ニュースレター(第2号 平成19年度版)

ニュースレター(第2号 平成19年度版)(210KB)

徳島大学同窓会連合会の発展を願って

青野敏博氏の写真

平成19年5月18日
徳島大学長 青野 敏博

 

徳島大学は1949年(昭和24年)に新制8国立大学の1つとして創設され、今年で満58年を迎えることになりました。この間多くの皆様のご尽力により、新制大学後に54,159人の卒業生を送り出し、徳島県下のみならず、全国的に活躍されていることはまことに喜ばしく思います。


平成16年4月には国立大学は法人化をしましたが、その際に徳島大学の基本構想として(1)特色ある教育システムの構築(2)独創的で世界トップレベルの研究拠点の構築および(3)密接な産学官の連携と幅広い地域貢献に取り組むことを定めました。

 

現在、徳島大学には各学部を中心に8つの同窓会があり、それぞれの活動を続けておられます。しかしこれら同窓生の総数が5万人を超えましたので、各同窓会がゆるやかに連合し、相互に連絡を取り、力を合わせて母校の発展に寄与しようとの気運が盛り上がり、平成18年6月に第1回の徳島大学同窓会連合会の交流会が徳島プリンスホテルにて盛大に開催されました。

 

今年度も5月27日に阿波観光ホテルにて第2回の交流会(びざん会)が開かれることになっており、多数の皆様のご出席により旧交を温める機会になればと願っています。なお、平成21年には本学も創立60周年を迎えますので、これに向けて委員会を結成し、記念事業の企画を進める予定です。何卒皆様方のアイデアをお寄せ頂きますようお願い致します。

 

徳島大学に課せられた3つの大きな使命、即ち教育、研究、社会貢献を果たすためには、益々大学と同窓生の絆を太く、強くすることが望まれます。徳島大学同窓会連合会を中心として同窓生の皆様の大学に対するご理解とご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。

 

同窓会の活動状況

 

「渭水会」(総合科学部同窓会)

濱田治良氏の顔写真

理事長 濱田 治良

徳島大学総合科学部は、徳島師範期成学校(1874年5月1日)、徳島師範学校(1880年4月16日)、徳島大学学芸学部(1949年5月31日)、徳島大学教育学部(1966年4月1日)、徳島大学総合科学部(1986年4月22日)と移り変わり、現在に至っています。その間、徳島大学教育学部以前は教員養成の学部として多くの卒業生を教育界へ輩出し、同窓会は徳島大学教育学部同窓会でした。その後、1986年4月に総合科学部へと改組されると学部は一般学部として教育と研究を行う事になり、同窓会の名称は発展的に改称され徳島大学渭水会となりました。その間の同窓会会長は、鶴田常吉先生(1964 年~1972年)、向島安市先生(1972年~1982年)、清水万平先生(1982年~1985年)、田中繁夫先生(1985年~1998年)、そして井内孝幸先生(1998年~)へと受け継がれてきました。昨年度は総合科学部が創立されてから20年が経過したということで、記念講演会や記念シンポシウムあるいは20周年記念特別展示会が盛大に執り行われました。この記念講演会には渭水会も協力し、同窓生である吹田文明先生が「戦火の青春と花火の男」と題した講演会を行ったところです。

 

現在の渭水会の会員数は約1万6千人で、そのうちの約4千5百人が総合科学部の卒業生となっています。総合科学部が創立されてから20年が経過し、総合科学部の卒業生が全体の約4分の1を占める状況となりました。そこで、「幼稚園」「小学校」「中学校」「高等学校」を中心とした支部組織が時代の流れにそぐわなくなって来ました。つまり「幼稚園」「小学校」「中学校」の支部には新しい同窓生はほとんど無く、同窓生は減る一方となっています。その為に現在及び将来の渭水会に相応しい組織の設立が望まれています。今後、常任理事会、理事会、そして総会を通して渭水会組織の改組を検討する時期になっていると思われます。時代に合った渭水会の組織が出来上がる事を切に望んでいる次第です。


「青藍会」(医学部医学科同窓会)

渡辺恒明氏の顔写真

会長 渡辺 恒明

「青藍会」(医学部医学科同窓会)は阿波の「藍」と荀子の「青は藍より青し」〈学の勧め〉と杉田玄白の蘭学事始の「青藍の器」に因む。前身の医学専門学校と医科大学を含め、総卒業生は5,120名で、現正会員は4,767名であり、徳島のみならず全国的に臨床、研究、教育などの広範な分野で活躍している。  事務局は医学部構内の南西の隅にある東円西方の「青藍会館」の2階にあり、専任2名が多様な事務を処理している。青藍会館は30周年記念募金で建設され、大学に寄贈されたもので、大小会議室、レストラン、ゲストルーム(宿泊施設)などを備え、維持費の一部を負担している。

