メニエール病

2011年10月13日
メニエール病はめまいの病気として非常に有名ですが、めまいといえばメニエール病というように何でもメニエール病と診断されてきた傾向があります。

 

原因は内リンパ水腫であり、内耳の内リンパ腔といったところが水ぶくれになることによって発症するといわれています。

症状は反復する難聴や耳鳴などを伴う回転性めまいで、発作持続時間は1時間以上のものが半数以上です。また、20%程度は回転性めまいではなく浮 動性めまいを訴えられる人もいます。典型例では難聴・耳鳴・めまいが起こりますが、同様の原因で発症する関連疾患で難聴・耳鳴だけがおこる蝸牛型メニエー ル病、めまいだけがおこる前庭型メニエール病、高度難聴が先行し後からめまいがおこる遅発性内リンパ水腫なども関連疾患といわれています。


 

検査

聴力低下やめまい発作による眼振が見られるので、聴力検査・平衡機能検査は必須です。また内リンパ水腫を改善する薬を使用して聴力や前庭機能が変動するかどうかをみるグリセロールテストやフロセミドテストなどを行います。

 

治療

メニエール病はめまい発作を繰り返すことにより次第に難聴が進行することがあります。そのためメニエール病の治療の目的はめまい発作を制御して内耳障害の進行を防ぐことになります。

保存的治療としては内リンパ水腫を治療するため、利尿剤を使います。急速に難聴が進む場合にはステロイドを使うこともあります。

保存的治療によりめまい発作が抑制されない場合は外科的治療が適応となります。内リンパ水腫を改善するために内リンパ嚢開放術といった手術を行っています。また、めまい発作を抑えるためにゲンタマイシン鼓室内注入といった方法もあります。

ただ、メニエール病は一種のストレス病であり、保存的治療もしくは外科的治療を行うと同時にストレスの原因であるライフスタイルの改善を試みる必要があります。