ニュース

テキサス大学サマーリサーチプログラム体験記2016

2016年11月2日

◆医学科4年 斎藤尚子 

 この夏6 月下旬から約2 か月間、The University of TexasHealth Science Center at Houston でのSummer Research Program に参加させていただきました。Department of Anesthesiology のDr. Doursout の研究室で、神経変性疾患モデルラットでのLPS 長期投与により、各臓器・脳の各部位でどのような変化が見られるかを調べました。研究室はフランス、中国、アメリカなどにルーツをもつ国際色豊かな研究者が在籍されており、また、現地校の学生の出入りも盛んで、ラボミーティングや、基礎・臨床合同のデパートメントのミーティングも活発に行われており、非常に刺激的な雰囲気の中で充実した生活を送ることができました。加えて、隣接する教育病院で医師の先生をシャドウする機会にも恵まれ、ベテランの先生が手掛ける様々な手術の見学や、レジデントの先生の生活の一部を体験させていただくことができました。また、休みの日には諸先生方がご自宅に招いてくださったり、新しくできた友達と遊びに行ったり、現地の日本人の方がご厚意でアメリカならではの体験に誘ってくださったりと、全てが素晴らしい夢のような時間でした。

 今回、新しい場所で真っ新な状態から多くの方と出会い、様々なことを見聞きしたことは、自分の将来を客観的に見つめ直すきっかけになりました。また、基礎や臨床の細かい点について、日本と比較してどうか・何が違うかといった話題は、時としてもっと勉強しようというモチベーションにもなりました。

 最後になりましたが、このような大変貴重な機会を与えてくださいました苛原医学部長、赤池教授、勢井教授、村澤医学部国際コーディネーターをはじめ、お世話になった全ての方々に厚く御礼申し上げます。

 

写真1

 

 

 

 

 

◆医学科4 年 大道如毅 

 Dr. Wenzel のもとで、MSC という幹細胞を使って実験をさせていただきました。幹細胞としての多様な分化能のほうではなく、生体力学的な刺激でTNF- αの抑制など抗炎症性を発揮することについての探究です。

 プログラムにアメリカの学生は120 人いたようですが、驚いたことに外国からは日本の2 人、上海の6 人だけでした。村澤医学部国際コーディネーター、岡久先生をはじめ、過去にヒューストンに渡ったぼくの知らない多くの研究者、故能勢先生らのコネクションのおかげでいま自分は世界有数の研究施設群にいるのだと、こちらで知りました。

 最終週、ぼくから先生をご飯にお誘いしました。「Ph.D. を取得するには?」、「仮にアメリカで働くには?」、などお酒と薔薇の力も借りて質問し、親切にご自身の経歴や日常も含めてアメリカの実情と、「将来どうするんだい?」みたいなことを語りつくしました。

 最終日とか前日は、みんな行っていなかったようですが、“Rui? What time can you start RT-PCR?” と、飛行機の数時間前、19 時までかかってExcel 処理後、理想的なグラフができました。実験が大好きだからっていうのもありますけど、そうやってなんの特別扱いもされなかったことが満足でした。君の将来に何らかの役に立つだろう、と嬉しいことに、自分の名前を論文に加えていただいたうえ、“I’ll be very disappointed if you don’t give me any criticism.” と、いまも原稿の批評をメールでやり取りしています。

 オープンラボだったおかげでIMM の6 階のアメリカの学生らとはいつも一緒に授業に出て、同じ研究室の学生もいい人で友達の友達つながりで多くの人と外出しました。今回出会ったすべての人との関係を大切にしたいです。

 

写真2

 

 

「医学部だより第33号」より転載

お問い合わせ

教育支援センター
電話:088-633-7222
bt-retune.gif