法医学分野の概要

2011年10月14日

感覚運動系病態医学講座法医学分野の概要
教授 西村 明儒

感覚運動系病態医学講座法医学分野の概要を紹介します.

 

スタッフ

現在の教室のスタッフは,徳永逸夫 准教授,石上安希子 助教,技術補佐員1名と私の4名です(スタッフ情報参照).

 

学部教育

医学科カリキュラムは,チュートリアル教育,クリニカルクラークシィップを柱として編成されており,法医学の立場においても,医療事故,医師の職務規範,異状死体の問題と,学部教育で法医学として担うべき内容も多くなってきています.現在,医学科2年次生「医学入門・医と法」,3年次生「社会医学コース・法医学」,4年次生「医事法制」を担当しています.また,3年次生の「研究室配属」として学生を受け 入れています(授業概要参照).

 

研 究

研究については,「法医実務に還元できる研究」をモットーに取り組んでおります.法医中毒学と法医病理学の連携を基盤に,「濫用薬物の身体に及ぼす影響に関する研究」に取り組んでおります。濫用薬物による酸化的DNA傷害や造精機能障害に関する研究,海馬の神経細胞障害とその保護機構等について検討を行っています。また,統合失調症の剖検診断法の開発を目指した研究や大規模災害に関する調査研究にも取り組んでいます(研究概要参照).

 

実 務

法医実務を通して,地域社会への貢献を図ることは,「法医学」分野の大きな使命であり,実務は法医学の存在理由と考えております。法医実務につきましては,法医解剖(司法解剖,承諾解剖)数は,過去5年間で平成19年39体,平成20年48体,平成21年42体,平成22年76体,平成23年66体と推移しております。徳島県下における,いわゆる異状死・変死の件数も増加しており,私どもの検案件数もこれに伴い増加しております。