたします。去年の世相を漢字1字で表す言葉として「絆」が選ばれたのは、私たちの記憶に新しいところです。東日本大震災の災害を通して日本だけでなく、世界中に「絆」の輪が広がり、人々が手を差し伸べ、助け合い、共に生きていくことの大切さを再認識させられました。これからも、人々の「絆」を大切にして前向きに生きていくことで、明るい未来が来て欲しいという願いでこの言葉が選ばれたと思います。

私たちも「徳島大学渭水会」という同窓の「絆」で結ばれた貴重な1万人を超す会員の方々がお互いの心を交流させ、また、支えあう一つの場として、このホームページを活用していただければまことに幸いです。


青藍会(医学部医学科同窓会)

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会長 露口 勝

本年6月に青藍会会報第79号が発刊されました。徳島大学の現況や医学部および徳島大学病院の現状が報告され、各支部便り、会員通信、各期の同窓会便り、関連病院紹介など盛りだくさんで多彩な内容になっています。

7月16日(海の日)に青藍会総会が青藍会館において開催され、仁木前会長の後を受けこの度私が青藍会会長に推挙・承認されました。青藍会会員の親睦・交流を一層図り、母校の発展のため精一杯努力する所存ですので、どうぞ宜しくお願いいたします。なお、副会長は塩田 洋、桜井えつ、荒瀬誠治の3先生です。総会では会長、医学部長の挨拶、活動報告があり、事業報告、決算報告が承認されました。会員総数は5,592名、物故491名で、現在の正会員数は5,101名です。新しい臨床研修医制度がスタートしてから、卒業後若い人が全国に散らばり同窓会への関心が薄いので、全国12支部をより活性化して、それぞれの地域で活躍されている同窓生の絆を深める必要があるということになりました。青藍会会員の皆様のご協力を宜しくお願いいたします。午後には青藍会賞を受賞された徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部助教の北村明子先生(医学部42期)の受賞講演があり、さらに青藍会出身教授81名の中から、名古屋大学の長谷川好規教授(医学部24期)と和歌山県立医科大学の井原義人教授(医学部36期)より、それぞれ専門分野に関する学術講演がありました。

9月5日に役員会が開かれ、12月に発刊される青藍会会報80号の編集方針や平成24年度卒業生への記念品などについて話し合われました。

11月1日に蔵本祭の一環として、医学科との共催で青藍会講演会が開催され、講師の独立行政法人 年金・健康保険福祉施設整理機構 理事長の尾身 茂先生から世界保健機構(WHO)での勤務経験とポリオ根絶への道を中心に「これからの医療、これからの社会」と題した講演があり、多くの医学生や医療関係者に深い感銘を与えました。

11月27日に広報委員会が開催され、本年12月20日に発行される青藍会会報80号と青藍会会員名簿について編集会議が行われました。


栄友会(医学部栄養学科同窓会)

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会長 津田 とみ

栄養学科49期生の入学からはや半年経過しました。栄養学科同窓会(栄友会)もいよいよ50周年の年輪を重ね見事な樹となってきています。同窓会としては、50周年記念事業の準備が始まり、記念式典は来年の8月31日を予定しています。6月に蔵本キャンパスで同窓会総会を開き、各支部からの役員も出席し50周年事業の準備を進めることを議決しました。総会に続いて高松赤十字病院栄養課黒川有美子さん(20期)を講師として講演会を開催し、在校生も耳を傾けていました。

今年春以降より秋口までの、栄養学科同窓会(栄友会)と会員の活躍の様子を、拾い出してみました。拾い出せたものだけですが順に紹介します。5月、徳島大学分子栄養学分野の瀬川博子講師(28期)が日本栄養・食糧学会奨励賞を受賞しました。9月、徳島大学臨床栄養学分野の奥村仙示助教(28期)が日本栄養改善学会の奨励賞を、受賞しました。

