応用栄養学

瀬川博子教授

主要研究テーマ

  1. 老化とミネラル代謝の分子栄養学的研究
  2. リントランスポートゾームの研究
  3. 食品の安全性に関する研究(カドミウムの代謝)

生体栄養学

二川健教授

生体栄養学(旧栄養生理学)では、長年の蛋白質・アミノ酸栄養の研究の歴史を踏まえ、遺伝子から被験者の実験まで幅広い研究システムを備えており、ストレス応答の分子機構から長期宇宙空間での滞在に備えた宇宙食の開発など時代の先端を担う研究を行っています。

主要研究テーマ

  1. 廃用性筋萎縮の分子メカニズムとその治療法の開発
  2. 膜結合型プロテアーゼから見た骨格筋における重力感知機構の解明
  3. マクロファージの活性化を介したインスリン抵抗性発症メカニズムの解明
  4. 疲労耐性と長距離走行に適した持久筋形成のメカニズムの解明

食品栄養学

赤川貢教授

フラボノイドやカロテノイドをはじめとする食品抗酸化成分の吸収代謝と酸化ストレス抑制や食品因子による抗アレルギー作用の解明に取り組んでいます。

主要研究テーマ

  1. 食品抗酸化成分の生体内利用性と生理機能:食品色素であるフラボノイドやカロテノイドの吸収代謝と血中・組織への分布蓄積および酸化ストレス制御活性の評価を進めている。
  2. 組織への分布蓄積および酸化ストレス制御活性の評価を進めている。
  3. 生体内脂質過酸化反応の解析と評価:脂質検出法であるTLC ブロット法を応用して、生体内過酸化脂質の網羅的解析(パーオキシリピドーム解析)法を確立することを試みている。
  4. 食品因子による抗アレルギー作用の解明食品を介した免疫系制御によりアレルギーを克服することを目指して、食品素材からアレルギー性抗体の産生を抑制する成分を探索し、免疫担当細胞の機能調節機序の解明に向けた研究を進めている。

代謝栄養学

阪上浩教授

ヒトを対象とした臨床研究から、実験動物や培養細胞を用いた基礎研究まで幅広く代謝と栄養に関する研究を行っています。 また外来栄養や維持栄養、健康管理などの研究・教育において大学院生の臨床トレーニング・臨床研究トレーニングを病棟、外来、ICU、手術室、関連病院などで実施しています。 

主要研究テーマ

  1. 生活習慣病の病態解明や新規治療法の開発を目的として、脂肪細胞研究や脂肪酸研究、膵β細胞研究に取り組んでいます。
  2. 疾患性サルコペニアの治療に向けたPET-CTを用いた筋のイメージング研究や重症病態での代謝破綻の解明とタンパク投与有効性を検討しています。
  3. がん患者における味覚異常の機序解明とそれを改善する食品開発に取り組んでいます。
  4. その他、県内外の企業より多くの共同研究・受託研究を受けており、食品の機能性の検討や、新しい商品開発への貢献も行なっています。

予防環境栄養学

高橋章教授

食の安全を守ることの重要性が叫ばれているなか、私たちが普段摂取する食品等の安全性を守るための新しい手法開発を目指しています。特に消毒薬や抗生物質を使用せず、食品等の品質を劣化させにくい安全な殺菌保存方法の開発をし、その実用化を目指しています。

臨床食管理学

竹谷豊教授

心理的ストレスは酸化ストレスを増強し、生体内で活性酸素種(ROS)生成を促進することで、精神的障害、炎症、代謝障害を誘導する。高血糖および高リン血症はROS 生成を促進することから、虚血性心血管疾患予防やストレス制御には血糖調節およびリン調節が重要である。

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実践栄養学

酒井徹教授

実践栄養学分野は、食品機能に関する研究、栄養状態および運動と免疫機能との関連性を疾患モデル動物・腫瘍移植動物を用い解明することで生活習慣病および癌の発症を予防する生活・食習慣を見いだす基礎的研究と、徳島県民を対象とした疫学研究をメインテーマとして研究を行ってきている。

主要研究テーマ

  1. 栄養と免疫機能に関する研究:栄養状態や様々なサプリメントがどのように免疫機能に影響するか動物モデルを用い検討を行っている。これまで、大豆イソフラボンやGABA などの成分について解析を行った。
  2. 徳島県特産品であるスダチ果皮に含まれる成分を中心として抗肥満および抗アレルギー作用に関する研究を行っている。
  3. 学校、地域住民における公衆栄養学的研究:学校や地域住民における栄養素摂取量を調査すると共に健康増進を図るための栄養改善方法を開発する。

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疾患治療栄養学

濱田康弘教授

近年、栄養サポートチーム(Nutrition Support Team: NST)に代表されるように医療現場で医療の根本のひとつである栄養管理の重要性が認識されるようになり、基礎および臨床医学の飛躍的な発展もあり、医学に基盤を置く栄養学の充実が求められています。そこで、疾患治療栄養学分野では、附属病院栄養部と密接に連携している利点を活かし実地臨床に直結した内容をメインテーマとして研究をおこなっています。

主要研究テーマ

  1. 栄養サポートチームに関する研究
  2. 栄養管理・栄養療法に関する臨床研究
  3. 慢性腎臓病におけるProtein Energy Wasting (PEW)に関する研究
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