ニュースレター(第4号 平成21年度版)

ニュースレター(第4号 平成21年度版)(206KB)

 

徳島大学創立60周年を迎えて

 

青野敏博氏の写真

徳島大学長 青野 敏博

 

徳島大学同窓会連合会会員の皆様には時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。昭和24年に徳島大学が新制の国立大学として創設されて以来、今年で60周年を迎えました。現在は総合科学部、医学部、歯学部、薬学部および工学部の5学部を擁する総合大学として発展し、全学部の大学院に博士または博士後期課程を備え、教育、研究、社会貢献に活動の輪を拡げています。

 

この60年間に5万5千人を超える卒業生が社会に巣立たれ、全国的に各界で活躍しておられることは喜ばしい限りです。徳島大学には各学部を中心に8つの同窓会があり、それぞれ親睦を図っておられますが、平成18年には各同窓会が連携して全学組織としての「徳島大学同窓会連合」(通称びざん会)が発足しました。

 

これまで徳島市の阿波観光ホテルで平成18年6月と平成19年5月、平成20年6月の2回のびざん会が開催され、学部の垣根を越えた同窓生が集まり親睦の実をあげることができました。平成20年10月には東京の青山で関東びざん会を開催し、工学部の同窓会を中心に各学部から合計75名の参加者があり、夜の更けるのも忘れて思い出話に花を咲かせました。平成21年度は7月18日に大阪市の中之島で近畿びざん会の開催が予定されており、皆様のご参加をお待ちしています。

 

今年は本学の創立60周年に当たりますので、同窓生の皆様に参加していただきやすい記念事業の実施を予定しています。開学記念日の11月2日を中心に(1)記念式典・祝賀会をホテルクレメント徳島で挙行し、(2)記念講演会、音楽会、美術展などの開催、(2)各学部の同窓会や大学祭の開催に合わせてHomecoming Dayの実施、(4)60年史の発刊などを考えています。

 

これらの事業を実施するための基金として、60周年記念事業講演会が教職員、卒業生、地元各界の皆様から浄財をご寄付いただき感謝しております。寄付金は上記事業の他、常三島地区のシンボルストリートの整備や蔵本地区の生命科学総合実験研究棟1階に設置する研究機器共同利用室の整備に利用するほか、大学基金の充実にも役立てさせていただきます。

 

徳島大学の創立60周年がちょうど国立大学法人化第1期の6年間の最終年度に当たります。これを機に今後も教育、研究基盤を強化し国際的に評価の高い大学を目指して頑張って参りますので同窓生の皆様の温かいご支援をお願いいたします。

 

同窓会の活動状況

 

渭水会(総合科学部同窓会)

濱田治良氏の写真

理事長 濱田 治良

総合科学部の前身は明治7年(1874年)に開校された師範期成学校に遡り、125年の歴史があります。その間、徳島師範学校、学芸学部、教育学部、総合科学部へと変遷して来ました。総合科学部としての同窓生も5千人を超えています。平成19年度までは渭水会は、教員養成学部としての長い伝統を反映し、徳島県下の教員で構成されている教職員支部が中心となって運営されていました。すなわち「幼稚園支部」、「小学校支部」、「中学校支部」、「高校支部」の教職員支部があり、その他に「関西支部」と「一般支部」がありました。しかし、総合科学部が創立されてから22年が経過し、総合科学部の卒業生が増え、渭水会の状況が大きく変わりました。そこで、教育学部以前の卒業生と総合科学部の卒業生が共に集える同窓会へと変更が検討されました。その結果、この改組では支部組織を全て廃止し、渭水会の組織を一元化させることになりました。従って、これからは会員各位と同窓会事務局との密接な交流が望まれます。

