医用理工学分野

研究概要

主要研究テーマ

 当研究グループでは,細胞生物学的手法や分子生物学的手法を用いて放射線科学の課題に取り組んでいます。主に細胞死制御に重要な初期応答過程のメカニズム解明、および薬剤開発を通じた放射線細胞死制御法の確立を目指しています。

 特に放射線防護剤の研究開発については,がん治療や放射線災害への応用が期待されており,多数の共同研究者の先生方とともに先駆的な研究活動を展開しています。

    1. DNA 損傷応答経路を標的とする放射線防護剤の開発〜特にp53標的創薬
      • 骨髄死に有効な「p53阻害剤」の研究開発
      • 腸死に有効な「p53転写調節剤」の研究開発
    2. 細胞の放射線応答機構の解明
    3. 抗がん剤候補化合物の活性評価
    4. 細胞の活性酸素シグナル伝達の分子機構の解明

Our research projects are as follows :

      1. Development of novel kind of radioprotectors that target DNA damage response pathways.
      2. Molecular mechanisms of radiation responses in mammalian cells.
      3. Evaluation of candidate anticancer compounds.
      4. Reactive oxygen species(ROS)signaling in mammalian cells.

図. p53標的創薬に重要なp53分子内の亜鉛結合部位
p53, a key player in cellular response to radiation injury, and its zinc binding site that can be targeted for novel approaches for radioprotection.

 

 

最近の成果については,本学から報道発表された下記の研究成果報告を参考にしてください。

【研究成果報告】正常組織の放射線耐性を高める放射線防護剤の開発 | 国立大学法人 徳島大学

 

本研究が米国癌学会誌Molecular Cancer Therapeutics誌において,2018年2月号でFocus selectionされました。

“Refining Radiation for the Next Century”という紹介記事と共に紹介されており,まさに当研究室が目指している目標に他なりません。

Refining Radiation for the Next Century | Molecular Cancer Therapeutics

原著論文はこちらです。

A Chemical Modulator of p53 Transactivation that Acts as a Radioprotective Agonist | Molecular Cancer Therapeutics

 

先駆的な放射線生物研究に取り組みたいという強い意欲のある方を歓迎します。

 

研究業績 (Research Activities)

最終更新日:2018年6月26日