9月、木戸康博先生(12期・京都府立大学教授)が今期から日本栄養改善学会の理事長に選ばれました。8月、日本栄養士会総会で公益社団法人に衣替えをした日本栄養士会の新会長に小松龍史先生(10期・同志社女子大教授)が就任し、旧会長中村丁次先生(5期・神奈川県立人間福祉大学学長)から仕事を引き継ぎました。日本各地の大学の教員、教授、研究所のリーダー、病院での責任ある立場で活躍している様子が事務局へも伝わってきます。また、各都道府県の栄養士会や職域協議会のリーダーとしても多くの同窓生が活躍しています。日本国内だけでなく、今年春から遠藤弥重太先生(2期・元愛媛大学教授)がカリフォルニア大学サンタクルス校で新たな研究室を開き研究を展開しています。

昨年度の末には大橋陽子氏(1期生)が厚生労働大臣表彰(栄養改善事業功労者)を受彰、幸林友男氏(11期生・千里金蘭大学)が厚生労働大臣表彰(栄養士養成功労者)を受彰しています。

ここにお名前をあげましたのはごく一部です。今期の“卒業生の紹介コーナー”では、企業における管理栄養士として意欲的に活躍範囲の拡大に貢献している吉本弥生さん(17期)に登場願いました。卒業生のことばかり書きましたが、私達の母校、徳島大学栄養学科の諸先生方、院生、学生さんのめざましい活躍を同窓会として誇らしくうれしく思い、ますますの発展を祈っています。


睦眉会(医学部保健学科同窓会)

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会長 河田 明男

医学部保健学科同窓会「睦眉会」は24年3月末現在5993名を擁する医療技術者(看護師、臨床検査技師、診療放射線技師、助産師)で構成する同窓会です。平成8年に発足し16年目を迎えることとなりました。初代・後藤、2代目・手塚会長と歴任され私が3代目となっております。会の運営は名誉会長(保健学科長)の下、会長1、副会長4、学内理事7、理事12、監事2で運営されております。

活動は総会(1/年)会誌発行(1/年)役員会(数回/年)名簿発刊(不定期)入学・卒業式参列、医学部各賞授与式参列、新入生歓迎昼食会参加、同窓会連合会出席、等々が挙げられます。会の責務としては卒業生と在学生を繋ぐ役割、親睦の増進等が挙げられます。各位におかれましては当会の活動趣旨を御理解の上、各種行事へなお一層の御協力を賜りたく存じます。職業の発展には「教育」が不可欠であります。医療の世界においては、確立した教育こそが安全・安心を担保する事を実現出来るのです。大学での教育、卒後教育、一般人を対象とする教育等のさらなる展開が求められている事は周知の事実であります。まさに現代日本は高度な倫理観に裏付けされた、優秀な医療技術者の活躍を期待しております。これに応えるためにも「大学院・博士課程」の開設による教育は時宜を得たものであると言えます。

一方身近な課題としては、競争と淘汰の時代の到来が挙げられます。平成24年3月末には徳島文理大学の4年制卒業看護師が誕生し、25年3月末には四国大学の卒業生が誕生します。また、24年4月には徳島文理大学・放射線技術学科が開設されました。看護師、診療放射線技師の両分野においては競争の時代がスタートしました。しかし徳島大学の強みは「医学部・医学科」の存在です。基礎と臨床のエキスパートによる実践教育の強みは他の追随を許さないと自負している処です。各専門分野に学ぶ学生諸君は自信を持って勉学に又実習に励んでいただきたいと存じます。

睦眉会はその理念にもありますように「保健医療の向上に寄与することを目的とする」事は、在校生の日常生活を物心両面でサポートしていく事で実現できるものであると考えております。


蔵歯会(歯学部同窓会)

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会長 薦田 淳司

平成24年3月に、本学歯学部歯学科を30期生54名、歯学部口腔保健学科を2期生16名が卒業し、この蔵歯会に入会いたしました。卒業生の合計は1719名になり、その中でも教授陣を学内に7名、学外に5名輩出するなど、全国各地で同窓生が活躍しています。関東、東海、滋賀、京都、大阪、兵庫、岡山、香川、愛媛、高知、徳島の11支部と大学支部が設立されております。同窓会本部では、庶務・渉外、広報、福利厚生、学術、会計の担当部署があり、定期評議員会、総会、支部長会議を4月に開催、2年に1回会員名簿を作成、年1回会報誌を発行しています。会員の慶弔時に電報・花輪等を送り、災害時には見舞金を支給しています。また、ホームページhttp://www.tokudai-d.netを開設しています。