一方、母校である総合科学部と大学院人間・自然環境研究科の改組が行われました。このうち学部については学部名を変えず総合科学部のままとし、学科(コース)を「人間文化学科(国際文化、心理・健康)」、「社会創生学科(公共政策、地域創生、環境共生)」、「総合理数学科(数理科学、物質総合)」の2学科(7コース)として発足することになりました。学生定員数は今と変わらず265名です。また、現在、修士課程しかない大学院に関しては、博士前期課程として「地域科学専攻(学生定員25名)」と「臨床心理学専攻(12名)」の2専攻を設け、さらに「地域科学専攻」に博士後期課程(4名)を設置することになりました。そして大学院の名称は「徳島大学大学院総合科学教育部」となります。新しい学部と大学院は平成21年度から発足しまた。

 

青藍会(医学部医学科同窓会)

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会長 仁木 敏晴

青藍会会員は今年の卒業生102名を加えて総計5,212名になった。このうち本年2月現在でこれまでに亡くなられた方が402名おられ、また住所不明等の方が267名である。

会員の皆さんがどの地に拠点をおいて活躍しておられるのか、平成19年12月発行の名簿をもとに都道府県別の分布状況を調べてみたことがある。その結果、調べ得た範囲では岩手県を除いた全国すべての都道府県に在住されていることが分かった。これを地域別にみると、四国地方が全体の58.8%と最も多く、次いで近畿地方が18.7%、以下関東地方8.6%、中国地方5.1%、九州地方2.9%、東海地方2.6%、北陸・信越地方0.8%、北海道地方0.6%、東北地方0.2%の順であった。因みに徳島県内の在住者は全体の26.5%であり、また国外居住者(留学を含む)は22名という結果であった。

平成16年度から始まった新医師研修制度によって卒業生で県内にとどまる人が少なくなり、それが地域医療崩壊の危機を招いた直接の原因と言われている。そこで実態を把握するべく、新研修医制度が始まる2~6年前の平成10年から12年の2年間、制度発足直前の平成12年から15年の2年間、発足後の平成16年から19年の4年間の2期に分けて、会員の県内在住率についても調べてみた。その結果、それぞれの割合は各期順に48.2%、26.2%、22.6%であり、県内にとどまっている会員の率が経年的に減少していることが分かった。同様にこれら2期について四国4県内に在住している会員について調べた結果でもそれぞれ64.4%、52.2%、45.1%であり、県内におけると同様の傾向がみられた。これらの結果からみると、ここ10年間、卒業生の県外、四国外への流出は制度発足前から増加していることが明らかで、新医師研修制度は一つの促進要因にすぎないようにも思われる。

卒業生の県外流出の増加について、どこに真の原因があるのか真剣に検討し早急に対策を講ずる必要がある。大学に残る卒業生が少なくなり、地域医療は元より大学の諸機能に支障が生じるようなことが起こらないか心配である。

 

栄友会(医学部栄養学科同窓会)

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会長 釆見 憲男

徳島大学医学部栄養学科は、全国唯一の医学部にある栄養学科として、昭和29年に設置されました。また、徳島大学医学部栄養学科同窓会(現栄友会)は、昭和48年8月に設立されました。以来20数年にわたり活動を続けております。本年4月には46期生を迎えており、会員総数も2,480名となっております。

栄友会は、会員相互の親睦を厚くし、学術の向上を図り、もって母校の発展に尽くすことを目的として活動しております。総会開催の他、様々な学生活動もサポートしており、新入生歓迎会や卒業生送別会、阿波踊りなどの開催に対する支援、学生の就職や同窓生を招いての講演会などを行っております。

本年度は、徳島大学60周年の記念すべき年でもあり、記念事業の一環であるHome Coming Dayを兼ねて6月26日に総会を開催しました。記念講演会には、栄養学科の卒業生であり現在大塚製薬で活躍されております笠章子氏(活躍する卒業生のコーナーで詳しく紹介されています)にご講演をしていただき、同窓生の交流の場として、また、在学生にとっては、企業での研究や商品開発のお話を伺い先輩との交流を図るまたとない機会であったと思います。

栄友会では同窓生の交流だけでなく、卒業生の立場で栄養学科の発展を引き続きサポートしていきたいと考えております。卒業生の皆様のご支援・ご協力をお願い申し上げます。

 