 

会の運営に関しては、総会・評議員会・支部長会議を7月の海の日に、役員会を年約3回開催して事業を企画し、会報編集・講演会実行・青藍会賞選考・青藍会館運営、大学史編纂・会則検討・ホームページ運営・あり方などの各委員会で月に1~2回の会議を開催して事業を展開している。

「青藍会会報」は6月と12月の年2回発行し、本年は3年毎の「名簿」を発行するが、個人情報保護について問題が生じている。若手研究者に対する「青藍会賞」は受賞者が他大学を含め教授に任命されるなど権威が高くなっている。「MD-phD奨励金」は基礎医学研究者育成のための助成である。「学術講演会」は医学界の各方面のトップを招聘して大学祭の時期に公開し、平成18年度は満屋裕明熊本大学教授の「知的好奇心、汗、そして興奮:エイズ治療薬の研究・開発の道で」であった。その他に新入生歓迎会・卒業生への記念品贈呈・ホームページの運用管理・青藍会館の管理などが主な事業である。

東京(関東)・中部・近畿・奈良・岡山・広島・香川・愛媛・高知・徳島・徳島大学・九州の支部があり、それぞれの支部総会開催時には、会長など本部役員を派遣し、青藍会出身教授による講演会を共催している。

 

医療に対する社会的期待はエスカレートし、医師の過重労働と反比例した経済的保障によって、過酷な勤務を余儀なくされる外科・産婦人科・小児科などが敬遠され、専門領域の偏在や、医師の都会集中と地方過疎を齎した。民間の医療保険を奨励して、米国のような医療格差に追従することを医療制度改革と称するのだろうか。このような社会背景のもとに、前期および後期研修の母校離れ現象を生じ、若い世代の同窓会離れと年会費納入率の低下が懸念される。活動にも影響が憂慮される。医療論を軽視し財政論から医療費削減策が講じられ、ビジネスで割り切ろうとしているが、医療には商(ビジネス)よりも、余り(サービス)がより重要でもある。医療施設の縮小・閉鎖・倒産も多くなっている。反省すべき点や合理化すべき点など熟慮し、更なる健康の増進への努力が求められている。


「栄友会」(医学部栄養学科同窓会)

釆見憲男氏の顔写真

会長 釆見 憲男

徳島大学医学部栄養学科は、全国唯一の医学部にある栄養学科として、昭和39年に設置されました。また、栄養学科同窓会は、昭和48年8月に設立されました。以来30数年にわたり活動を続けております。本年4月には44期生を迎えており、会員総数も2,367名となっております。設立以来、徳島大学医学部栄養学科同窓会という名称で活動してきましたが、昨年の総会で栄友会と称することが決まり、現在は栄友会として徳島大学同窓会連合会(びざん会)にも参加しております。昨年度はほぼ例年通りの活動を行いました。総会は、ここ数年は日本栄養・食糧学会の開催に合わせて全国各地で行ってきましたが、徳島で開催を希望する声もあり、本年度は5年ぶりに徳島で開催することになっております。

支部活動も盛んに行われており、東日本、関西、香川県、九州・山口県支部の4支部のみですが、各地域で活躍している卒業生の貴重な交流の場となっております。今後は、支部のない地域の活動を広げていくことが課題であります。

 

栄友会は、学生活動もいろいろとサポートしており、新入生歓迎会や卒業生送別会、阿波踊りなどの開催に対する支援、学生の就職や同窓生を招いての講演会などを行っております。

昨年度限りで第1期生から同窓生を指導していただきました岸恭一教授がご退官され、草創期を知る方もほとんどいなくなりました、また、平成15年2月には学科棟が全面改修され昔の面影もなく、卒業生としては寂しいところもありますが、一方で最近の栄養学科では多くの学部生・大学院生があふれ、21世紀 COEをはじめとする様々な大型プロジェクトに採択されるなど多くの成果を挙げています。同窓会としては、同窓生の交流だけでなく、卒業生の立場で栄養学科の発展をサポートしていきたいと考えております。


「蔵歯会」(歯学部同窓会)

