第5回眉山国際免疫シンポジウム

2016年3月11日

 

昨日、いつものように昼休みにランニングに出かけ西部公園まで駆け上がると白桃色の花が咲いていた。その時は、桜にしては早いので梅の花だと思った。その後、西部公園を下って行くと桜の花が咲いている木を見つけた。西部公園に向かう途中に例年、一般的な桜の開花より10日ほど早く咲く木が一本ある。ここ数年、毎年見ているので間違いはないだろう。特殊な日のあたり方がする場所なのか、それとも特殊な遺伝子をもっているのかは定かではないが。それにしてもまだ3月7日だ。ここ2日は、西部公園コースを走っていなかったので、実際の開花はもっと早かったのかもしれない。

 

3月3日から4日にかけてゲノム研の高浜先生が中心となり運営されている眉山国際免疫シンポジウムが開催された。今回のゲストスピーカーは、Anderson先生(University of Birmingham)、深田先生(徳島文理大学)、濱崎先生(京都大学)、門脇先生(香川大学)、Klein先生(University of Munich)、黒崎先生(大阪大学)、前川先生(岐阜大学)、大野先生(理研)、小野先生(Inperial College London)、植松先生(千葉大学)で免疫の分野で高名の先生方ばかりである。内容もさることながらやはり英語慣れしている(外国人研究者は当然ではあるが)。と思ったら、学内からの徳島大学からの若手研究者も英語を上手に話しプレゼンを行っている。今回の私の話は、スダチ果皮に含まれる成分の一種のスダチチンが、どのように免疫系に作用するかというシンプルな内容であった。前回のシンポでは、聴衆の気を引かせる発現をし大いに失敗をしたので、今回は控え目に昨夜の懇親会の夕食でスダチが添えられていた写真を示すだけにした。一番緊張するのが質問の時間。英語での質問に的確に答えることが心配だ。「スダチチンはSirt 1を活性するなら寿命はどうなるのか?」という質問も聞き取りが不十分で答えに困った。私のラボの大学院生も参加していたので、反面教師にしてほしい。これを機会に英語を話すことと聞き取ることの重要性を知ってもらえればいいのかもしれない。国際化のために、短期ではあるが、教室員を留学させている。1人抜けた穴は小さくないが、スポーツなどで1人選手が欠けた状態でも試合を何とかしないといけない状況に似ているかもしれない(サッカーなら11人のところを10人、ラグビーなら15人のところを14人か、でもうちは3人のところを2人だ。)。「教室、大丈夫ですか。」と言われたので、「いなくてどうなるかではなく、どうするかだ。」と言った手前、その分、仕事はやらなくてはならない。機械の定期検査、試薬の管理、郵便局に行っての大量の手紙の送付のお願い。20年くらい前の話であるが、I教授が自ら実験する姿を見て、助手であった私(違う教室であるが)が、「先生、実験されるのですね。すごいですね。」と声をかけると、I教授の答えは、「暇だから、実験ができるんだ。」とおっしゃった。そういえば昨日も学生の実験の手伝いをしていた。うちの教室は、まだ大丈夫だ。

 

<2016年3月8日:酒井>

 

 

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