1999年一般開放 一回目

1999年7月13日に行われた一般開放です。今回は、特別企画として『徳島から消えゆく植物たち』というテーマで、希少植物を集めたコーナーをご覧いた だきました。また、紫雲膏を作成する実演も行いました。今にも降ってきそうな天気でしたが何とか持ちこたえ、生薬学研究室の学生さんや植物環境資源学講座 の先生にも参加していただき、約3時間の開放行事を行いました。今回の開放には定員の4倍以上のお申し込みがあり、抽選で60名ほどの方を選ばせていただ きました。

 

まず、高石教授から薬用植物園の概要と生薬についての一般的なお話がありました。皆さんとても熱心に聞き入っておられました。


雨の方が心配でしたが、それほど暑くなかったのが救いでした。

園内を約40分かけでご案内しました。
大学院生にも手伝ってもらい、やっている方も聞いている方もかなり真剣です。
(写真 左)


ロックガーデンは植物園の目玉の一つ。
ここに希少植物が数十種類栽培されています。
中には「野生絶滅種」のナルトオウギや徳島県にしか自生のないナカガワノギクなど、珍しい植物もご覧いただきました。

(写真 左)


今年完成した池は水生植物のうち薬用となるものや希少なものを集めたコーナーです。
オニバスは実を生薬にします。一年で葉の直径が1メートル以上になるハスの仲間ですが、レンコンは作らず一年草です。
また、四つ葉のクローバーが浮いたようなデンジソウは珍しい水生シダの仲間です。

今回の開放にはテレビ、新聞、ラジオの取材がたくさんきました。 開放のあった日に、NHK、四国放送がニュースで取り上げてくださいました。
高石教授がNHKのインタビューに答えています。もちろん、これも放映されました。 バックの建物は、今回新設されましたトイレです。とてもきれいなトイレを作っていただきました。
(写真 左)
今回は実演コーナーとして華岡青洲の処方である「紫雲膏」を作成しました。
四国放送ラジオの番組の生中継をしながらの説明です。
マイクを持って立っておられるのは四国放送ラジオのキャスターです。
ごま油、ミツロウ、ラードを混ぜた中に、当帰、紫根を入れて揚げるだけの簡単な方法でできます、と説明すると「まるで、料理を作っているようですね」とスタジオからコメントいただきました。
(写真 左)
軟膏は、揚げた油を冷やして固めればできあがりなのですが、揚げた後の生薬はビールのおつまみにもってこいと、こちらの方も人気がありました。

最後は恒例になりました質問コーナーで締めくくりです。
3時間の間、皆さん熱心に聞いていただいてありがとうございました。


アンケートでは、もっと説明の時間がほしいという意見がいくつかありました。また来たいとおっしゃる方もかなりおられました。今後の参考にさせていただきたいと思います。

最終更新日:2009年4月9日