薦田淳司氏の顔写真

会長 薦田 淳司

平成19年3月に本学歯学部から25期生57名が卒業し、卒業人数は1421名になりました。歯学部同窓会は平成2年に設立され、学び舎の所在地の「蔵本」と「歯学」の頭文字をとった『蔵歯会』の愛称で会員から親しまれています。また、同窓会本部以外に、関東、東海、滋賀、大阪、兵庫、岡山、香川、愛媛、高知、徳島の10支部と大学支部が設立されており、それぞれに講演会を開催したり会報を作成するなどの活動を行っています。本部では、庶務・渉外、広報、福利厚生、学術、会計の担当部署で27名の役員が執行に携わり、全国で活躍する会員の様々なニーズに対応しています。定期評議員会、総会、支部長会議は4月に開催し、年1回会報誌の発行、2年に1回会員名簿を作成しています。ホームページhttp://www.tokudai-d.net学内サイトへのリンクを開設し、グループウェアを活用するなどIT化を図り、迅速な会員へ情報提供や会務運営を行っています。

 

歯学部との連携も密にしており、平成18年には本学歯学部が創設30周年を迎え、記念事業会をともに立ち上げ、市民シンポジウム、記念講演会、記念式典を開催、記念本ならびに記念誌の発行などの記念事業が盛大に開催されました。毎年12月には歯学部と共同で進学・就職ガイダンスを開催し、歯学部生が進路を決めていくうえで、大変参考になっているようです。

 

平成19年4月には、歯学部に新たに口腔保健学科が設立され、それに伴い6名の教授ポストが新設され、そのうち同窓生から3名が就任いたしました。そのうちの一人を徳島大学ホームページの「卒業生紹介」でご紹介しています。これまでに9名の教授が同窓生から誕生し、徳島大学、岡山大学、高知大学、大阪大学において活躍しています。


「薬友会」(薬学部同窓会)

木原勝氏の顔写真

常任理事 木原 勝

平成19年1月19日開催の薬友会役員会において、山田啓治前会長から平岡功新会長へ4月1日付けで交代する等の役員改選案が承認された。会員数約 4,800名である薬友会の主な活動内容は、1)会員名簿の発行、2)薬友会誌の発行、3)卒業生への記念品贈呈、4)支部大会の開催、5)創立記念事業などの各種事業であり、新会長のもと母校発展の支援と会員相互間の交流を目指している。

 

薬学部では平成18年4月から6年制薬学教育が始まり、薬剤師養成課程である6年制の薬学科(定員40名)と研究者養成を目指す4年制の創製薬科学科(定員40名)の2学科が併設された。薬学科における薬剤師養成教育を充実するために、各種プログラムが組まれている。その一つとして、病院内で教育・研究活動をする臨床薬学講座3分野の新設、学生の能動学習や教員再教育制度を含む医療人養成推進(医療人GP)プログラム(文部科学省)が採択された。

一方、4年制学科は、修士課程と一体化した研究者養成コースとして設定されているが、卒業生と修了生の就職先確保が重要課題となっている。このため薬学部は薬友会会員の支援を求めていることに併せて会員相互の情報交換の場としての薬友会の存在が益々重要になってきた。このような母校の現状把握と支援のために薬友会では各支部の一層活発な活動をお願いしたい。

 

昨年末には装丁等を一新した新会員名簿を発行した。「個人情報保護法」に対応するために、名簿の管理・発行業務を業者委託としたが、名簿を購入した会員の意見を参考に更に使い易い名簿となるよう務めたい。

また、薬友会誌は隔年発行しているが、出来るだけ多くの写真を取り入れ読み易くし、激動する薬学部の現状紹介、各界で活躍する卒業生による職場からのレポート、特別寄稿文やクラス会便りの充実を図っている。昨年発行の第9号では、徳島大学同窓会連合会の発足と趣旨を事務局だよりなどの欄で紹介し、ブラジル在留会員などの興味ある寄稿文を掲載することができた。

以上のような薬友会活動に、会員諸氏の積極的参加と支援をお願いしたい。


「工業会」(工学部同窓会)

金岡秀司氏の顔写真

理事長 金岡 秀司

徳島大学工業会は徳島大学工学部とその前身の卒業者、在学生、教職員等によって組織され、3万人近くの会員からなる大きな組織です。その役割は会員相互の親睦団体であるとともに、母校発展のための支持組織でもあります。支部活動としては、東は関東から西は九州まで16の支部があり、各支部において会員相互が交流し、時として励まし合い、助け合い、お互いに刺激し合うことで本学卒業生としての誇りを高められる活動を目指して取り組んでおります。

