全国共同利用・共同研究拠点

「共同利用・共同研究拠点」の認定制度は、従来、国立大学の附置研究所や大学共同利用機関等を中心に推進されてきましたが、国全体の学術研究の更なる発展のためには国公私立大学を通じて研究者が共同で研究を行う体制を整備することが重要であるため、平成20年7月、文部科学大臣により創設されたものです。

徳島大学では、疾患酵素学研究センターが「酵素学研究拠点」として認定されました。

酵素学研究拠点

我が国で唯一の“酵素学の研究施設”として、1961年の設立以来48年間、世界の酵素学をリードする発見と業績を挙げてきた「疾患酵素学研究センター」は、徳島大学内の共同利用研究施設から、全国の関連研究者が共同で利用する当該分野の中核研究拠点として、文部科学省からこの度正式に認定されました。

目的

疾患酵素学研究センターで進めてきた(1)疾患の病態研究や治療法の開発研究、(2)酵素学と創薬研究の融合による創薬新理論の構築と応用、(3)酵素の遺伝子多型を背景とした病態解析研究を基盤として、これまで我が国が生命科学の分野で世界から高く評価されてきた酵素精製、代謝調節、蛋白質化学等の酵素学の基礎研究の実績に、プロテオミクス、蛋白質構造解析研究の手法を加え、生化学、分子生物学研究者コミュニティと、薬理、薬効への応用研究を目指す薬学コミュニティ、臨床医学研究者コミュニティ、感染症学コミュニティとが、本拠点を中心に、生命科学と医学応用領域で共同利用・共同研究することにより、これらのヘルスバイオサイエンスに対する国内外の社会的要請に応えることを目的としています。

概要

「酵素学研究拠点」では、疾患酵素学研究センターが保有する各種プロテオミクス解析装置等の大型機器や、半世紀にわたり蓄積してきた酵素学関連の知的財産(各種酵素標品、酵素阻害剤標品、酵素学に関する知識と技術)を、共同利用・共同研究のために広く公開して、次世代に向けた学際的な領域の開拓研究と、医学、生命科学領域における国際競争力を育成します。さらに、これまでに共同研究を進めてきた酵素の立体構造解析研究、感染症・抗菌薬の開発研究、臨床医学研究を進めると共に、平成20年度から新たに全国公募型研究として始めた創薬と酵素学の融合による創薬新理論展開研究、各種疾患の病態解析研究、遺伝子多型と病態解析、次世代型ワクチン研究に加え、研究拠点形成を望む多くの研究者コミュニティと共同で、酵素学の学際的領域研究を国際展開します。

共同利用・共同研究の研究領域と体制図

体制

1 運営体制

運営にあたっては、拠点校の専任教員とコミュニティから選ばれた外部有識者からなる運営協議会と共同研究委員会を設置します。

 

共同利用・共同研究拠点の運営体制

 

(1) 運営協議会は、各コミュニティからの意向を反映させるため、申請施設以外の有識者と疾患酵素学研究センター専任教員で構成します。

(2) 共同研究委員会は運営協議会の下に置き、共同利用・共同研究の公募や実施にかかる支援等を機動的に運営します。

2 実施体制

現行の8部門に新たにService部門、Resource部門、Enzyme Literacy部門の3部門を設け、11部門2研究室体制による共同利用・共同研究の支援体制を確立していきます。

共同利用・共同研究拠点実施体制

最終更新日:2011年3月9日