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ハノーバー医科大学交換留学生プログラム体験記2015

2015年10月19日

◆医学科4年 金井佑亮

 初夏に六週間、ドイツのハノーバー医科大学で交換留学生として臨床実習させて頂く機会を得ました。自分にとって初めてで、言葉も分からない環境での臨床実習でしたが、多くのことを学ぶことができました。

 Neurologyの実習では回診や検査に参加するのがメインでした。毎日間近に患者さんに接し、時に問診や検査を実践することで、医師の側からだけでなく患者さんの立場からみた病気というものも少しずつ理解できるようになった気がします。またNeurosurgeryの実習では毎日いくつかの手術を見学し、豊富な症例を目にしました。最後の週には助手として手術に参加して、出来る範囲の補助や縫合などをする貴重な機会を得ました。臨床の場に立ってこういったことを日々経験するなかで、医療に対する視点やプロセスの多様さを知ると同時に、医療に携わる人びとの背負う責任や、得られる歓びを垣間見ることができました。残りの大学生活で、ハノーバーで感じ、考えたことを確かな形に結実させていけたらと思います。

 最後に医学部長の苛原稔先生をはじめ、このような貴重な機会を与えて下さった皆様に厚く御礼を申し上げます。ありがとうございました。

 

金井さん

 

 

◆医学科5年  水口 誠人

 交換留学プログラムを利用して四週間、ドイツのハノーバー医科大学の神経内科で学外実習をさせていただきました。今回は一般病棟、神経生理検査部、SCU、神経救急外来を見学しました。貴重な症例や、日本と異なる治療法を経験することができ、非常に充実した日々を過ごすことができました。留学中最も印象に残ったのは、ドイツの医学教育の制度やカリキュラムです。ドイツでは三年生から病棟実習がスタートし、ベッドサイドで多くの臨床手技を身につけていきます。六年生の時点では日本の研修医と同等の技術が求められます。こういった違いは、ドイツの医学教育が「臨床的であること」を重要視しているためです。その他にも国家試験が3回もあったり、大半の学生が卒業までにPhDを取得したりと、日本とは違うことばかりで驚かされました。

 海外旅行こそしたことはあれ、医学生として公的な立場で留学するのは、初めてのことで出発前は不安でいっぱいでした。しかし、今回の留学を通じて外国の文化や医療のあり方を直接体験できましたし、現地の学生との交流は私にとって大きな刺激となりました。留学で考えたこと、感じたことをこれからの自身に還元していければと思います。このような素晴らしい機会を与えてくださった諸先生方、関係者の皆様、本当にありがとうございました。

 

水口さん 

 

「医学部だより第31号」より転載

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