具体的な事業活動としては、1)会員名簿の発行(隔年)、2)工業会会報の発行、3)工業会総会の開催、4)支部総会の開催、5)卒業生、修了生への表彰と記念品贈呈、6)国際交流助成、7)功労者への感謝状と記念品贈呈、8)記念事業などです。理事会は年に4回開催しており、本年は知的財産本部との連携強化、メール配信システムとリンクさせて有益な広報活動ができるシステムの構築と運用の開始および卒業生からの無給派遣非常勤講師に対する工業会からの支援制度の実施など、新たな取り組みをスタートさせることになりました。また、在学生、卒業生とより親睦を深めるべく積極的な意見交換を行っております。

少子化の時代を迎え、今後、大学就学人口も大幅に減少すると予想され、時代と共に新会員数も減少する傾向にあり、工業会としても難しい舵取りが求められております。工業会の発展は、徳島大学工学部を含む徳島大学全体の発展と共にあります。この度の同窓会連合会の発足を契機として、同窓会連合会および工業会が一層発展できることを願っております。

なお、工業会についての詳しいことは、本部の事務局へお問い合わせ下さい。

 

<<平成18年度開催支部総会>>
04月28日 香川支部総会
07月22日 愛媛西支部総会
09月30日 兵庫支部総会
10月14日 京滋支部総会
10月21日 奈良支部装会
10月28日 愛媛東支部総会
11月12日 和歌山支部総会
11月18日 岡山支部総会
02月03日 徳島支部総会
04月07日 山口支部総会

<<徳島大学工業会事務局>>
〒770-8070 徳島市南常三島町2丁目1
徳島大学工学部内 工業会事務局
電話番号/ファックス番号:088(656)5432
メールアドレス:office@kgk.tokushima-u.ac.jp
ホームページ:http://www.kgk.tokushima-u.ac.jp


平成18年度工業会支部長会議、阿波観光ホテルにて撮影


「睦眉会」(医学部保健学科・医療技術短期大学部同窓会)

河田明男氏の顔写真

会長 河田 明男

前回の同窓会連合会ニュースレターにおいて、お知らせの通り当会は医療技術職を輩出する保健学科の在校生、卒業生で構成されている。

当然のことながら保健学科には前身の組織が存在し看護師、臨床検査技師、診療放射線技師、助産師それぞれの養成機関が統合されて現在の組織となっている。

また、国立大学として全国唯一の助産学専攻科を2006年4月に開設しスペシャリストの養成がなされている。さらに、徳島大学大学院、保健科学教育部・保健学専攻(修士課程)が設置され優秀な人材の養成を行っている。博士課程の設置についても実現にむけた施策が進行中である。

社会的評価のキーは教育にある。社会的評価、認知はその構成員総体が得る評価で示される。そのためにも大学院設置と修士・博士の輩出は念願していた事の実現でもある。

 

在校生の努力はもちろんであるが、職員、卒業生、職員OBの部局を超えた交流および協力を糧とし徳島大学一層の発展に寄与するため同窓会連合は発足した。睦眉会は今回ホームページを立ち上げ在校生、卒業生への情報発信、広報、交流の場として運用していく。19年度役員会において担当グループを発足させ分担を決めて作業にかかった。また、総会は毎年開催され(役員会をもって総会に替えることもある)、睦眉会・会報は隔年発行であったが毎年発行に変更した。

睦眉会役員は各学科代表で構成し名誉会長(学科長)1、会長1、副会長4、理事(事務)4、理事(会計)2、理事13、監事2の陣容で、それぞれ協力しながらその運営に当たっている。


「六一会」(大学開放実践センター同窓会)

吉岡滋氏の顔写真

会長 吉岡 滋

六一会は、実践センターの公開講座で学ぶ受講生とセンターの教職員によって構成された組織です。講座間の垣根を取り払い、大学生涯学習という学びの絆で結ばれたオープンで、自立的で、他に類例のない同窓会です。センターコミュ二ティ、これが六一会の原点であり、目標です。昭和六十一年に、センター発足と共に呱々の声を挙げ、爾来、センターと一心同体、最大の協力団体として歩んで参りました。

さて、「生涯にわたる大学教育」の支援を看板に掲げるセンターは、ご案内のように、社会連携、キャリアアップ・資格支援、人間・社会、自然・科学、情報・技術、健康・スポーツ、芸術、語学・国際交流等、多種多様な公開講座や公開授業を開設し、徳島県民の多様かつ高度な生涯学習ニーズに対応しています。