歯学部との連携も密にしており、毎年12月には歯学部と共同で進学・就職ガイダンスを開催し、卒後10年ほど経て活躍されている卒業生と卒後間もない臨床研修中の卒業生による講演会を開き、歯学部生が進路を決めていくうえで必要な情報を提供しています。また、4月の総会の後には、歯学科6年次と口腔保健学科4年次の学生を招いて支部説明会と懇親会を開催し、支部における歯科の状況を説明したり、進路相談を受けたりしています。

また、母校徳島大学に設立された同窓会連合会の一員として、毎年徳島で開催されるびざん会、2年毎に交互に開催される関東びざん会と近畿びざん会に参加し、他学部の卒業生とも交流を深めています。特に、今年は関東びざん会の開催年であり、歯学部同窓会が主幹で11月18日に開催いたしました。


薬友会(薬学部同窓会)

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会長 山下 修司

本年4月に平岡功前会長より薬友会長を引き継いでから早半年が過ぎました。

ご存知のように本年3月には薬学新課程の最初の卒業生・修了生が生まれ、新薬学科の6年制40名と新大学院創薬科学専攻博士前期課程29名が薬友会に入会されました。薬友会の会員数は6679名になります。

7月には第12号の薬友会誌が発行されました。薬学部の近況報告、薬学部の各研究室の紹介、各界で活躍されている卒業生の紹介、支部の活動状況、各年度クラス会の報告がまとめられています。また薬学新課程での薬学部の新しい教育目標としての「インタラクティブYAKUGAKUJIN」育成についても紹介されています。

9月9日には愛媛県支部総会が松山市で、10月18日には近畿支部総会が大阪市で開催されました。両支部総会とも定期的に開催されており、世代を超えた卒業生の交流・情報交換の場として参加者は有意義な時間を過ごされていたように感じました。薬学部からも数名の先生が出席され、スライドを使った最近の薬学部を含めた蔵本地区の説明をされていましたが、大変好評でした。

本年11月には3年毎に1回の薬友会名簿が発行されました。

薬学部は設立90周年を迎えますが、来年度にはその記念事業が薬学部で計画されております。薬友会も協力して立派な記念事業にしたいと考えておりますのでご協力宜しくお願い申し上げます。


工業会(工学部同窓会)

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理事長 藤田 定吉

工業会は、会員数がおよそ25,000人を超える組織で、本部はもとより、関東から九州に至る全国16支部で活動しており、本年度は5月12日(土)に、全国16支部による支部長会議を皮切りに、総会、記念講演会、懇親会を開催しました。

支部長会議では、活動状況の報告と意見交換を行いましたが、どの支部においても会の活性化が課題となっており、いろいろな工夫をしながら取り組んでいるとのことでした。

総会は112名が参加し、平成24年度の事業計画が審議、承認され、活動がスタートしました。引き続き記念講演会では、日本赤十字社・徳島支部事業推進課の坂東志昌氏に、「災害が起こったときにあなたが支援できること」と題して、東日本大震災での体験をお話ししていただきました。また、懇親会では、遠路参加してくださいました支部長の皆様からもスピーチをいただき、盛会裏に終了しました。

翌日には、第6回ホームカミングディを開催し、46名の参加のもと、工学部の現状の報告、最新の研究のポスターセッション、新しく整備された学内のキャンパスツアー、OBとの意見交換会等を実施しました。

8月には会報「第58号」を発行し、10月からは各地での支部総会に、役員の皆様の協力をいただきながら出席して交流を深めております。また12月には、名簿の発行を予定しております。

以上、本年度の主な活動を紹介させていただきましたが、最近、同窓会のあり方が課題となっております。同窓会は、学科・世代の垣根を越えた交流と情報交換の場であり、活性化のためには、若い会員の皆さんが参加できる環境づくりが必要と思っています。

今後とも、皆様方のご指導、ご協力の程、よろしくお願い致します。


六一会(大学開放実践センター同窓会)