蔵歯会(歯学部同窓会)

薦田淳司氏の写真

会長 薦田 淳司

平成21年2月に本学歯学部から27期生62名が卒業し、卒業人数は1,525名になりました。歯学部同窓会は平成2年に設立され、学び舎の所在地「蔵本」と「歯学部」の頭文字をとった『蔵歯会』の名称で呼ばれています。同窓会本部以外には、関東、東海、滋賀、大阪、兵庫、岡山、香川、愛媛、高知、徳島の10支部と大学支部が設立されており、それぞれに講演会を開催したり会報を作成するなどの活動を行っています。本部同窓会では、庶務・渉外、広報、福利厚生、学術、会計の担当部署で約20名の役員が執行に携わり、全国で活躍する会員の様々なニーズに対応しています。定期評議員会、総会、支部長会議を4月に開催し、年1回会報誌の発行、2年に1回会員名簿を作成しています。会員の慶弔時に電報等を送ったり、卒業生に記念品を贈ったりしています。ホームページhttp://www.tokudai-d.netを開設し、迅速な情報提供に努めています。

歯学部との連携も密にしており、毎年12月には歯学部と共同で進学・就職ガイダンスを開催し、卒後10年ほど経て活躍されている卒業生と卒後間もない臨床研修中の卒業生による講演会を開き、歯学部生が進路を決めていくうえで必要な情報を提供しています。また、4月の総会の後には、歯学部6年次の学生を招いて支部説明会と懇親会を開催し、支部における歯科の状況を説明したり、進路相談を受けたりしています。

また、本年11月に母校徳島大学が創立60周年を迎えることから、蔵歯会も記念事業に参画して徳島大学を支援しています。

平成19年4月に歯学部内に口腔保健学科が設立されました。2年後に歯科衛生士と社会福祉士の資格をもった卒業生が社会に巣立っていきます。蔵歯会は、口腔保健学科とその卒業生も支援していきます。

 

薬友会(薬学部同窓会)

会長 平岡 功

徳島大学薬友会は徳島大学薬学部と徳島大学大学院薬学研究科の在学生、卒業生、教職員等によって構成され、その会員数は約5,000名です。またその役割は母校発展の支援とともに会員相互の交流と親睦を深めることにあります。

また薬友会会員は全国各地で活躍していて、薬友会支部も昨年度までは10支部あったのですが、今年度より北海道支部が会員の都合で休部することになり、現在は関東、埼玉、近畿、岡山、広島、徳島、香川、愛媛、高知の9支部となっています。各支部ともお互いに刺激しあって、活発な交流会を開催しています。

さらに薬友会の主要な活動は1)会員名簿の発行、2)薬友会誌の発行、2)卒業生への記念品贈呈、4)支部大会の開催、5)創立記念事業の支援などの各種事業等です。

最近の活動としては、平成20年度・薬友会役員会の議を経て、薬学部薬友会のホームページを外部委託することといたしました。徳島大学薬学部内にもホームページはありますが、個人情報に配慮しつつ同相会員同士のコミュニケーション(同窓会開催の案内等)をより一層促進することを目的としております。
そして、この外部委託のもう一つの目的は、在学生の就職支援です。

ご存じのように現在の厳しい経済情勢や産業のグローバル化のために、現在の在学生の就職状況は昔に比べ、決して容易ではありません。そこで今回の同窓会ホームページの一部を借りて、採用を希望する薬友会会員様と在学生を結ぶ場を提供したいと考えて、現在ホームページのレイアウトを検討しているところです。会員の皆様には、この意図を斟酌いただき是非とも御協力いただければ幸甚に存じます。

ところで、本年度は前回の薬友会会員名簿を発行してから2年目に当たり、新しい会員名簿を皆様のお手元にお届けすることができるかと思います。上記のホームページの移転と合わせてご連絡させていただきます。