ところで、国立大学が独法化されて3年以上経過し、厳しい社会評価がなされるようになりました。また、現代社会は町づくりや地域再生などの課題に対して、NPO等の市民組織が社会の大きな働き手として浮上して参りました。

六一会は、こうした動向と無縁でいることはできません。今こそ、センターとの新しい協力関係を模索し、構築しなければならないと存じます。センターの発展充実に、六一会が今後どのように貢献できるのかが問われています。

六一会としても、従前の目的(相互の親睦や知識の向上)に加えて、更に地域文化の振興や社会福祉の増進に寄与するなど、いわゆる社会貢献事業に第一歩を踏み出すその時が来たことを自覚しています。

このような視座に基づいて、本年度は、「心豊かで美しい住みよい町を築く」をスローガンに据え、種々の行事を計画しています。みなさまのご支援とご参加をお待ちしています。

この外、同好会による文化活動として俳句の会、美術館を楽しむ会、朗読の会(はしばみの会)、を立ち上げました。今後、六一会の旗の下、多くの学習グループが生まれ、新しいコミュ二ティが形成され、大学祭への参加をはじめとして、様々な文化活動、ボランティア活動等が展開されて、それらが地域活動へと着実に発展してゆければと存じます。

本学同窓会連合会のみなさまにおかれましても、大学生涯学習の拠点であるセンターで学びながら、かつまた、六一会にご入会いただき、仲間と共に楽しく活動し、健康で生きがいに満ちた人生を送られることを念願しております。

今後ともセンター並びに六一会に対して、ご支援・ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。


卒業生紹介

各界でご活躍される卒業生をご紹介します。

 

渭水会

河崎良行氏の顔写真

河崎 良行 かわさき よしゆき

学芸学部 昭和33年卒業
彫刻家 (社)二紀会評議員 徳島大学名誉教授

 

1977年文部省在外研究員として在仏(パリ国立美術学校)。1981年徳島大学教育学部教授に就任。1984年(社)二紀会委員となり、二紀展の審査員を務め現在に至る。1991年徳島大学総合科学部教授に就任。1992年より(社)二紀会の理事を務め2002年より評議員に就任し、現在に至る。1996年日本学術振興会より、海外COE研究員としてフランスに派遣される。2001年徳島大学退職。名誉教授となる。

 

作家暦(受賞歴)
1973年二紀展同人優賞。78年河崎良行個展(パリ・メディヤーヌ画廊)。87年第5回ヘンリー・ムーア大賞展優秀賞。89年二紀展田村賞。90年美浜国際野外彫刻ビエンナーレ優秀賞。第12回神戸須磨離宮公園現代彫刻展東京国立近代美術館賞。91年第7回ヘンリー・ムーア大賞展優秀賞。徳島新聞社賞、文化賞。二紀展45回記念賞。加茂山彫刻展優秀賞。93年フジサンケイ・ビエンナーレ現代国際彫刻展特別賞。長野市野外彫刻賞。二紀展文部大臣奨励賞。97年現代日本彫刻展テレビ山口賞。2001年河崎良行彫刻作品集刊行。徳島大学退官記念河崎良行彫刻展。04年文化庁の地域文化功労者表彰。05年河崎良行彫刻展(ギャラリーせいほう、東京・銀座))。07年徳島県文化賞。


青藍会

小松真氏の顔写真

小松 真 こまつ まこと

徳島医科大学 昭和28年卒業 医学博士
日本プライマリ・ケア学会会長
専門分野 地域保健医療計画・地域ケア

 

昭和28年4月より徳島大学医学部生化学助手・講師(血液酵素学)を経て、東京都日野市にて昭和34年8月より内科医院開設、南多摩医師会副会長、東京都医師会理事、日本医師会、厚生省で在宅医療等に関する委員会、東京大学医学部保健管理学講師(地域保健学)、現在日本プライマリ・ケア学会会長として、2005年には、日本学術会議と共催の下に、京都国際会議場にて、世界一般医・家庭医国際学術会議を主催した。日常的には開設医院で、一般内科・小児科の診療を行っている。とくに神経難病や高齢者、末期癌の在宅医療を積極的に行っている。家庭医療や在宅医療の専門医を養成するための教育と在宅療養支援診療所の機能向上のために、様々なプログラムの開発に取り組んでいる。


栄友会

遠藤弥重太氏の顔写真

遠藤 弥重太 えんどう やえた

医学部栄養学科卒業
愛媛大学無細胞生命科学工学研究センターセンター長
愛媛大学理事
専門分野 生物化学・バイオテクノロジー

 

