第5回 夏休み薬草教室

恒例になりました夏休み薬草教室、今年ではや5回を数えることになりました。今年は「文部省大学等地域開放特別事業」の一環として開催しました。「植物は 君たちの友達だ! 見てびっくり さわってどっきり 植物の不思議」を合い言葉に動く植物、眠る植物など不思議な植物の世界をご紹介いたしました。また、 例年通り、標本の作製、藍の生葉染めも行い、3時間の短い間でしたが勉強し、楽しんでいただきました。

 

今回は、「植物不思議劇場」と名付け、さまざまな不思議な植物に登場していただきました。みなさんいかがでしたでしょうか。

 

 

登場したのは…

 

  • 動く植物
    オジギソウ、ハエトリソウ、マツバボタン
  • 音を聞く植物
    マイハギ
  • 味の変わる植物
    ギムネマ
  • 夜眠る植物
    ネムノキ、コミカンソウ
  • 3時に咲く植物
    シュッコンハゼラン、ヒツジグサ
  • 味のある植物
    キハダ、ステビア、ヒキオコシ
  • 色の染まる植物
    アイ、ベニバナ、リュウキュウアイ、インドアイ
  • 葉っぱから植物が?
    セイロンベンケイソウ

 

そのほか、デンジソウ、ガマ類、ハーブ類などを見ていただきましたが、全ての登場植物に会うことができたでしょうか?

今回はスタンプラリーをしましたね。全部集めることができましたか?

 

標本作製のこつをお教えしました。わかりましたか?
とにかく、新聞紙を一生懸命に換えるのがこつ!夏の間に腐らせないように。<>

 

植物の採り方、挟み方、台紙に張り付ける糊の作り方。完璧にできれば、すばらしい標本になるよ!
採った場所、採った季節などを記録しておくと後になって整理するときに便利。
話が終わったら早速採集です。園内に栽培されている植物を使って実際の押し葉標本を作ってみましょう。採集した植物には通し番号の付いた荷札をくくりつけて袋に入れる。そのとき名前のわかるものは記録して、わからないものは後で調べよう。
ただし、植物園で採集したことを記録しておくのを忘れずに。名前を決めるときに大事だよ。何せ日本にない植物があるんだから。

実際に挟んで標本にしてみよう!このときは保護者の方が大活躍。あれ?みんなどこ行ったの?…
今日は雨もあがったし、外でもできそうですね。

 

藍染めは染液に何度も漬けることによって色が出ます。これは空気中の酸素によって色素の元になる化合物が作られるためです。
はじめは緑だったのに、見る見る青くなってきましたね。空気中で起こる化学反応です。
最後は水でよく洗って、色落ちがしないように薄い過酸化水素溶液で色止めをします。なぜ、過酸化水素溶液を使うかわかるかな?

今回は、そんな消えそうな植物を3種類用意しました。もちろん、全部人工的に増やしたもので、自然のものをたくさん採ってきたわけではありません。みんなで栽培してその植物を残すということも、消えゆく植物を守る一つの手段なのです。私たちの手で大切に育ててあげましょう!今回用意したのはナルトオウギ、ノタヌキモ、ルリハコベの3種類です。

 

ナルトオウギは苗ですからそのまま植木鉢などに植えてみましょう。冬には地上部は枯れてしまいますが、春になるとまた出てきますよ。ノタヌキモは水生植物。だから、水のたまる容器の中で育てよう。そこに少し畑の土を入れておくと繁殖するよ。きれいな黄色い花を咲かせますので見て下さいね。また、これ、食虫植物なの知ってた?小さい捕虫嚢(ほちゅうのう)と呼ばれる器官が葉の近くにあって、水中のミジンコなど小動物を捕まえて消化しているんだよ。観察してみよう!
ルリハコベは種でもらったね。これは、今でもいいし、10月頃でもいいんだけど、軟らかい土の上にまいてみてね。上にはうっすらと土をかけるといいです。 みなさん、もって帰った植物は順調に育ってますか? ノタヌキモとルリハコベは徳島県で絶滅しそうな植物、そして、ナルトオウギはすでに自生地がなくなってしまった植物です。大切に育ててみましょう。
育て方がわからなかったら、大学に尋ねてみてね。 では、また機会があったらお会いしましょう!楽しい夏休みを送って下さいね
最終更新日:2009年1月21日