聴神経腫瘍

2011年10月13日

聴神経腫瘍は内耳道内の第8脳神経から発生する神経鞘腫で、聴神経腫瘍という名前がついていますがほとんどが前庭神経(めまいの神経)から発生していて蝸牛神経(聞こえの神経)から発生しているものは少ないといわれています。腫瘍が大きくなって小脳や脳幹を圧迫するようになるとそれぞれの神経症状が出現してきます。

 

症状は前庭神経由来であることが多い割には難聴・耳鳴といった蝸牛症状(聞こえの症状)が主で8割以上の患者さんがこのような訴えで受診されます。約4割にめまいが随伴したりめまいののみで発症することもあります。このような症状が初発として起こるため、時々突発性難聴と診断される場合も見られます。


検査

造影MRI検査にて造影される腫瘍が認められます。神経症状を調べるには聴力検査・平衡機能検査が必要です。治療前後で神経の機能を比較することも出来ます。

 

治療

聴神経の治療には主に手術療法、放射線療法(ガンマナイフ)と経過観察の三つの選択肢があります。治療は脳外科が専門になりますので聴神経腫瘍を認めた場合は脳外科への紹介となります。