昭和44年 医学部栄養学科卒業
昭和50年 大学院栄養学研究科博士課程修了
昭和50年 医学部栄養学科助手
昭和54年 医学部栄養学科講師
昭和55~57年 シカゴ大学生命科学研究センター研究員
昭和59年 山梨大学医学部助教授
平成 4年 愛媛大学工学部教授
平成12年 愛媛大学ベンチャービジネスラボラトリー施設長
平成15年 愛媛大学無細胞生命科学工学研究センターセンター長
平成18年 愛媛大学理事、理化学研究所主管客員研究員

 

遠藤氏は、毒素を用いたリボソームRNAの機能構造解明など、タンパク質生合成の研究分野で世界を代表する研究者です。近年は、それらの研究成果を発展させた無細胞タンパク質合成法を独自に開発され、無細胞生命科学という新しい学問領域のパイオニアとしてご活躍されておられます。また、数多くの特許を取得されタンパク質合成システムを製品化するなど、バイオビジネスの分野においても世界中から注目されています。


蔵歯会

伊賀弘起氏の顔写真

伊賀 弘起 いが ひろき

歯学部歯学科 1983年卒業
歯学部口腔保健学科 口腔保健支援学講座 教授
専門分野 口腔外科学、口腔腫瘍学

 

1984年から1993年まで 徳島大学歯学部口腔外科学第二講座 助手
1993年から1994年まで 文部省在外研究員(米国テキサス大学歯学部ヒューストン校)
1994年から2000年まで 徳島大学歯学部口腔外科学第二講座 助手
2000年から2003年まで 徳島大学歯学部附属病院第二口腔外科 講師
2003年から2007年まで 徳島大学医学部・歯学部附属病院歯科口腔外科 講師
2007年から現職

 

伊賀氏は歯学部第1期卒業生であり、卒後も歯学部口腔外科学第二講座において臨床、研究、教育に従事してきた。特に研究テーマのひとつである「口腔ヘルペス感染症」についてはその感染様式や病態などを口腔外科領域から基礎的に解析するとともに、迅速診断法の開発や治療法についても多くの臨床研究を行っている。また唾液腺腫瘍に対する新規治療法の開発に関する基礎的研究も行っており、そのなかで種々の分化誘導療剤の有効性を明らかにしてきた。

2007年4月に歯学部口腔保健学科が新設されたのに伴って現職となり、現在、新しい分野で活躍できる口腔保健医療従事者の育成に従事している。


薬友会

北林優氏の顔写真

北林 優 きたばやし ゆう

薬学部薬学科 昭和54年卒業
病院薬剤部勤務後推理小説作家として執筆活動

 

北林氏は琉球大学物理学科を中退後徳島大学薬学部に入学し、卒業後沖縄県立病院薬剤部勤務し結婚、3児の母となった。北林氏は小学生のころからミステリーや探偵小説が好きで、11才の時米国の探偵小説の主人公フィリップ・マローに手紙を書いたこともあるという。子育てが落ち着いた1998年頃から執筆活動を開始し、第1回角川春樹小説賞佳作の「0と1の間」で2000年2月にデビューした。

「素人の強みは、既成の常識を逸脱することにあり」との信念で書かれた第一作は、新しい独特のスタイルの小説で、人物造形と話術の巧みさに多くの読者から高い評価を得て、同年「殺すに時があり」(2000.8)を出版した。その後、警視庁鑑識課シリーズとして「アブラムスの夜」(2002.6)、「ミッドナイトブルー」(2003.9)、「鎮静剤」(2004.9)を執筆し、昨9月には、「シュガー・ザ・キッドの兄弟」を出版した。

北林氏の作品は、ミステリーファンとして有名な児玉清氏や評論家から新境地を開いた推理小説として絶賛されている。特に「鎮静剤」は、残念ながら入選にはもれたが第7回大藪晴彦賞にノミネートされ、「ミッドナイトブルー」は、菊川怜主演でテレビドラマ化され、昨年11月28日に日本テレビ系列で放映された。

現在、第7作目を執筆中であり、徳島大学初の推理小説作家北林優氏の益々の活躍を期待したい。


工業会

小川英治氏の顔写真

小川 英治 おがわ えいじ

工学部機械工学科 昭和35年卒業
日亜化学工業株式会社 代表取締役社長

 

昭和35年 新三菱重工株式会社(現:三菱重工業株式会社)入社
昭和40年 日亜化学工業株式会社入社
昭和42年 取締役就任
昭和56年 代表取締役専務就任
平成元年  代表取締役社長就任

