
2026年7月10日 長井記念ホール前にて
2026年7月より,川井教授と竹内准教授の新体制で新たな分析科学研究室がスタートしました。当研究室では,化学・工学的なアプローチから世界最高レベルの独自分析技術を開発し,創薬・医療・環境などの社会課題を解決することを目指しています。「分析」はあらゆる研究の中核となる技術です。分析に関する興味や悩みをお持ちの方がおられましたら,是非気軽にご相談ください。
新着情報
- 川井隆之教授が着任しました(2026年7月)
- 第86回分析化学討論会で浅井さん,宇野さん,武田さん,長野さん,前川さん,渡辺さんがポスター発表を行いました。
多くの方がご質問に来られ,大変盛況な発表となりました。皆さんお疲れ様でした! - 田中秀治先生がご退官されました(2026年3月)
20年以上に渡って多くの学生達を熱心にご指導いただきました。田中先生の多大なご尽力に心より感謝申し上げます! - 長野さんが第39回IC討論会/第61回FIA分析講演会でポスター賞を受賞しました!(2025年11月)
歴史ある学会での価値ある受賞です!おめでとうございます! - 竹内先生が大気環境学会 学術賞を受賞されました!(2025年9月)
歴史ある学会の最上位賞で,大変名誉ある受賞です。本当におめでとうございます!
分析科学研究室が目指すもの
近年の分析技術の発展により,高額な分析機器を購入してマニュアル通りに使うだけで,誰でも簡単に「高性能分析」を行うことができる時代になりました。例えば,最先端の質量分析装置を購入すれば,数分で何万種類ものタンパク質を網羅的に解析することができます。しかし,分析装置の使い方を学ぶだけでは,単なる「オペレーター」にしかなれません。凄いのは装置メーカー(作る人)の技術であって,使う人ではないのです。私達は,誰かに取って代わられるオペレーターではなく,唯一無二の分析技術を作ることができる「研究者」を目指しています。
新たな分析法を作るには,分析システム全体を構成する要素を全て理解する必要があります。これらは,計測原理や機器の設計・制御から始まり,現場でのピペット操作,データ解析に至るまで,物理・化学・工学・情報科学・生命科学などの非常に広い分野に跨ります。一般に分析「化学」という学問分野が認知されていますが,分析とは化学に限らない「総合格闘技」です。私達は,「あらゆる科学的な技術・知見を結集して,独自性の高い分析研究を進めるんだ!」という気概を込めて,分析「科学」研究室を名乗っています。
そして私達は,出口戦略として社会への応用を重視しています。世の中には,多くの未解決課題が残されています。例えば精神疾患の多くは,治療はもとより科学的な診断すら困難であり,人々のQOLを棄損する大きな社会問題となっています。私達は特に創薬・医療・環境分野の課題に焦点を当て,これらを分析の側面から解決できないかを模索しています。しかし,このような社会課題の多くは,現在の科学技術水準が足りないために残されており,簡単に解決できるものではありません。一方で,このような無理難題を本気で解決しようと何時間も何日も真剣に考え続ければ,多くの新しいアイデア,「研究のタネ」が出てきます。「必要は発明の母」という格言がありますが,実際に私達は製薬企業様などの現場の方々から頂いた「悩み = 課題」を解決するために,様々な新規分析技術を開発してきました。独自の基礎技術があるから社会課題を解決できる,社会課題を解決するために新たな基礎技術が産み出される,この基礎と応用の両輪を回すことにより,私達は世界トップレベルの分析科学研究を展開することを目指しています。
以上のように,私達は幅広い分野を横断した学際的研究を目指しています。分析にお悩みの方,新しい分析技術に興味のある方,是非一度気軽にご相談ください。これから研究室を目指す学生の皆さん,広い分野の知識を学びたい人,オリジナルの世界最高レベルの分析技術を開発してみたい人,難しい社会の未解決課題の解決に興味がある人,是非一緒に分析科学研究に挑戦してみませんか?多くの方々と研究をご一緒して,新しい分析科学の世界を開拓していきたいと考えています。
研究内容 (工事中)
- 研究テーマ1 超高感度CE-MS分析法の開発と医療・創薬応用
- 研究テーマ2 AI支援型次世代バイオ分析法の開発
- 研究テーマ3 次世代糖鎖シーケンサーの開発と医療応用
- 研究テーマ4 大気中汚染物質の回収・計測法の開発と環境分析応用
- 研究テーマ5 次世代フロー分析法の開発と環境分析応用
- 研究テーマ6 環境中有害物質の回収・計測法の開発と動態計測応用
研究業績 (工事中)
- 原著論文
- 総説・著書
- 学会発表・講演
- 受賞
- 研究費取得状況

