実践栄養学分野へようこそ

2012年10月3日

 

bunyaaisatu2017.jpg

 

 

 

実践栄養学分野は、昭和424月に徳島大学医学部栄養学科に開設された病態栄養学講座(現 臨床栄養学分野)と共に最も若い講座(今では分野と呼びますが)です。私の生まれた翌年であるので、今になってみれば何らかの縁があるのかも知れません。その間、初代佐藤登志郎教授、二代目手塚廣朋通教授、三代目岸野泰雄教授、四代目山本茂教授の舵取りによって教室の輝かしい歴史が作られてきており、平成19年からは酒井徹が教室を主宰しております。歴代教授の偉大な業績には及びませんが、先陣たちにひけをとらぬよう日々若い人と共に努力をしております。

 


 

 学部教育では、主として「公衆栄養学」と「給食経営栄養管理学」を担当しています。「公衆栄養学」とはどんな学問なのでしょう?簡単に言えば“人間集団の健康問題”に“栄養”がどのように関係しているかを明らかにして、その得られた結果を人々が健康でいられる栄養改善事業や栄養政策に活かすことを目的としています。では「給食経営栄養管理学」はどうでしょうか?皆さんのまわりで多数の食事を提供している施設はありますか?身近な施設としては学校給食、病院等が思い浮かぶ人が多いと思います。それらの施設はたくさんの食事を提供しているだけではなく、栄養学的および衛生学的に厳密な管理をしています。さらにコスト的な面も考慮され、おいしく、栄養バランスにすぐれ、安全であり、お手頃な値段で提供できるような食事を多数の方に提供することが目的です。他の栄養系実習と異なり、実習中に試験管を振ったりすることはありません。パソコンを用いた食事調査、献立作成、大量の食事を作ったりする実習を行っています。“食”といった観点からは、栄養学科でもっとも身近な教室かも知れません。

 


 

 研究はどうでしょうか?岸野泰雄教授の時代、私は大学院生でした。岸野教授は“栄養と免疫機能”を教室のテーマにしておりました。その流れというわけでもないのですが、当教室でも“栄養と免疫機能”の研究を行っております。また、徳島県特産品であるスダチ(わからない人もいるかもしれませんが)に含まれる成分に関しても研究を進め、抗肥満作用があることを見いだしました。加えて学内における共同研究として、付属病院糖尿病対策センターの船木真理教授と“徳島県における糖尿病コホート研究”を行っています。

 


 

 平成29年度からは、新たなメンバーとして中本(晶子)助教および第64回日本栄養改善学会学術総会の事務担当として卒業生の坪井さんが加わりました。

 

 教室員の数は減りましたが、お互いに弱みをカバーしながら一つのしっかりとした組織として教育・研究に邁進したいと思います。ご支援のほどお願いいたします。

 


 

 

 

<2017年4月10日 更新>