 

改めてご紹介するまでもなく日亜化学工業株式会社は、LEDなどの半導体、蛍光体などのトップメーカーです。同社には毎年多くの徳島大学の卒業生が就職しており、平成19年現在累計で648名が在籍しているとのことです。平成14年3月には青色LED大時計の寄贈を戴き工学部のメイン通りに面した共通講義棟の外壁に設置され色あざやかに時を刻んでいます。徳島大学には多くの寄附金をいただいており、徳島大学新蔵地区には地域・国際交流プラザ(日亜会館)が平成18年2月に竣工し国際交流のために使用されております。平成18年4月にはナノマテリアルテクノロジー(日亜)講座が寄贈されナノテクノロジー研究の拠点となっています。また工学部には日亜奨学金が創設され、成績優秀者に奨学金が贈られており、学生の勉学意欲を高めています。

小川氏の言葉をご紹介します。『昭和40年4月に出身地の阿南市に帰り「光」関係に重点を置いた製造会社に勤務。田舎に在って、一隅を照らすとの思いの下でいつのまにか四十年が経過し、時代の流れと共に光半導体や蛍光体の分野で世に認められて、事業経営を行っています。』


工業会

松本博輔氏の顔写真

松本 博輔 まつもと ひろすけ

工学部機械工学科 昭和43年卒業
矢崎総業株式会社 専務取締役

 

1970年、石川島播磨重工業入社後、1979年に矢崎総業株式会社入社。入社後13年間、太陽熱利用の開発に従事。>その後、広報部、経営企画室、計装本部、IT推進室を経験。2000年常務取締役、2005年より現職。

 

太陽熱利用の開発では、何の成果も得られず、むしろ会社の足を引っ張った。1993年に広報を担当後、タクシーメーターやタコグラフを扱う計装本部を経験し、経営企画室、社長室、IT推進室、購買本部、物流室、法務室を担当している。そのため、「専門は何か?」と問われると、はたと答えに窮してしまう。現在の課題は、38カ国、421拠点を有しているわが社にとっての「管理部門のグローバル化とは何か?」の答えを見出すことである。


工業会

三宅義和氏の顔写真

三宅 義和 みやけ よしかず

工学部化学工学科 昭和47年卒業
関西大学 環境都市工学部・エネルギ-環境学科 教授
専門分野 化学工学、分離工学

 

三宅氏は昭和47年に京都大学大学院博士前期課程に入学し、昭和52年に同大学大学院工学研究科博士後期課程修了後、京都工芸繊維大学・工芸学部・工業化学科で、助手、講師、助教授を経て、平成7年4月より関西大学・工学部・化学工学科教授となり、本年度の学部改組により新学部、新学科名が変更されて現職。

 

三宅氏は化学工学の分離科学、分離工学が専門であり、化学反応を伴う分離科学、工学に関して30年にわたり研究を進めてきており、最近は、バイオマス、メタン発酵などから水素生成と水素分離機能を有する膜リアクターの研究、界面活性剤の自己組織化機能を利用したナノ・メソ細孔を有するシリカ、チタニアやカーボンなどの機能膜や球状の吸着剤などの開発に取り組んでいる。化学工学会では部会長などを歴任、活躍している。また、徳島大学工業会京滋支部の副会長を昭和62年から努めている。


工業会

井口昭則氏の顔写真

井口 昭則 いぐち あきのり

工学部化学工学科 昭和45年卒業
新和産業 代表取締役社長

 

卒業後、大阪ガス(株)に入社し、工業用エネルギー営業に携わり、セールスエンジニアとして公害対策と省エネルギー、省力化の観点からクリーンな都市ガスの普及促進に努め、特に産業用分野の燃料(天然ガス)転換に大きく貢献した。エネルギー供給者の立場で、主に省エネルギー化、省力化提案を行い、企業の大気汚染対策や生産性向上に尽力してきた。更に、天然ガスによるコージェネレーションシステムの導入、普及発展に努め、産業用、空調用エネルギーに占める天然ガス市場を大きく伸張させた。

その後、ガス輸送、供給部門に移り、平成7年の阪神淡路大震災におけるガス導管設備の復旧、復興事業に携わり、都市ライフラインの重要性を訴えてきた。大阪ガス(株)では、南部設備営業部長、資材部長、技術部長、標語地区支配人兼姫路地区支配人を歴任。平成18年7月に、新和産業(株)の副社長に就任、同年11月より現職。

