学校保健学分野

分野の概要

 学校保健学分野は、将来を担う子どもたちが、希望や夢を持って成長していく過程にとって重要な健康の支援のあり方を研究するとともに、健康教育の指導者としての養護教諭を育成することを使命と考えています。

 子どもたちの健康を支える学校保健の担い手は、学校教育にかかわる全ての教職員や専門職、地域の人々と言えます。中でも保健室を拠点として教育活動を行う養護教諭は、中核的存在として、位置付けられ、重要な役割を果たしています。本学において学校保健学分野が創設されて以来、8年間で40名近い卒業生が、養護教諭として全国各地で活躍しています。

 社会は多様な価値観が認められる時代に変化しています。ユニバーサル化、グローバル化に向けた大きな流れの中で、子どもたちを取り巻く環境は、医療や科学技術の発展と共に、格差が生じています。豊かな物や豊富な情報があふれる一方で、貧困や虐待、いじめや不登校、自殺などの心の問題、アレルギーや感染症などの疾病構造の変化、自然災害の脅威など、子どもたちの健やかな発育や健康を脅かす様々な課題の解決は困難を極めます。

 学校保健学分野のスタッフ一同、子どもの発育と健康を守ることがおとな社会の責任ととらえ、子ども自身が力強く生きていく力を養うための教育実践と研究を目指しています。