最後に、平成20年度をもちまして、徳島大学薬学部より2名の教授の先生(木原 勝名誉教授、嶋林三郎名誉教授、樋口富彦名誉教授)が定年を迎えられました。特に木原先生(新14回卒)には薬友会の運営に格別のご配慮を頂いたことを、この場を借りて感謝申しあげます。

 

工業会(工学部同窓会)

山本紘一氏の写真

理事長 山本 紘一

徳島大学工業会は大正12年徳島高等工業学校が創立されました。現在までに多数の卒業生を輩出し、徳島大学全体の卒業生約5万人の内、約2万人が工業会のメンバーとなっており、また、本年2月の徳島大学の卒業生が約1,800名であり、その約半数が工業会会員でありました。

私は工業会理事長を拝命してから1年が経過しました。この間、全国16支部の支部総会の大部分を訪問させて頂きました。各支部のご活躍を拝見させて頂き、同窓会の最重要課題は何と言っても会員相互の親睦であると再認識致しました。工業会として掲げている母校の隆昌ならびに産業界の発展も会員相互の親睦の土台の上に築かれるものだと痛感致しました。

工業会本部は、会報、ホームページの充実、工業会総会やホームカミングデイへの参加の呼びかけ、電子メールシステムの立ち上げや登録の呼びかけ、メールで工業会や大学の近況を発信し、工業会と工学部との連携の活性化を深めて参りました。さらに、工業会は非常勤講師の派遣及びその経費負担、開発ニーズの紹介、就職活動支援、寄付講座の新設、寄付金活動等にも注力していきます。工学部も卒業生への再教育、再就職等の支援、工業会メンバーの企業への開発研究支援、人材教育支援、メンバー企業同士の連携仲介等を計っていくことで双方の連携を深めることを考えております。さらに、同窓会連合会としての"びざん会"も、学部の枠を越えて、大学との協力関係を築き、コラボレーションのシステムができればより発展する要素となるのではないかと思います。

私見で恐縮ですが、一般教養は学部別でなく、各学部をミックスした授業を受講させたり、全学部が一緒に行うクラブ活動の充実を計ったり、全学部が集まってするような企画・行事をもっと増やし、学長が学生の前に登場していただく機会を増やしていただければ、より一体感が醸成されるのではないでしようか。

最後になりましたが、徳島大学及び"びざん会"の今後益々の発展を期待しております。

 

睦眉会(医学部保健学科同窓会)

河田明男氏の顔写真

会長 河田 明男

医学部保健学科同窓会「睦眉会」は会員数6,000名を擁する医療技術者の同窓会であります。構成職種は看護師、臨床検査技師、診療放射線技師、助産師の4職種からなっております。組織は名誉会長に保健学科長に就任頂き、会長1,副会長4(各専攻科代表1名)、学内理事7(事務局1,会計2,総務4)理事12(看護4,放射線2,検査2,助産2)監事2の陣容です。

活動としましては、年1回の総会、年1回の会報発刊、不定期ですが同窓会名簿の発刊、年数回の役員会開催、入学式・卒業式への参加、医学部各賞授与式への参列、新入生歓迎昼食会への参加、等々のイベントが挙げられます。
徳島大学同窓会連合の「びざん会」への参画と、本年11月に挙行されます「徳島大学創立60周年記念事業」成功に向けた積極的支援活動も重要事業であります。会員各位におかれましては、大学ホームページ、睦眉会ホームページ等を参照の上、なお一層の御支援・御協力を賜りたいと存じます。

保健学科に関する記念事業として「ホームカミング・デイ」の実施があります。平成22年1月~2月の間に講演会・キャンパスツアー・懇親会の開催を計画しているところです。21年11月の60周年記念式典からは少々遅くなってしまいますが、保健学科B棟が21年6月頃から改修予定となる事から 年明けの行事となりました。会員各位の積極的なご参加をお待ちしております。