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会長 佐々木 隆

六一会会長の佐々木です。会員の皆さんに支えられ活動の強化に努めています。

六一会は大学開放実践センターが、開講した昭和61年に受講生による同窓会として発足しました。

去る5月15日開催の平成24年度総会において、新たにパソコン倶楽部、ハイキング倶楽部がスタートしました。(美術館倶楽部、俳句倶楽部、読書倶楽部、朗読倶楽部の同好会がある)会員の期待に応えるとともに活性化につながっています。

パソコン倶楽部は、パソコンに精通している京野副会長(元シルバー大学校大学院OB会会長)を講師にノートパソコンを持ち寄り基本的な課題から学習を始めている。表入りの文書、写真入りの文書などを学習している。

ハイキング倶楽部は、徳島市近郊の大川原高原、神山森林公園など県民憩いの場所に隣接する旭が丸や東西龍王山で100名山登山を達成したばかりの中島 護氏を講師にむかえハイキングを楽しんでいます。高齢者特有の病気にならないトレーニングや寄生する花や木の勉強は会員を元気にしています。

また、中島氏の総会開催時の記念講演、演題「元気の秘訣」は多くの一般県民を含む107名の参加があり大成功でした。

なお、六一会のそれぞれの活動は、ホームページに反映されていますのでご覧ください。

今、開放実践センターが、今回取り組む「豊かな未来を切り拓くために」の生涯教育の課題について、担当の馬場教授と地方公共団体の活動上状況(上勝町、唯一県内自治体で宣言をしている牟岐町)を調査し共同で取り組んでいます。住民とダイレクトに接する市町村の活動はそれぞれ特色があり大いに参考になります。

それぞれの活動は会員のみなさんとの共同作業を求め超高齢社会に突入しつつある現代社会において、会員の皆さんの活力になり生きがいのある楽しい生活になることを目的として進めています。


卒業生紹介

各界でご活躍される卒業生をご紹介します。

 

渭水会

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南本 長穂 みなみもと おさお

教育学部小学校教員養成課程 1972年卒業

関西学院大学教職教育研究センター 教授

 

1949年1月、徳島県の木屋平村(現、美馬市)生まれ。

徳島大学を卒業後、広島大学大学院教育学研究科教育学専攻博士課程中途退学し、愛媛大学教育学部助手、講師、助教授、教授(在職24年間)を経て、2000年4月から現職。

 

本学教育学部に入学し、ドイツの有名な社会学者であるマンハイムの研究に取り組んでいた池田秀男先生に出会い、教育社会学という学問分野に興味を持たれました。その後、池田先生の恩師である広島大学大学院の教育社会学講座の教授の新堀通也先生の研究室に進み、教育社会学という学問を学ぶことに充実感を得たことを契機に、研究職に進むことを決められました。日本教育社会学会の理事や学会誌の編集委員、日本教育学会等の所属する学会の理事等をされ、学会の会場校としての世話や多くの著書を出版されています。これからも、優れた学問的業績を残された大学院の恩師の新堀通也、片岡徳雄両先生を目標に、まだまだ努力を続けねばという思いや熱意をもって取り組まれています。


青藍会

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中川 やよい なかがわ やよい

医学部医学科 1977年卒業

医療法人中川医院理事長兼院長(眼科専門医、アレルギー認定医)

一般社団法人大阪市旭区医師会理事、社団法人大阪府眼科医会理事、一般社団法人大阪府女医会理事、公益法人日本眼科医会男女共同参画推進委員会委員長

 

1977年 大阪大学医学部眼科学教室入局

1979年 大阪逓信病院(現NTT西日本病院)眼科医員

1983年 大阪逓信病院眼科医長

1985年 医療法人中川医院理事長兼院長

1986年 大阪大学医学博士取得 テーマはアレルギー性結膜疾患の涙液IgE

1993~2004年 大阪大学眼科学教室非常勤講師

 

女性医師の比率が多い眼科を専攻したことと、卒後勤務した大阪逓信病院が女性労働者の多い電電公社の病院であったことにより、女性の労働環境整備に対して興味を持った。逓信病院では部長を除く3人の常勤医が女性という環境で、先輩の女性医師は当時としては珍しく1年間の育児休暇を取得した。

