衛生薬学

 

研究概要

細胞は脂質膜によって覆われていますが、細胞内外で生じる活性酸素によって攻撃される危険性があります。そのため活性酸素を消去できる抗酸化物質は、疾患予防や美容のために重要な役割を担っています

また、最近の検討から微弱な電流により細胞膜が変化し、外来物質の細胞内取り込みが上昇することが見出されており、細胞膜が外部刺激に応答する仕組みが注目されています。

一方、リン脂質はタンパク質と共に細胞膜を構成する分子ですが、膜の構造要素としての静的な役割の他に、細胞の刺激応答の場面で大切な役割を果たしていることがわかってきました。すなわち、細胞内や細胞間で、セカンドメッセンジャーやメディエーターとして機能する分子が膜リン脂質から作られるのです。

また、リン脂質から構成される脂質構造体リポソームは、薬物送達システムとして盛んに研究はされており、脂質膜への機能性素子の修飾等により、様々な機能を付与することができます。

当研究室ではそのような細胞膜を反応の場とする生理活性物質や、細胞膜生理の制御、さらには膜リン脂質から作られるリゾホスファチジン酸やセラミド-1-リン酸といった脂質メディエーター、がんや脳梗塞といった種々の疾患治療を可能とする新規リポソームの開発について研究しています。

 

  • 生体膜における抗酸化物質の作用メカニズムの検討
  • 微弱電流による細胞生理の制御メカニズムの解明
  • 細胞賦活化作用を持ったスフィンゴリン脂質に関する研究
  • 食べ物の中に存在する消化管粘膜維持因子に関する研究
  • 種々の疾患治療を目的とした機能性リポソームの開発研究

 

 

実験風景

 

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研究室について

業績(2008-2016)

最終更新日:2017月6日18日