鼻・副鼻腔疾患

2011年10月13日

慢性副鼻腔炎

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の治療は、近年大きく変わりました。まず、新しい薬が導入され、軽症の慢性副鼻腔炎では薬だけでも治るようになりました。 手術が必要な場合は、内視鏡を用いた手術が行われます。痛みや出血などはほとんどありません。内視鏡を用いた鼻内手術は、1985年頃より Endoscopic Sinus Surgery(ESS)として急速に普及してきました。

その普及に伴い、周辺機器の発達もめざましく鼻内用のマイクロデブリッターやKTPレーザー、超音波メスなど高性能の機器が開発されているため当科でも積極的にこれらの機器を取り入れています。


アレルギー性鼻炎

アレルギー外来では、花粉症やアレルギー性鼻炎を中心に、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)も含めた鼻・副鼻腔疾患の診療を行っています。

花粉症やアレルギー性鼻炎の診断では、血液検査(IgE抗体の検査)だけでなく、皮内反応により原因となる抗原(花粉)を調べています。また、花粉症やアレルギー性鼻炎の治療では、薬や点鼻薬による治療だけでなく、手術治療も行っています。

レーザー手術とは、鼻粘膜でアレルギー反応が起こりやすい下鼻甲介にレーザーを照射します。痛みはなく、出血もほとんどありません。


重症のアレルギー性鼻炎の患者さんには、内視鏡下に後鼻神経切断術を行っています。薬の効きにくい高度な鼻づまりに対しては、粘膜下下鼻甲介切除術や鼻中隔矯正術などの手術を内視鏡下に行っています