大阪府医師会理事となって日本医師会女性会員懇談会に参加し、名称を男女共同参画委員と変更した同委員会で、副委員長、委員長として本格的に女性医師の勤務環境整備や男女共同参画、ワーク・ライフ・バランス施策の推進、女性医師バンク、女性医師支援センターの創設と運営に関与した。

現在も増加しつつあるすべての女性医師が、出産・育児を乗り越えて仕事とキャリアを継続できることを切望しそのために役立つ仕事ことを続けたいと考えている。


栄友会

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吉本 弥生 よしもと やよい

医学部栄養学科 昭和59年卒業

花王株式会社 ヘルスケア食品研究所・主任研究員

専門分野:機能性食品

 

昭和59年 医学部栄養学科卒業

昭和59年 ユニチカ三幸株式会社入社

昭和63年 関西ランチ株式会社入社

平成元年 花王株式会社入社

平成13年より現職

 

今回は、企業における管理栄養士として意欲的に活躍範囲の拡大に貢献している吉本弥生氏(17期)に 登場願いました。吉本弥生氏は、昭和59年に徳島大学医学部栄養学科を卒業された後、冷凍食品会社などでの商品開発を経験し、平成元年花王株式会社に入社されました。入社後は、食品事業部、近畿地区マーケティング部を経て平成13年より現職。

エビデンスに基づく食品の機能性に関する情報を社内外に提供、食品成分の持つ健康機能の認知普及に携わってこられました。また、近年では、食品に関するリスクコミュニケーションなどにも取り組んでおられます。

これらの活動は、多方面で取り上げられており、最近では専門誌「臨床栄養」平成24年9月号に、社内や学会にて管理栄養士の視点から専門家に対してエビデンスに基づいた様々な情報提供活動を行っていることが紹介されています。

平成24年度からは、日本栄養士会の全国研究教育栄養士協議会役員としてもご活躍されておられます。


睦眉会(医学部保健学科同窓会)

中野氏の写真

中野 静子 なかの しずこ

徳島大学医学部附属看護学校 昭和44年卒業

四国大学看護学部看護学科 教授・看護学科主任

 

中野静子氏は看護学校卒業後、徳島大学医学部附属病院に7年間勤務後、愛媛大学医学部附属病院に異動し、昭和53年から病棟や手術部の看護婦長として、病む人に寄り添う看護を実践し、また後輩の指導に携わりました。平成3年、愛媛県立医療技術短期大学看護学科に転勤し、成人急性期看護学の助教授、その後老年看護学の教授として、看護教育の分野で活動をしながら、大学、大学院修士課程で自己研鑽に努められました。その後、四年制大学開設準備に携わり平成16年4月、愛媛県立医療技術大学老年看護学教授兼初代の地域交流センター長に就任、また平成18年には図書館長を務め、平成21年3月に退職しました。その後、在職中に関わっていた、愛媛県看護協会の副会長として、愛媛県看護職の卒後継続教育にも力を注ぐなど、幅広くご活躍されました。平成22年4月からは、看護師最後の仕事として、四国大学看護学部に赴任し、看護師養成に取り組まれています。


蔵歯会

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美島 健二 みしま けんじ

歯学部歯学科 平成3年卒業

昭和大学歯学部口腔病態診断科学講座

口腔病理学部門 教授

 

美島健二氏は歯学部第9期生であり、平成3年に徳島大学歯学部を卒業後、奈良県立医科大学病理学講座の大学院で学位を取得した。その後、平成7年から平成13年まで同講座の助手として従事し、その間2年間米国NIH/NIDCRに客員研究員として留学している。また、平成13年には、徳島大学歯学部口腔病理学講座で助手として従事し、鶴見大学歯学部口腔病理学講座准教授などをへて現在に至る。

奈良県立医科大学時代は、主に全身の病理診断と口腔癌の研究に従事し、留学先のNIHでは遺伝子治療に関する研鑽を積んできた。また、徳島大学歯学部では唾液腺疾患を対象とする研究を開始し、現在に至るまで唾液分泌障害に対する再生医療の応用をテーマに研究を行っている。