さて、職業の発展は教育にあると言われます。人の生命をあずかる「医療」の世界に於いて、確立された教育こそが安全・安心の担保となっております。 大学に於ける教育、社会人・医療人の卒後教育、さらに時代の要請に応える最先端技術教育、各人各々のステージにおいて適切な教育を受けられる施設・システムが完成し、社会は優秀な人材の活躍を期待しています。徳島大学医学部保健学科は念願であった「大学院保健科学教育部保健学専攻博士後期課程」を平成20年4月に開設し人材の養成に努めております。博士後期課程の教育理念は「今日必要とされる医療に対し、保健学の観点から臨床応用を志向した学問を展開し、実地臨床に役立つ新しい知識の構築と臨床応用を通して、国民の健康増進と疾病の予防、医療、回復支援及び生活支援に資する事が出来る教育・研究者を育成する」とあり、定員は5名となっております。

このように、保健学科の前途は国民の医療への切実な要求に応える事で、専門技術者としての責任と自覚の下、スキルアップがシステムとして用意されて、学位を持つ人材の育成を用意されております事から、今後とも、なお一層の展望が開ける事と期待致しております。

 

六一会(大学開放実践センター同窓会)

吉岡滋氏の写真

会長 吉岡 滋

六一会はご案内のように、大学開放実践センターの公開講座で学ぶ受講生とセンター教職員によって構成された組織であり、昭和61年センター創設の年に結成されました。講座間の垣根を取り払い「大学生涯学習」という学びの絆で結ばれた同窓会です。

本会は、会員相互の学習や親睦を主眼としながら、センターとの相互支援の関係を構築することによって、受講生及び学生との交流・連携さらには地域社会の活性化や社会貢献を目ざした様々な社会・文化活動を実施しています。<センター・コミュニティ(学問共同体)>の創生、これこそ六一会創設時以来の原点であり目標です。

ところで、「生涯にわたる大学教育」の支援を看板に掲げたセンターでは平成20年度の実績では公開授業を含む161講座を開講し、述べ2,900人以上の方々が受講され、国立大学第1位の実績を誇っています。社会人による各種テーマによる学びは、人を造り、21世紀日本の文化・芸術を育み、伝統文化を維持発展させるばかりか、人間関係の再構築や、社会の活性化を促進する要因と言わなければなりません。人が心豊かで、生きがいの持てる、住みよい郷土徳島の形成は、センターでの学習を通じる以外にないと思料いたします。同窓会連合会の皆様におかれましても、生涯学習の拠点であるセンターで学びながら、かつまた、六一会にご入会いただき、仲間とともに楽しく活動し、健康で文化的な生きがいに充ちた人生を送られることを念願しております。

 

《多彩な社会・文化活動》

1、センター主催事業のサポート・参加:研究会、講演会、公聴会、自主防災・防犯委員会等
2、徳島大学教員等による講演会
2、学生との交流・連携:大学祭、共創科目
4、研修旅行、ハイキング
5、同好会活動:「俳句倶楽部 彩雲」「美術館倶楽部」

 

卒業生紹介

各界でご活躍される卒業生をご紹介します。

 

渭水会

城戸久枝氏の写真

城戸 久枝 きど ひさえ

総合科学部人間社会学科 2000年卒業
ノンフィクションライター

 

1976年愛媛県松山市生まれ、伊予市育ち。徳島大学在学中の1997年から1999年までの二年間、中国政府奨学金留学生として吉林省長春市に留学。東北アジア研究院にて語学と現代中日関係史を学ぶ。出版社勤務を経て、2005年よりフリーのノンフィクションライターに。日中国交正常化の二年前の1970年に28歳という若さでほぼ独力で帰国した実父・城戸幹への聞き取り、中国残留孤児の国家賠償訴訟の取材などを経て、2007年、父親の半生とそれを追った自身の経験を綴った『あの戦争から遠く離れて 私につながる歴史をたどる旅』(情報センター出版局)を上梓する。翌年、同著にて第29回大宅壮一ノンフィクション賞、第20回講談社ノンフィクション賞、第7回黒田清JCJ新人賞を受賞。また、2009年4月からは、同著原作のNHK土曜ドラマ『遥かなる絆』(全6回)(脚本・吉田紀子、演出・岡崎栄、出演・鈴木杏、加藤健一など)が放映された。