井口氏の趣味は剣道、ゴルフ等だそうですが、特に小学生から始めたといわれる剣道は、7段教士であり、地域のスポーツ少年団で青少年指導に当たると共に、大阪社会人剣道連盟理事長、近畿実業団剣道連盟副理事長として、後進の育成に努めている。


工業会

森健二氏の顔写真

森 健二 もり けんじ

工学部生物工学科 平成6年卒業
国立循環器病センター研究所 生化学部 室長
専門分野 生化学、ペプチド化学

 

平成11年から平成19年まで、国立循環器病センター研究所で流動研究員、派遣研究員、室員として勤務。平成19年4月より現職。

 

卒業後、生体内情報伝達機構および制御機構に関わる新しい生理活性ペプチドの探索研究に一貫して従事。平成17年には、生体リズムを司る概日時計を調節し、強力な摂食抑制作用を有する神経ペプチドであるニューロメジンS(NMS)を発見した。現在では、NMSの医薬品への応用を目指して生理機能解析などの基礎的研究を行うとともに、未知の生体制御機構を明らかにするために新規生理活性ペプチドの探索を継続して行っている。


睦眉会

廣田玲子氏の顔写真

廣田 玲子 ひろた れいこ

医学部附属看護学校(現・保健学科) 昭和35年卒業

社団法人愛媛看護協会会長

 

卒業後、昭和42年まで公立学校共済四国中央病院で勤務され、その後、母校である徳島大学医学部附属病院において第一線でご活躍になる。昭和48年からは国立板西療養所附属看護学校で教職に従事される。昭和50年から再び臨床に管理・指導的立場で戻られ大阪大学医学部附属病院看護師長を歴任、同年、愛媛大学医学部附属病院看護部長に就任された。平成11年から平成14年まで聖カタリナ女子大学教授に就任され後進の教育に貢献される。平成12年より現職。

この間、昭和62年に社団法人愛媛看護協会長表彰、平成5年には愛媛県知事表彰、平成12年には日本看護協会長表彰を受賞される。平成14年には勲六等宝冠章を授与される。


六一会

竹本弘子氏の顔写真

竹本 弘子 たけもと ひろこ

薬学部 昭和34年卒業
六一会顧問

 

“古来稀な年齢”に、いつの間にか達してしまいました。年齢を忘れさせたもの、それは、大学開放実践センターとの関わりでした。私は、最新の研究成果に触れる公開講座を20年間受講し、それと共に、受講生の自主的同窓会である六一会(超講座組織)の企画・運営にも夢中で従事して参りました。

受講の成果は、大学祭の受講生研究発表会や『市民研究者フォーラム紀要』に発表しています。『紀要』第1号には、「エコミュージアムの地域的発展に関する一考察-あさんライブミュージアム構想を中心として-」を発表。第2号には、「北極・南極エコミュージアム-極地旅行から生態系を考える-」、第3号には、「みちびきの神 丹生都比売神社の研究:朱のロマンを求めて」を発表して参りました。丹生神社研究は、私のライフワークとして今後も続けるつもりです。

 

薬剤師の資格は、研究室時代から、病院勤務、薬局経営、地域医療と、フル活用して参りました。傍ら、朗読奉仕や読書活動を行い、全国表彰を受賞、野間読書推進奨励賞も頂きました。また、三市町(板野町・上板町・阿波市)合同のエコミュージアム事業(青空博物館構想)に参画したり、教育委員や文化財保護審議委員を拝命したりして、今日に至っています。

センターの講座と社会的活動とは表裏一体となって、活動そのものにも幅と奥行きが生まれ、私なりの社会貢献に繋がっています。また、健康講座で培った基礎体力と「五感力」は、世界旅行のエネルギーの素となっています。この3月には、旧約聖書の世界を旅するツアーに参加し、イスラエルの宗教の持つインパクトに衝撃を受けて帰って参りました。個人的な趣味としては、長唄三味線(杵家弥津弘)、鎌倉彫(和弘)、華道、茶道等、「静」の世界に浸っています。私の生きてきた世界は小さなものですが、今あることに感謝し、生ある限り真善美を求めて歩みたいと思っております。

 

六一会は、平成17年度に創立20周年を迎えました。奇しくも時を同じくして設立された徳島大学同窓会連合会の一員となり、磐石の位置づけを得ることができましたこと、心より感謝しております。徳島大学卒業生の皆様におかれましては、実践センターの各種講座に参加されますと共に、六一会にもご加入いただき、私どもと共に大学生涯学習の輪に加わっていただきますよう念願する次第です。