現在、唾液分泌障害に対する新規治療法の応用を目指して、基礎から臨床応用可能な技術の開発に取り組んでいる。


薬友会

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稲木 敏男 いなぎ としお

1970年 薬学部製薬化学科卒業

興和株式会社 研究本部長、取締役常務執行役員

 

1972年 徳島大学大学院薬学研究科修士課程修了

興和(株)入社

1983年 薬学博士(東京大学)

1987年 ユタ大学出向

2003年 東京理科大学客員教授(現職)

2009年 取締役常務執行役員(現職)

2009年 薬剤学会「製剤の達人」受賞

2012年 研究本部長(現職)

2013年 日本薬剤学会第28年会年会長

 

稲木敏男氏は、昭和45年に徳島大学薬学部を卒業、昭和47年に同大学院薬学研究科を修了し興和株式会社に入社されました。入社後は薬剤部門で外用剤の研究に従事され、バンテリン、アノン、フィニッシュ、ケラチナミン、ウナ、ユーパスタなどの我々が良く知る外用剤の開発、そして高脂血症治療薬のリバロ錠の上市に尽力されました。その間、インドメタシンの皮膚からの吸収に関する研究で昭和58年に薬学博士(東京大学)を取得されています。

40年の研究所歴のうち3年間薬粧ヘルスケア開発本部長としてバンテリンサポーター、三次元マスク、ビューティアンなどの消費者に近い商品開発に関わったことが、その後の研究テーマの方向性に影響を与えていると感じられているそうです。

現在は、東京理科大学客員教授のほか、役員および研究本部長として社内のグローバル化事業の舵取り役として、また、来年度の日本薬剤学会の年会長もご担当されるということで、今後のますますの活躍が期待されています。


工業会

納田氏の写真

納田 盛資 のうだ せいじ

昭和52年 工学部土木工学科卒業

昭和54年 大学院工学研究科修士課程修了

徳島県危機管理部長

 

納田氏は、徳島大学を修了後徳島県に入庁し、土木部で32年間勤務の後、現職に至る。

入庁後長らく道路、橋梁等を担当していたが、平成11年に当時県の重要課題であった第十堰改築、細川内ダム建設に従事して以来、土木技術の分野だけでなく様々な業務に従事。

最近では、平成21、22年に県土整備部副部長として土木行政全般を担当し、23年は道路総局長として県下道路の総括、今年度から、県民の生命・身体・財産に関わる危機管理事象を総括する危機管理部長に就任。

危機管理事象は、地震、津波、台風等の自然災害の他、O157、鳥インフルエンザ、口蹄疫、北朝鮮ミサイル、食品の放射能汚染など多岐にわたるが、東日本大震災以降「南海トラフの巨大地震」に県民の関心が高まっている。

津波から住民の生命を守るためには「避難」が第一であり、避難計画策定に必要な「徳島県版の最終の津波高さ・津波浸水深」の早期公表が求められている。

現在は、地震・津波に関する市町村の支援を始め、県民の防災に対する啓発、県全体の地震・津波減災対策に集中的に取り組んでいる。


六一会

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酒司 スミ子 しゅし すみこ

慶応義塾大学文学部卒業

 

平成元年に徳島大学大学開放実践センター公開講座受講生・同窓会「六一会」会員となり現在に至る。

平成2年に「六一会」理事に任ぜられ現在に至る。

平成16年から4年間徳島大学大学開放実践センター公開講座 情報・技術の市民ティーチングアシスタントとして奉仕した。

現在、大学開放実践センター 公開講座 情報・技術 Microsoft Office PowerPoint210中級コース受講中です。

酒司さんは、六一会の生き字引で彼女なしでは六一会は語れないでしょう。

六一会ホームページの管理人であり優れた仕事ぶりは会員から称賛を浴びています。

 

徳島大学同窓会連合会ニュースレター第9号
発行日: 平成24年12月3日
編集: 徳島大学同窓会連合会事務局
連絡先: 〒770-8501
徳島市新蔵町2丁目24番地
国立大学法人徳島大学総務部総務課
TEL 088-656-7006
FAX 088-656-7012