 

青藍会

秋山昌範氏の写真

秋山 昌範 あきやま まさのり

医学部医学科 昭和58年卒業
マサチューセッツ工科大学 スローン経営大学院 客員教授
専門分野 医療情報学、医療安全管理学、医療経済学、経営工学

 

昭和58年に徳島大学医学部卒業後、泌尿器科学講座に入局し、徳島市民病院、高松赤十字病院、慶應義塾大学医学部病理学教室、国立四国がんセンターで泌尿器科医療に従事。その間、平成5年にG7プロジェクトのがんネットを担当し、医療情報の分野で社会貢献を考えるようになった。平成7年に愛媛県医師会で我が国初のインターネットを使った医師会の情報ネットワークを構築した。その功績を認められ、日本医師会のインターネット化や国立病院等情報ネットワークシステムの設計・構築を行った。平成9年に国立国際医療センターに招聘され、情報システム部長として、HIV診療支援や医薬品情報管理システム、新宿医師会と共同で我が国初の地域医療連携システム、世界初の物流と一体化した電子カルテ等を構築。その間、平成12年米連邦政府国務省に短期出張、同15年(財)医療情報システム開発センター欧米医療情報システム実態調査団団長。平成17年より、マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院で客員教授を勤め、医療経済・マーケティングが専門。同17~19年度:文部科学省の科学技術振興調整費(医療分野における電子タグ利活用実証実験)の研究代表者や同19年度経済産業省の流通・物流効率化システム開発調査委託費の検討委員会委員長、昨年より、WHO の医療安全における国際協調プロジェクト:医療安全技術に関する委員会に日本代表として委員も勤める。その他、厚生労働省等の委員会や日本医療情報学会理事、デジタルフォレンジック研究会理事等、多くの役職も勤めている。

 

栄友会

笠章子氏の写真

笠 章子 (りゅう あきこ)

医学部栄養学科 昭和61年卒業
大塚製薬株式会社 常務執行役員マーケティング本部長

 

昭和61年 医学部栄養学科卒業
昭和61年 大塚製薬
平成8年 J. Walter Thompson株式会社 日本リーバ担当アカウントディレクター
平成8年 マスターフーズジャパン株式会社 キャットフード担当ブランドマネージャー
平成12年 ブルーベルジャパブルーベルジャパン株式会社 化粧品事業部本部長
平成17年 大塚製薬株式会社 ヘルスケア事業部顧問
平成17年 日本みらいキャピタル M&Aアドバイザー
平成17年 シスレージャパン 代表取締役
平成21年 大塚製薬株式会社 常務執行役員マーケティング本部長

 

笠章子氏は、昭和61年に徳島大学医学部栄養学科を卒業し、大塚製薬株式会社に入社されました。入社後、ファイブミニ、C-MAXアイアン、ファーマバイト、ビーンスターク、エネルゲン、ポカリスエットなどの商品開発に携わり、これらの商品のブランドマネージャーとしてご活躍されてきました。その後、J.Walter Thompson株式会社、マスターフーズジャパンを経て、ブルーベルジャパン株式会社に移られ、平成12年には香水・化粧品事業部マーケティングチーム次長、平成12年同部長、平成14年同本部長、平成15年には化粧品事業部本部長を務められました。平成17年からは大塚製薬株式会社ヘルスケア事業部顧問、日本みらいキャピタルM&Aアドバイザーを経てシスレジャパン代表取締役を務められるなど、笠氏の美容健康関連事業における商品開発・マーケティング能力の高さは国際的にも評価されています。平成21年からは、大塚製薬株式会社常務執行役員マーケティング本部長としてご活躍されています。その独自の生活スタイルは、マスコミにも取り上げられ、今、最も注目される卒業生です。

