生体栄養学分野

2013年の年頭にあたり

 

 生体栄養学の教授を拝命し今年は6年目となります。奥村准教授がご栄転され、生体栄養学はまた新たな時代に入ります。そこで、初心にもどり、以下の吉田松陰先生の言葉を掲げ、新年を過ごしたいと思います。

「志を立ててもって万事の源となす。書を読みてもって聖賢の訓をかんがう。」 

(何事をするにも志がなければ、何にもなりません。だから、志を立てることが第一です。書物を読み、聖人・賢人の教えを参考に、自分の考えをまとめることが大切なのです。) 

 恥ずかし限りですが、50歳を過ぎ心の中に”楽をしたい”という気持ちが住みついておりました。雑務による忙しさにかまけ、学生の指導やJournal Clubをサボりがちでした。ノーベル賞をとられた山中先生は授賞式の直前にも論文を書き、授賞式後はもうノーベル賞の受賞は過去のことであると仰ってました。私ももう一度研究の原点に戻ります。論文を読みDataを学生とともに苦しみながら考えていこうと思いますそして、退職までに医学あるいは栄養学の教科書の片隅にでも残る研究を行いたいです。

 生体栄養学分野の皆さんもぜひ今年1年の志をたて、大きく羽ばたいてください。

今年もよろしくお願いします。

                                                                                                                      教授 二川健          

 

生体栄養学(旧栄養生理学)では、長年の蛋白質・アミノ酸栄養の研究の歴史を踏まえ、遺伝子から被験者の実験まで幅広い研究システムを備えており、ストレス応答の分子機構から長期宇宙空間での滞在に備えた宇宙食の開発など時代の先端を担う研究を行っています。

 

主要研究テーマ

  1. 廃用性筋萎縮の分子メカニズムとその治療法の開発
  2. 膜結合型プロテアーゼから見た骨格筋における重力感知機構の解明
  3. マクロファージの活性化を介したインスリン抵抗性発症メカニズムの解明
  4. 疲労耐性と長距離走行に適した持久筋形成のメカニズムの解明

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