 

主な著書:「ただいま育児休業中」(主婦の友社) 、「ドラえもんの鉄学」(日刊工業社)共著 、「おいしくて元気になるお取り寄せ」(法研出版)

 

蔵歯会

里村一人氏の写真

里村 一人 さとむら かずひと

歯学部歯学科 昭和62年卒業 博士(歯学)
鶴見大学歯学部口腔外科学第2講座 教授
専門分野 口腔顎顔面外科学、口腔内科学、再生医学

 

平成4年 徳島大学助手歯学部(口腔外科学第一講座)
平成7年 米国衛生研究所 Visiting Fellow
平成12年 徳島大学講師歯学部附属病院(第一口腔外科)
平成15年 徳島大学講師医学部・歯学部附属病院歯科(第一口腔外科)
平成17年 徳島大学助教授(大学院ヘルスバイオサイエンス研究部口腔顎顔面外科学分野)
平成19年 徳島大学准教授(大学院ヘルスバイオサイエンス研究部口腔顎顔面外科学分野)
平成21年4月より現職

 

里村氏は卒業後、歯学部口腔外科学第一講座に入局し、教育、研究および臨床に従事してきた。研究においては、間葉系幹細胞を用いた骨組織再生医療の確立に貢献してきたほか、現在は成体幹細胞を用いた各種組織の再生医療の実現を目指した研究を積極的に推進している。臨床面では(社)日本口腔外科学会の専門医・指導医として診療・教育に携わるとともに、口腔顎顔面領域における各種疾患の低侵襲治療法の開発を推進している。平成20年4月から、鶴見大学歯学部口腔外科学第2講座(口腔内科学)教授として、各種口腔疾患に対する新たな診断法・治療法の確立を目指すとともに、口腔を通して患者の全身的健康管理に寄与できる歯科医師の養成に取り組んでいる。

 

薬友会

南博氏の写真

南 博 (みなみ ひろし)

昭和24年薬学部卒
大鵬薬品工業常務取締役を経て現在、社団法人徳島県薬剤師会会長

 

県薬剤師会常務理事、副会長時代は県薬剤師会企画調整委員長として会員の意識調査を行い、県民の種々の要望に応えた。また、会長就任後は県薬剤師会の委員会組織の再編成を行い、組織の活性化を図り、薬剤師職能をアピールすると共に県民の保健環境衛生の向上に日夜尽力している。

審議会委員等の委員としては、県政発展のため有意義な提言を行っている。

会社在職中は研究開発部長、品質管理部長、工場長等を歴任し、制癌剤、抗アレルギー剤、頻尿改善剤、ステロイド外用剤、循環器官用剤、抗生物質、胃腸薬、栄養剤等多数の画期的な医薬品の研究開発を行うとともに、徳島、岡山、新潟の各工場の建設責任者としてGMP等を十二分にクリアーした工場を建設し、徹底した品質管理下で製造を行い、優良な医薬品を供給した。このように医療への貢献は計り知れないものがある。

(表彰歴)
平成12年10月22日 徳島県保健福祉部長表彰(薬事功労)

 

工業会

西尾拓氏の写真

西尾 拓  にしお ひらく

徳島大学工学部応用化学科 昭和46年卒業
株式会社ホワイトフーズ 代表取締役社長
珠海保税区西尾食品有限公司 董事長

 

西尾氏は、昭和46年に徳島大学工学部応用化学科を卒業後、三浦工業株式会社に入社した。昭和51年株式会社ホワイトフーズ設立と同時に専務取締役に就任し、平成5年中国広東省珠海市に西尾(珠海)豆制品有限公司設立した。平成12年株式会社ホワイトフーズ代表取締役社長に就任後、平成14年に中国関東省珠海市に珠海保税区西尾食品有限公司を設立し、大豆を原料とした豆腐・油揚げ・納豆・レトルト・凍結食品など多種類の食品製造に取り組み、輸出および輸入等を通して加工食品の安定供給に非常に貢献された。

早くから中国に着目し、食の安全と安心をキャッチフレーズに、近代的な工業ロボットを駆使した製造設備を導入し、大豆製品以外にも冷凍食品、チルド食品の製造も手がけられ、オーストラリアやアメリカにも輸出を伸ばしている。食品業界では知る人ぞ知る元気な有名社長である。

 

工業会

坂西弘之氏の写真

坂西 弘之 さかにし ひろゆき

徳島大学工学部応用化学科 昭和52年卒業
エムエス機器株式会社 代表取締役社長

 

坂西氏は、昭和52年に徳島大学工学部応用化学科を卒業後、エムエス機器株式会社に入社、昭和59年東京営業所所長、平成2年取締役営業部長を歴任し、営業技術一筋に活躍され、海外のサプライヤーとの交渉窓口、日本全国の代理店販売網の確立を行い、ライフサイエンス分野の最先端機器や装置を輸入、国内の研究施設に納入設置し、我が国のライフサイエンスの発展に、縁の下の力持ちとして貢献された。平成18年より、代表取締役社長就任された。日本でトップシェアーを誇りピペットマンの愛称で知られ、液体を微量分注する機器のような小物から、創薬の研究所で利用される数十万から数百万種の化合物を系統管理・保存し、必要に応じて取り出しスクリーニングを行うプロセスをオートメーション化した大型機器類まで取り扱い、また、最近は次世代型シークエンサー用として世界唯一のDNAシェアリング装置も取り扱うなどライフサイエンスの発展を支援している。

 

睦眉会

竹内美恵子氏の写真

竹内美恵子 たけうち みえこ

徳島大学医学部附属看護学校(現保健学科看護学専攻)
昭和27年卒業
徳島大学医学部附属助産婦学校(現徳島大学助産学専攻科)
昭和28年卒業
徳島大学名誉教授
徳島大学看護教育支援センター スーパーアドバイザー

 

昭和28年に徳島大学医学部附属助産婦学校卒業後、徳島大学病院で5年間の臨床経験を終えられ、その後28年間,助産師-看護師教育に邁進され、平成18年に定年退職されました。この間、母校を附属助産婦学校から医療技術短期大学部助産学特別専攻へ、続いて医学部保健学科に改組し、更には、大学卒業後修業1年間の国立大学最初の助産学専攻科設置へと、昼夜を越えてその準備に励まれました。竹内先生のご薫陶を受け活躍する助産師は総勢764名です。

現在は、徳島大学看護教育支援センターで、アドバイザーとして卒後教育の場で活躍される一方、学術団体としての発足に尽力された日本助産学会や日本助産評価機構、社団法人日本助産師会、International Confederation of Midwivesの役員として、国際会議にも出席され、国内外で活躍されています。本年2月、厚生科学研究メンバーとして、助産師ガイドラインを策定されました。

 

六一会

加島俊彦氏の写真

加島 俊彦 かしま としひこ

11年前、大学開放実践センターで社会人向けの生涯学習講座が開講されていることを知り、早速受講することに決め、六一会にも入会し現在に至っています。

六一会の目的にはセンターとの相互支援と地域貢献がありますが、理事、役員として企画運営に携わっています。

生涯学習として、公開講座での学び、発表会では、合唱の「あわコラリアーズ」の参加、六一会活動また、朗読は公民館で子供達への本の読み聞かせ、紙芝居のボランティア等を通じて、多くの出会いがあり、友人にも恵まれて地域文化の発展に努めています。

おって、六一会の今後を展望するとき、徳島大学同窓会連合会の一員であるということの重みを会員一人一人が自覚して会員間のさらなる親睦をはかり、幅広い年齢層からの入会を促進しつつ、六一会の輪を広げ、地域住民との連携に努めたいと存じます。

 

徳島大学同窓会連合会ニュースレター第4号
発行日: 平成21年6月27日
編集: 徳島大学同窓会連合会事務局
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